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(映画)ホビット3決戦のゆくえ(2014年)の考察と感想とあらすじは?

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「ホビット 決戦のゆくえ」の紹介です。「ホビット」3部作の第3作目です。

「ホビット」3部作の終わりでもあり、「ロード・オブ・ザ・リング」へのプロローグでもあります。

前作までが邪竜退治への話がメインでしたが、本作の後半では明確に「ロード・オブ・ザ・リング」への布石がちりばめられています。

最後、闇の森には戻らぬと語ったレゴラスに、父王スランドゥイルはこう言います。

「それなら、北へ向かうがいい、ストライカーという男を探せ。やがて彼の名前も分かるであろう」

Striderとは原作でいうところの「馳夫」です。そして、彼の名とは「アラゴルン」です。

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは前日譚となる「力の指輪」を入れると、次の時系列になります。

映画とドラマの時系列順

ホビットとロード・オブ・ザ・リングを理解するうえでジョーセフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」が参考になります。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。
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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

邪竜スマウグに襲われ、火に包まれる港町エスガロス。

暴れまわるスマウグに黒い矢を放ち、討ち取ったのはバルドだった。

バルドは家を失い傷ついた人々を励まし、暮らしに困るエスガロスの人々を引き連れてエレボールへ避難した。

エレボールを取り戻せたドワーフ族だったが、ドワーフの王子トーリンは「竜の病」に蝕まれつつあった。

黄金に目が眩み、強欲になり、宮殿を固く閉ざし、何びとの侵入も許さない。

バルドたちは「はなれ山」に向かった。

ホビットのビルボはトーリンのあまりの変わりように、ドワーフの秘宝「アーケン石」を彼に渡せずにいた。

はなれ山に避難したバルドたちは、食糧や水を欲していた。

そこへ現れたのはエルフ族の闇の森の王・スランドゥイルだった。

一方、ドル・グルドゥアで闇の手に落ちたガンダルフは危機一髪の所で、ガラドリエル、サルマン、エルロンドに助け出された。

オークの軍勢がエレボールへ向かっていることを 知らせに馬を走らせる。

エレボールではドワーフ族、エルフ族、人間との三つ巴の戦いが始まろうとしていた。

救援を求めるバルドら人間。エルフの秘宝を取り戻そうとする闇の森の王スランドゥイ。あくまでも財宝を守ろうとするトーリン。

ガンダルフは必死に彼らを説き伏せようとするが、聞き入れない。

そうしている中、トーリンの従兄弟くろがね山のダインが軍勢を率いて駆けつけ、エルフと人間軍とドワーフ軍の間で一触即発の事態となる。

突如、アゾク率いるオーク族が大ミミズの作った大穴から現れた。

冥王・サウロンのしわざだった。

一触即発状態だったドワーフ族とエルフ族と人間は、手を結び、協力してオーク族と戦い始めた。

三軍は共に闇の軍団に立ち向かうが、圧倒的な数の力で徐々に追い詰められていく。

城外での悲愴な戦いを目の当たりにしても、まだ引きこもり、欲望に目を曇らせるトーリンに、バーリンやドワーリンらは失望していく。

竜の病に侵されていたトーリンが目を覚ました。

王子としての自覚を取り戻したトーリンは仲間たちに告げる「信じてくれとは言わぬ……もう一度だけついて来てくれぬか?」

トーリンとアゾクの1対1の戦い。

戦いは両者を亡き者にした。だが、中つ国の戦いは終わり、平和が訪れた。

ビルボはドワーフ族たちに見送られ、故郷のホビット荘に戻った。

ビルボが帰宅すると、家が競売にかけられているところだった。

1年以上も留守にしていたため、死んだと思われていたのだった。

そして、60年後…。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

ホビット3決戦のゆくえ
(2014年)

監督:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン
脚本:フラン・ウォルシュ,フィリッパ・ボウエン,ピーター・ジャクソン,ギレルモ・デル・トロ
音楽:ハワード・ショア

出演:
ビルボ・バギンズ/マーティン・フリーマン
ガンダルフ/イアン・マッケラン
トーリン・オーケンシールド/リチャード・アーミティッジ
タウリエル/エヴァンジェリン・リリー
スランドゥイル/リー・ペイス
スバルド/ルーク・エヴァン
スマウグ/ベネディクト・カンバーバッチ
バーリン/ケン・ストット
ボフール/ジェームズ・ネスビット
くろがね山のダイン/ビリー・コノリー
キーリ/エイダン・ターナー
フィーリ/ディーン・オゴーマン
ドワーリン/グレアム・マクタヴィッシュ
湖の町の統領/スティーヴン・フライ
アルフリド/ライアン・ゲイジ
茶のラダガスト/シルヴェスター・マッコイ
グローイン/ピーター・ハンブルトン
オイン/ジョン・カレン
ドーリ/マーク・ハドロウ
ノーリ/ジェド・ブロフィー
ビフール/ウィリアム・キルシャー
ボンブール/スティーヴン・ハンター
オーリ/アダム・ブラウン
バイン/ジョン・ベル
アゾグ/マヌー・ベネット
ボルグ/ジョン・チュイ
ガラドリエル/ケイト・ブランシェット
老いたビルボ/イアン・ホルム
サルマン/クリストファー・リー
エルロンド卿/ヒューゴ・ウィーヴィング
レゴラス/オーランド・ブルーム

2014年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2014年公開の映画・ドラマ

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