マスケティアーズ パリの四銃士 第6話「国王の母」の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

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感想/コメント

「鉄仮面」をモチーフにして、マリー・ド・メディシスを登場させた回です。

仮面の男は、実際にいた人物のようです。フランスで1703年までバスティーユ牢獄に収監されていた「ベールで顔を覆った囚人」がそれです。

正体については諸説あってわかりません。「囚人は常にマスクで顔を覆われ、副監獄長直々に丁重に扱われていた」という記録があるようです。

一方で、マリー・ド・メディシスは、フランス国王アンリ4世の2番目の王妃で、ルイ13世の母。
イタリア・フィレンツェの名門メディチ家出身です。

アンリ4世が狂信的カトリック教徒により暗殺されると、マリーは王位を継いだ息子ルイ13世の摂政となりました。

マリーはアンリ4世時代の宰相を罷免し、イタリア出身のアンクル元帥ことコンチーノ・コンチーニなる人物を補佐官として重用します。

当時のフランスは、カトリックとプロテスタントの融和する政策を行っていたのですが、マリーはカトリックをあからさまに擁護したため、ひずみが出始め、ルイ13世や有力貴族たちの不満を募らせます。

リシュリュー枢機卿が政治の舞台に登場し、ルイ13世の味方となると、ルイ13世はマリーをブロワ城に幽閉しました。

マリーはブロワ城を脱出し、次男オルレアン公ガストンと反乱軍を決起したが、国王軍に鎮圧されてしまいます。

リシュリュー枢機卿のとりなしでマリーはルイ13世と和解し王立議会の一員として政治に携わりましたが、リシュリュー枢機卿がルイ13世の宰相となって政治の実権を握ると、マリーはリシュリュー枢機卿の失脚を画策し始めます。

ですが、リシュリュー枢機卿によってマリーはフランスを追放され、ベルギーのブリュッセルに亡命することになります。最期の地はドイツのケルンでした。

「マスケティアーズ」シリーズ

シーズン1

  1. 敵か味方か
  2. 鮮やかなトリック
  3. 気に食わない任務
  4. 裏切り者
  5. 吹きだまりの帝王
  6. 国王の母 本作
  7. 魔女にされた伯爵
  8. 銃士隊と親衛隊
  9. 王妃の危機
  10. 皆は一人のために

シーズン2

  1. 危険な男
  2. 庶民になった国王
  3. 正義の反逆者
  4. 天使が見た悪夢
  5. 嘆きの領主
  6. 選べない選択
  7. 姫の秘め事
  8. 親父の真実
  9. 愛と憎しみの炎
  10. 愛に負け、愛に勝つ

シーズン3

  1. 戦利品
  2. パリの飢え
  3. 戦友
  4. 王室強盗
  5. シャトレ脱獄
  6. 最後の闘争
  7. 見掛け倒し
  8. 戦争捕虜
  9. 条約
  10. 戦いの行方

あらすじ/ストーリー

パリ郊外の村。母親と赤子のアンリを迎えに来たダルタニアンとアラミス。リシュリュー枢機卿に命じられたのだ。

教会に不審な男たちが訪ねてきて赤子のアンリの居場所を聞いた。そして、神父を殺害した。それを階段の下で隠れて見ている別の神父…。

ダルタニアンとアラミスが教会に入ると、神父が倒れているのを発見した。外から女性の悲鳴が聞こ、すぐに向かう二人。女性・アニスは助けたが、赤子のアンリのアンリがかごに入れられてさらわれてしまった。

隠れていた老神父はかばんを持って教会の外へ出て行った。

アラミスはダルタニアンに男を尾行するよう指示を出した。

アラミスはアニスと赤子のアンリを王宮に連れてくるよう命令されたと説明した。

アニスは、自分はフィリップ・ベルナールの正式な妻だと言った。フィリップ・ベルナールはすでにこの世にいない。

国王ルイ13世が狩りを楽しんでいるところに、ある女性がやってきた。トレヴィルがアトスから知らせを聞き、その姿を望遠鏡で確認し、銃士隊に国王を守るよう指示した。やってきた女性は、追放した国王の母・マリー・ド・メディシスだった。

ルイ13世は困惑した。戻ったら死刑だといったはずだったからだ。マリー・ド・メディシスは命を狙われているから、どうか助けてとすがりついた…。トレヴィルをはじめ、誰もその言葉に対して半信半疑だった。

マリー・ド・メディシスは王位を奪おうとして追放されたのだ。その当時のことを覚えているリシュリュー枢機卿、そしてトレヴィル隊長。

森の中を移動しているとき、一行が待ち伏せにあった。ポルトスが気づいて応戦した。マリー・ド・メディシスを警護しているヴァンサンが襲撃者の一人を捕まえたが、アトスの静止を聞かず喉を切って殺してしまった。

マリー・ド・メディシスの暗殺を誰が企てるのか?リシュリュー枢機卿とトレヴィルは考えた。

リシュリュー枢機卿は、赤子のアンリを迎えに行ったアラミスたちが戻ってきたら知らせるよう言ってトレヴィルと別れた。

そのトレヴィルにアトスとポルトスは待ち伏せの発砲は全部空砲だった報告した。マリー・ド・メディシスは本当に狙われたのか?

ルイ13世のもとに王妃のアンヌがマリー・ド・メディシスを連れて来た。王位の簒奪は、誤解だというマリー・ド・メディシス。幼いルイ13世に重荷を背負わせさせないためのもので、自分が摂政となり重荷を背負おうと思ったのだという…。

コンスタンスに預けられたアニス。

アニスはフィリップについてアラミスに話した。フィリップには幼い頃から障害があり、フィリップは生後すぐに捨てられた。村人はフィリップの障害は悪魔のせいだと信じていた。

彼の世話をすることになったアニスは、やがてフィリップに惹かれ、結婚した。そして、生まれたのがアンリだった。だが、フィリップは村人たちにめった打ちにされ、生きたまま焼き殺された。

アラミスは名誉にかけて赤子のアンリを取り戻すとアニスに言った。

コンスタンスは乳母として赤子のアンリがいると思われる建物に入っていった。そして、アンリの部屋にいた別の乳母からアンリを渡された。

リシュリュー枢機卿のところに、老神父がやってきた。それは、フィリップがルイ13世の弟であること、そして、その子・アンリは王位継承者であることが分かった。

リシュリュー枢機卿は、フィリップの結婚は有効なのかと老神父に尋ね、有効だと老神父は答えた。このことを誰かに話したのか。老神父は、リシュリュー枢機卿とアンリの祖母に話したと言った。マリー・ド・メディシスだ…。

リシュリュー枢機卿はトレヴィルに会い、赤子のアンリを確保したか聞いた。

赤子のアンリのいる建物へアトスら4人が突入した。アンリがアニスのもとに戻った。

リシュリュー枢機卿から話を聞いたトレヴィルは、マリー・ド・メディシスが再び王位簒奪を考えているのかと思った。

トレヴィルは宿舎で4人に赤子のアンリを枢機卿に引き渡すよう指示した。だが、アラミスは枢機卿にアンリを渡せば母子ともに殺されてしまうと訴えた。

アトスたちはアラミスとアニス母子がいないことに気づいた。

アラミスはアニスたちをスペインへ送るための手配をした。アラミスは、アンリと暮らしたいのならフランスを出て二度と戻ってくるなと忠告した。

ヴァンサンたちがアンリを探しに来た。アラミスから赤子のアンリを奪おうとヴァンサンたちが襲いかかってきた。もみ合いで赤子が川へ落ちてしまったた。

アニスは取り乱し、川へと飛び込もうとするが、それをアラミスが制止した。

リシュリュー枢機卿はアンリがなくなったことをマリー・ド・メディシスに伝えた。ヴァンサンが連れてこられ、それが事実であることをマリー・ド・メディシスは知った。王位簒奪はならなかった…。

アニスがフランスを去ろうとしている。それを見送るアラミス。

二人のもとにアトス、ポルトス、ダルタニアンに護衛されて、コンスタンスもやってきた。腕にはアンリが抱かれていた。アンリは川に落ちていなかった。

最初から安全なところにいたのだ。敵を欺くために、アニスをだましていたのだ。だが、無事に息子とあえたアニスは涙を流して喜んだ。

監督・俳優など

ダルタニアン/ルーク・パスカリーノ
アトス/トム・バーク
アラミス/サンティアゴ・カブレラ
ポルトス/ハワード・チャールズ
トレヴィル/ヒューゴ・スピアー
リシュリュー/ピーター・カパルディ
ミレディ/メイミー・マッコイ
コンスタンス/タムラ・カリ
ルイ13世/ライアン・ゲイジ
アンヌ王妃/アレクサンドラ・ダウリング

マリー・ド・メディシス/タラ・フィッツジェラルド
アニェス/エイミー・ナトール

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