「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」をみてきました。
C.S.ルイス(C.S.Lewis)原作による「ナルニア国物語」(The Chronicles of NARNIA)、全7巻のうち、第1巻の「ライオンと魔女」。
前半。ひたすら思っていた一言がありました。
「あぁ、ぶんなぐってやりてぇ…」
次男のエドマンドをです。ぶんなぐるより、こめかみの所をグリグリしてやった方がいいかもしれません。
…って、始めっから、乱暴な言葉でゴメンあそばせ♪
でも、こいつ(エドマンドです)のせいで、非常にイライラしながら見るはめになりました。
しかも、この部分が、長い長い(涙)。
てっきり、この第1話は導入で終わるんだなぁとぼんやり思ってしまったものです。
すると、あれよあれよの展開。
で、結末が…
「えっ!?…これで、いいのか?本当にいいのか? お前ら役目を果たしたか?ちゃんとしたのか???」
あれだったら、私にもなれちゃうかも…
相当なストーリー展開の厳しさを感じた映画でした。
原作を知らないので、何ともいえないのですが、「きっと、カットされているんですよね?ディレクターズカットなら、私の疑問を払拭してくれるんですよね?」
そう思ってしまった映画でした。
登場キャラの中で、救いなのは、末娘のルーシィ。
彼女の、無鉄砲さと、すきっ歯がチャーミングでした。
まぁ、これらは置いておき、CGは全体的に素晴らしかったです。特に主役クラスのアスラン。これは必見です。
音楽も、映画にマッチする音楽だったと思います。
酷いコメントの割に、評価は悪くしません。
というのも、これが続きものであるのを知っているから、次作への期待も込めているからです。
これが単発の物語だったなら、酷いコメントのとおりです。
そうそう、エンディングロールが流れても、そそくさと帰るのは控えましょう。
何故って?それは…おっと、これは本編で。
ナルニア国物語を理解するうえでジョーセフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」が参考になります。
シリーズ
- ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女 本作
- ナルニア国物語/第2章カスピアン王子の角笛
- ナルニア国物語/第3章アスラン王と魔法の島
あらすじ/ストーリー/ネタバレ
ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーのペベンシー兄妹は空襲から逃れるため、ロンドンから田舎のある学者先生のところに疎開した。
到着の翌日、ルーシーが隠れん坊をしようという。
4人は屋敷の中を走り回り、隠れん坊をする。
そして、ルーシーが隠れる場所を探しているうちにある部屋に入り込み、大きな衣装ダンスに隠れた。
ルーシーはその中に隠れるが、奥に進むうちに足が雪を踏むことに気がついた。
ルーシーは雪に覆われた森の中に立っていたのだ。
後ろを振り返れば,衣装だんすの入り口が見える。
好奇心にかられたルーシーは付近を歩き回る。
すると、街灯が見えてきた。
その時、何かの足音が聞こえた。
それは傘をさし、上半身は人間、下半身はヤギの生き物・フォーンであった。
ここは、ナルニア国。
もう、100年以上も雪に覆われた、春のない不思議な国だった。
この国を支配するのは白い魔女である。
ナルニアでの伝説はこう語る。
二人の「アダムの息子」と二人の「イブの娘」が「ケア・パラベル城の4つの王座」を満たすとき、白い魔女の支配は終わる…
映画情報(題名・監督・俳優など)
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
(2005年)
監督:アンドリュー・アダムソン
原作: C・S・ルイス
音楽: ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:
ピーター・ペベンシー/ウィリアム・モーズリー
スーザン・ペベンシー/アナ・ポップルウェル
エドマンド・ペベンシー/スキャンダー・ケインズ
ルーシー・ペベンシー/ジョージー・ヘンリー
白い魔女/ティルダ・スウィントン
タムナスさん/ジェームズ・マカヴォイ
カーク教授/ジム・ブロードベント
声の出演:
アスラン/リーアム・ニーソン
キツネ/ルパート・エヴェレット
シリーズ
- ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女 本作
- ナルニア国物語/第2章カスピアン王子の角笛
- ナルニア国物語/第3章アスラン王と魔法の島
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