Traveler 3の鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(おススメアルバム)

1. Chill Out Lounge : 音楽
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このアルバム

“Traveler”の名に恥じない内容は相変わらずである。

1曲目:ビルボードマガジンで「キューバ音楽が陥ったブエナ・ビスタとう定型からの歓迎すべき突破口だ」と評されたデビュー・アルバム”レソス”から。オリジナルの曲をアレンジしたダブ・ミックスが本作収録。当然のことながら、ダブはキューバ音楽にあう。思うに、手法、方法論として最も可能性があるのもダブだと思う。

2曲目:ジーハン&カミエンと読む。オーストリア出身の2人組。曲はアルバム”Gran Riserva”から。ジーハン&カミエンはジャズ、ラテン、中東のストリングス系までと幅広い音の世界を繰り広げている。チルアウト系でもラウンジ系でも重宝されているアーティストの一人である。

3曲目:カザフスタン生まれのIrina Mikhailovaをフィーチャーすることにより、中央アジアの歌声に、中東の伝統的な音楽を混ぜ合わせている。中央アジアの”~タン”名のつく国は多くがトルコ系である。必然的に中東的な雰囲気が生まれる。イスラミック・ブレークビーツといったところか。

4曲目:チューリッヒのスキム・マガジンが「未来に開けた本物のインド音楽」と評している。インド人達による”本物”のトランスがここにある。かつてはこの手のトランスは多かったのだが、最近は聞かれなくなってきたような。そうそう、曲調はゴアです。

5曲目:オーホス・デ・ブルーホと読む。スペインのアーティストで、フラメンコ音楽を従来とは違う方向へと進化させようとしている。この曲も、バックにはフラメンコ・ギターの音色が聞こえるが、フロントに出ているのは、エスニックなラップとリズムである。

6曲目:アフリカンテイスト豊かな曲。穏やかで心地よい感じの緻密な中に、ソウルとパッションを感じる。悠久の大地を感じる一曲。

9曲目:カーシュ・カーレイはタブラ奏者。だが、曲調はロックのそれに近い。ロックテイストにタブラが乗っかるのだから面白い。カーシュ・カーレイはエイジアン・マッシブのリーダー的な存在でもある。上記でも書いているが、エイジアン・マッシブとは南アジア系のアーティストが中心となって、南アジアの伝統的な音楽とエレクトロ・ミュージックをミックスしたミクスチャー・ムーブメントを指す。

10曲目:カラハリ砂漠のブッシュマンの音楽は2万5千年に及び独自に進化してきた。その音楽を継承している曲である。
なお、限定版には、もう一枚CDがついている。本作に収録されている曲の別バージョンリミックスが収録されているのである。出来ることならオマケのついている限定版を入手したいところ。

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曲目

Traveler03
Six Degrees
“Traveler ’03”
2003
compiled by Robert Duskis

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artist / title
1 Bobi Cespedes / Rezos (Garry Hughes’ Bobi meets the Rocker’s Uptown Dub)
2 dZihan & Kamien / Stiff Jazz (The Richard Dorfmeister & Rodney Hunter Zundapp Dub)
3 Lumin / Izgrala
4 MIDIval PunditZ / Dark Escape
5 Ojos de Brujo / Quien Engana no Gana
6 Bob Holroyd / Rafiki (Rise Ashen Future-Tribal Mix)
7 Shrift / Airlock! (Original 12″ Mix)
8 Ben Neill / Bugfunk
9 Karsh Kale / GK2
10 Qwii Music Arts’ Trust Khoi San Music / Xlao Tshao (Bob Holroyd Mix)

アルバムの評価

★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.4
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.4
Aランク:-
Bランク:2曲目、3曲目、6曲目、10曲目

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