Zero 7 / Simple Thingsの鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(おススメアルバム)

Chill Out と Lounge
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このアルバム

こうした重くて少々憂鬱なダウンテンポというのは、たまに聴きたくなることがある。

それは、綺麗な夕日が見られる時であったり、清々しい風がながれる時であったりする。

ミスマッチな感じなのかもしれないが、この系統の音楽というのは、風景に溶け込むことができるので意外とマッチングしたりするのだ。

このアルバムは、こうした系統のアーティストの多くがそうであるように、想像以上に生な音の感じがする。そのため、音の硬さというのがとれて、丸みのあるものとなっている。

そして、音色にも少し古びた郷愁が漂う。こうした配慮が、アルバムの雰囲気というのが反映されている。

フランスのAirと比較されることが多いようだが、そもそもイギリスにはこうした音楽の土壌が根強く張っており、その影響の下にあると考えた方がいいような気がする。

それに、こうした「陰鬱な」音楽というのは、フランスよりもイギリスの方がはるかに似合う。

この「Simple Things」はZero 7のデビュー作。イギリスではプラチナ・セールスを記録し、ヨーロッパ全土にそのセールスが波及した。アメリカでもヒットを記録し、翌2002年のマーキュリー・アワーズでは「最優秀アルバム」にもノミネートされた。

チルアウトとして紹介されることもあるようだが、当たらずとも遠からずで、ちと方向性が違うと思う。まぁ、確かに、チルアウトには必要な系統の音楽だとは思うが、この系統の音楽はチルアウトにとっては一要素でしかない。

1曲目の男性ボーカルの怠い感じというのがいい。この曲は1960年代のバンドPedlessのカヴァーである。

2曲目のインストを挟んで、3曲目の女性ボーカルものがいい。全くの個人的な好みであるが、Trip Hopなどのダウンテンポには女性ボーカルがあうと思っている。しかも、この曲の女性ボーカルなら、何も言うことがない。この曲はIbiza the sunset sessionsにも収録。

4曲目で再度のインスト。5曲目が男性ボーカルで、6曲目がインスト。交互にやってくるこういう構成はとても好きである。飽きが来にくい。

8曲目がThe New Classic Chillout Album from Dusk till Dawnに収録。

私の音楽体験の中にLloyd Coleというアーティストがいる。ポップスというかロックというか、微妙なところにいる感じだが、その「Don’t Get Weird On Me Babe」というアルバムの雰囲気によく似ていて、懐かしさを感じた。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

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曲目

SimpleThings

Zero 7
2001
Album Title “Simple Things”
Label : Ultimate Dilemma

Zero 7

1. I Have Seen
2. Polaris
3. Destiny
4. Give It Away
5. Simple Things
6. Red Dust
7. Distractions
8. In The Waiting Line
9. Out Of Town
10. This World
11. Likufanele
12. End Theme
13. Salt Water Sound
14. Spinning
15. Monday Night

アルバムの評価

★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.4
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.4
Aランク:3曲目
Bランク:1曲目、4曲目、6曲目、8曲目、9曲目

Zero 7(ゼロ・セブン)プロフィール:
イギリス出身のSam Hardaker(サム・ハーデイカー)&Henry Binns(ヘンリー・ビンズ)からなるプロデュース・ユニット。通常はダウンテンポとされる。Mozez、Sia Furler、Tina Dico、Sophie Barker、Jose Gonzalezなどをフィーチャリングしている。
ダウンテンポということでフランスのAirと比較されることが多い。
デビュー前にアナログでリリースした2枚のEPが大きな話題を呼んだ。
2001年にアルバム「Simple Things」でデビュー。本国イギリスではプラチナ・セールスを記録し、ヨーロッパ全土でも売れ行きが良かった。アメリカでもヒットを記録。
2002年のマーキュリー・アワーズで最優秀アルバムにもノミネート。
2004年に、2nd「WHEN IT FALLS」をリリースしヒットを記録。
リミキサーとしても有名で、レディオヘッド、レニー・クラヴィッツ、N.E.R.D.などから、YNQ、Quasimoto、Herbert、ジム・オルーク、セルジュ・ゲンズブール、Da Lataに至るまで、ジャンルレスに手掛けている。

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