感想/コメント
アレクサンドル・デュマの「三銃士」がベースのドラマです。イギリスBBCが制作しました。
タイトルは「The Musketeers」なので、銃士達ということになりますが、theがついているので、この場合は「あのデュマの銃士達」という意味になるでしょう。
ですので、三銃士でもいいし、四銃士でもいいのです。タイトルが示しているのは、ダルタニアン、アトス、アラミス、ポルトスの4人ということです。
三銃士でもいいのは、そもそもはダルタニアンが銃士になる物語なので、しばらく銃士ではないという状況が続くからです。四銃士でもいいというのは、やがてダルタニアンは銃士になるからです。
デュマの「三銃士」には続きがあり、「二十年後」「ブラジュロンヌ子爵」があります。一連をダルタニアン物語といわれますが、このドラマでは、さすがに「二十年後」「ブラジュロンヌ子爵」までを守備範囲はしていないでしょう。
よく知られた物語ですが、ドラマでどのようにしているのかが、楽しみです。
また、従来の三銃士は、銃士と名がつくものの、銃ではなく剣での戦いが多かったですが・・・さて、どうなっているでしょうか?
「マスケティアーズ」シリーズ
シーズン1
シーズン2
- 危険な男
- 庶民になった国王
- 正義の反逆者
- 天使が見た悪夢
- 嘆きの領主
- 選べない選択
- 姫の秘め事
- 親父の真実
- 愛と憎しみの炎
- 愛に負け、愛に勝つ
シーズン3
- 戦利品
- パリの飢え
- 戦友
- 王室強盗
- シャトレ脱獄
- 最後の闘争
- 見掛け倒し
- 戦争捕虜
- 条約
- 戦いの行方
あらすじ/ストーリー
1630年。ダルタニアンは父アレクサンドルとともにパリへ向かっていた。王に謁見するためだ。ダルタニアンはフランスの片田舎ガスコーニュ出身の貧乏貴族だ。
雨のため、宿泊していた宿を何者かが襲ってきた。銃士隊のアトスだ。悪いが、ポケットから金と宝石を出してもらおう。
父アレクサンドルが銃で撃たれて命を落とした。亡くなる直前、ダルタニアンに、銃士のアトスの名を告げた・・・。
パリの朝。アラミスがリシュリュー枢機卿の愛人アデルと会っているとき、予定よりも早く枢機卿がやってきた。
あわててアラミスは服を着て窓から外へ出た。アトスとポルトスがやってきて、壁にぶら下がっているアラミスを見上げた。
アトスらが銃士隊の本部に着いた。銃士隊長のトレヴィルに呼ばれ、アトスたちが枢機卿の親衛隊たちと決闘をしたという苦情が入ったと苦言を言う。
そして、トレヴィルはシャルトルに向かった銃士隊が戻ってこないので、調べるよう命じた。
ルイ13世の前で、リシュリュー枢機卿は銃士隊が各地で盗みなどを働いていると報告した。トレヴィルはそれを否定する。アンヌ王妃はトレヴィルの味方をした。
雪道。アトスらは馬で捜索をしていた。シャルトルに向かい、話を聞いたが、銃士隊が来ていないようだった。
ダルタニアンがパリに着いた。ダルタニアンが泊まっている宿に大柄な男と謎の女性ミレディが泊りに来た。この大柄な男とダルタニアンが決闘することになった。
その晩、ミレディと深い関係となったダルタニアン。ダルタニアンはミレディの首にある傷について尋ねた。ミレディは愛する人に殺されかけたと答えた。
翌朝、男が死んで発見された。ダルタニアンの枕に血とナイフがある。横にいるはずのミレディの姿がない。
人殺しに間違われたダルタニアンは逃げた。逃げる途中で出会ったのがコンスタンスだった。
ダルタニアンは銃士隊の兵舎に向かう。父の仇をとるためだ。全く身に覚えのないアトスだったが、直後、逮捕された。そして、王の前でさばきが言い渡された。殺人と強盗の罪で処刑だ。
ダルタニアンはコンスタンスに手当てを受けていた。そこへアラミスとポルトスが現れ、宿で襲ってきた人物の顔を見ればわかるかと聞いた。
ダルタニアンは顔は分からないが一人撃ったからまだ宿に遺体があるかもしれないと言った。3人はダルタニアンが泊まっていた宿に向かった。
そして3人は、行方不明となっていた銃士が殺されているのを発見する。アラミスとポルトスは遺体を確認して、銃士でないことがわかった。そして、ダルタニアンは1発撃っただけなのに弾痕は2発あることに気が付いた。
この一連の事件は何者かによって仕組まれたものだ。
牢獄にいるアトスのもとに神父がやってきた。懺悔だ。アトスは一人の女性を殺したと告白した…。
リシュリューをミレディが訪ねてた。リシュリューはなぜアトスを選んだのかを聞いた。ミレディは私事とだけ答えた。
ダルタニアン、アラミス、ポルトスは銃士達の遺体を発見したが、制服を着ていなかった。
ポルトスがスペインの通貨を発見した。パリでは珍しいスペインの通貨。ポルトスがこれを見たのは2回目だった。
リシュリューがルイ13世と話をしている。ルイ13世はスペインの義弟に手紙を送ったと言ったが、リシュリューに相談をすればよかったと後悔をみせた。
酒場。ポルトスはある親衛隊員を探していた。
別の場所に連れてこられた親衛隊員はアラミスとポルトスに自白を迫られた。その様子をダルタニアンが見ている。恐怖に親衛隊員は真犯人を自白した。
親衛隊長だ。彼の命令で国王の親書を奪いに行った。そして、ダルタニアンの父も殺した。親衛隊の詰所に殴りこむ3人。
処刑寸前のアトス。間一髪、釈放書が間に合った。
枢機卿の馬車。アデルが枢機卿によって処刑された…。そして、親衛隊員を訪ねた枢機卿は酒を注いだ。だが、それは毒の入った酒だった…。
教会。ミレディが懺悔していた。告解に対してなぜ神は応えてくれないのか、と問うミレディ。神父はお前が悪魔だからだと言った。ミレディは神父の首を絞めて、こう言い放った。自分が求めているのは復讐だ。
監督・俳優など
ダルタニアン/ルーク・パスカリーノ
アトス/トム・バーク
アラミス/サンティアゴ・カブレラ
ポルトス/ハワード・チャールズ
トレヴィル/ヒューゴ・スピアー
リシュリュー/ピーター・カパルディ
ミレディ/メイミー・マッコイ
コンスタンス/タムラ・カリ
ルイ13世/ライアン・ゲイジ
アンヌ王妃/アレクサンドラ・ダウリング
アレクサンドレ・ダルタニアン/オリヴァー・コットン
ゴーデー/フィリップ・ブローディー
アデル・ベセット/エミリー・ビーチャン