記事内に広告が含まれています

(映画)20世紀少年3 ぼくらの旗(2009年)の考察と感想とあらすじは?

この記事は約5分で読めます。

エンドロールが終わってからの10分で本当の「ともだち」の正体が明かされます。

「ともだち」の正体は半分当たって、半分は見当外れでした。

巨大ロボットに乗り込んでいた「ともだち」の正体は、まぁ、当たりました。

その後現れた「ともだち」も予想通りだったことは予想通りだったのですが、ラストの10分で本当の正体というところでは外れていました。

多くの人がそうだったのではないかと思います。

謎といえば、もう一つありました。

それは、第1章でフクベエと一緒に落ちた忍者ハットリ君のお面をかぶった人物の正体です。

まぁ、半分予想していた通りでした。半分というのは、二人のうちのどちらかだろうと思っていた片方だったということです。

残念なのは、第1章、第2章に比べて、今ひとつ禍々しさがなくなり、平凡なフューチャー・レトロ作品になってしまったところでしょうか。

シリーズ(時系列順)

  1. 20世紀少年 終わりの始まり
  2. 20世紀少年 最後の希望
  3. 20世紀少年 ぼくらの旗(本作)
スポンサーリンク

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

「ともだち暦3年」(西暦2017年)

世界は世界大統領として君臨する「ともだち」に支配されていた。

殺人ウィルスが蔓延し、東京は巨大な壁で分断され、行動は完全に制限されていた。

その東京では「ともだち」は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と声明を発表していた。

オッチョ

巨大な壁をよじ登る男がいる。オッチョだ。

東京に忍びこんだオッチョはカンナたちを探し求めた。そして探し当てたのは、神様と仁谷神父らであった。

オッチョは、秘密基地の仲間たちが「ともだち」の追っ手から逃れ、身を潜めながらそれぞれにレジスタンス活動を繰り広げていることを知る。

そして、ヨシツネ率いる「ゲンジ一派」からわかれたカンナは、ひときわ過激な「氷の女王一派」を組織し武装蜂起を計画していた。ユキジはカンナを心配しているが、その行動を阻止することができないでいる。オッチョはカンナに会いに向かった。

ケンヂの姉・キリコ

国民的歌手・春波夫と行動をともにするマルオはついにケンヂの姉・キリコの居所を突き止めた。

キリコはケロヨンと一緒におり、新たなワクチンを作っていた。ワクチンが「ともだち」のウィルスに効き目があるのかがわからない。そこでキリコは自ら実験台となりワクチンの効果を確かめようとしていた。

そんな中、関所にケンヂが現れた。いよいよ東京に向かってカンナに会いに行く。

捕まる

カンナとオッチョが捕まった。「ともだち」のいるところに連れて行かれた二人は、離ればなれとなる。

カンナは「ともだち」と会い、殺そうとするが、殺せなかった。

一方、オッチョはユキジとヤン坊・マー坊に助けられ脱出する。ヤン坊・マー坊は誘拐されていた敷島博士のところにオッチョを連れて行き、今度「ともだち」が画策している計画のすべてを明かした。

カンナは「ともだち」と会ったときに「ともだち」が話していたことを思い出して、コンサートを呼び掛けた。

呼びかけにはラジオから流れて東京の人々を勇気づけていた「ある歌手」が登場すると書かれている。

8月20日正午

「ともだち」は計画を始める。円盤から殺人ウィルスをまき散らし始めたのだ。そして、もうひとつ、巨大ロボットを動かし始めた。

このロボットを止めようと現れたのがケンヂだった。ロボットに乗り込んだケンヂはそこに「ともだち」の姿を見つける。

ついにロボットを止めることに成功したケンヂだが、ロボットに乗っていたのは偽物の「ともだち」だった。
そして、ついに本物の「ともだち」が目の前に現れた。その正体とは…。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。
スポンサーリンク

映画情報(題名・監督・俳優など)

20世紀少年3 ぼくらの旗
(2009年)

監督: 堤幸彦
原作: 浦沢直樹
主題歌: T・レックス 『20th Century Boy』

出演:
ケンヂ / 唐沢寿明
カンナ / 平愛梨
オッチョ / 豊川悦司
ユキジ / 常盤貴子
ヨシツネ / 香川照之
マルオ / 石塚英彦
モンちゃん / 宇梶剛士
ケロヨン / 宮迫博之
ドンキー / 生瀬勝久
ヤマネ / 小日向文世
フクベエ / 佐々木蔵之介
ケロヨン / 宮迫博之
ヤン坊・マー坊 / 佐野史郎
漫画家・角田 / 森山未來
蝶野 / 藤木直人
春波夫 / 古田新太
高須 / 小池栄子
小泉響子 / 木南晴夏
13番 / ARATA
仁谷神父 / 六平直政
ヤマさん / 光石研
タイマフィア・チャイポン / サーマート・セーンサンギアム
中国マフィア・王 / チェン・チャオロン
ジジババ / 研ナオコ
ケンヂ(子供時代) / 西山潤
ユキジ(子供時代) / 松元環季
マルオ(子供時代) / 安西壱哉
モンちゃん(子供時代) / 矢野太一
ヤン坊・マー坊(子供時代) / 山田清貴
フクベエ(子供時代) / 上原陸
オッチョ(子供時代) / 澤畠流星
ヨシツネ(子供時代) / 小倉史也
ドンキー(子供時代) / 吉井克斗
ケロヨン(子供時代) / 森山拓哉
コンチ(子供時代) / 清水歩輝
ケンヂ(中学時代) / 田辺修斗
万丈目胤舟 / 石橋蓮司
神様 / 中村嘉葎雄
キリコ / 黒木瞳
市原節子 / 竹内都子
ケンヂの同級生 / 石橋保
地球防衛軍 / 高嶋政伸
敷島教授 / 北村総一朗
高橋幸宏
神木隆之介

2009年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2009年公開の映画

(映画)ノウイング(2009年)の考察と感想とあらすじは?

旧約聖書の「創世記」に書かれている「ノアの方舟」をモチーフとした映画。希望があまり見えない映画で、一種の虚しさを感じさせる映画である。

(映画)カムイ外伝(2009年)の考察と感想とあらすじは?

「カムイ伝」は扱っているテーマが重く、社会思想が色濃く出ている。江戸時代の都市生活者である武家や町人といった者たちではなく、それ以外の人々を描いている点や、当時の社会風俗を上手く描いている点でも評価の高い作品である。

(映画)獄(ひとや)に咲く花(2009年)の考察と感想とあらすじは?

秀逸なのが、家族、弟子たちとの別れの晩の場面。「人には、それぞれふさわしい四季、春夏秋冬というものがある。今まさに四季が備わり、花を咲かせ、実をつけるその時が来たのだと思っている。」

(映画)シャッター アイランド(2009年)の考察と感想とあらすじは?

見ている映像が主人公の記憶なのか?幻想なのか?事実なのか?虚構なのか?様々なシチュエーションの映像が複雑に入り乱れ、見ている方を錯乱に陥れていく。

(映画)GOEMON(2009年)の考察と感想とあらすじは?

ゲームの信長の野望とロード・オブ・ザ・リングとスター・ウォーズを足して3で割ったような感じ。独特の映像は面白いが、CGなどはゲームの信長の野望を見ている感じだった。まぁ、そういう印象だった。

(映画)火天の城(2009年)の考察と感想とあらすじは?

築城わずか三年で焼失してしまったゆえに「幻の城」といわれる安土城。その建設秘話を書いた山本兼一氏の小説「火天の城」を映画化。安土城はその図面が残っていないがゆえに、どのような城だったのかが今なお不明な点が多い。

(映画)アバター(2009年)の考察と感想とあらすじは?

アバター(Avatar)の語源はサンスクリット語のアヴァターラにあるそうで、化身を意味する。つまりは「分身」である。「分身」であるのか「自身」であるのか...

(大河ドラマ)天地人の考察と感想とあらすじは?(主人公:直江兼続)
戦国時代から江戸時代前期にかけて活躍した直江兼続が主人公。あらすじ/ネタバレ/雑学ここから下はドラマのネタバレがあります第1回第1回の視聴率は良かったようだ。前年の「篤姫」の第1回と比べての話しである。そりゃそうだ。なにせ主人公を演じるのが...
(スペシャル大河ドラマ)坂の上の雲-第1部の考察と感想とあらすじは?
ここから下はドラマのネタバレがあります第1回いよいよ始まりました。明治時代の日露戦争を舞台にしたスペシャル大河ドラマです。原作がしっかりしていることもあり、期待通りの第1回でした。「坂の上の雲」という題名は「あとがき」書かれています。『のぼ...
(映画)第9地区(2009年)の考察と感想とあらすじは?

新しい発想のSF映画であるが、いかんせん後味が良くない...。従来のSFで描かれる異星人は、侵略者であるか、平和の大使、といったお決まりのパターンでしかなかった。

(映画)レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-(2009年)の考察と感想とあらすじは?

「赤壁の戦い」の「せ」の字も感じないままに、中途半端に終わった前作とは異なり、本作はまさに「赤壁の戦い」一色の映画となっている。...まぁ、当たり前と言えば当たり前。

(映画)トワイライト・サーガ2ニュームーン(2009年)の考察と感想とあらすじは?

シリーズ2作目。今回はヴァンパイアの宿敵である狼族が登場。これでこのシリーズの恋模様に関係する主要人物は出そろうことになる。10代の女性に人気があるというだけあって、突っ込みどころ満載の恋愛模様となるのだが、まぁ、そこはおいておいて...。

(映画)ハリー・ポッター6/ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009年)の考察と感想とあらすじは?

思春期を迎えたホグワーツ魔法学校の生徒たちは恋愛ムードで浮き立っている。ロン、ハーマイオニー、そしてハリーも。だが、最終決戦が近いことを知っているハリーはヴォルデモートの知られざる過去に迫る冒険に臨んだ。

(映画)シャーロック・ホームズ(2009年)の考察と感想とあらすじは?

知性よりも肉体派である。それはシャーロック・ホームズだけでなく、相棒のジョン・ワトソンもそうである。従来の人物像が「静的」であるとしたら、今回のは「動的」といえよう。

タイトルとURLをコピーしました