この映画は完全版を見ないと意味がありません。
もし、劇場版は見ているけれど、完全版を見ていないのなら、完全版を見ることをお勧めします。
なぜなら、本作はパニック映画的な見方をされがちですが、本来はパニック映画ではないからです。
むしろ、異星人とのファーストコンタクト映画としてみた方が良い映画なのです。
パニック映画的な要素は最後の場面へ持っていくための前段でしかないのですが、その点を強調しすぎるきらいがあるように思います。
ジェームズ・キャメロン監督作品
- Xenogenesis (1978) 監督、脚本、製作
- 殺人魚フライングキラー (1981) 監督
- ターミネーター (1984) 監督、脚本
- エイリアン2 (1986) 監督、脚本
- アビス (1989) 監督、脚本 本作
- ターミネーター2 (1991) 監督、脚本、製作
- トゥルーライズ (1994) 監督、脚本、製作
- ターミネーター 2:3-D (1996) 監督、脚本
- タイタニック (1997) 監督、脚本、製作、編集
- ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密 (2003) 監督、製作、出演
- エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ (2005) 監督、製作、出演
- アバター (2009) 監督、脚本、製作、編集
あらすじ/ストーリー/ネタバレ
深海。
アメリカ海軍の原子力潜水艦が謎の物体に襲われた。至急の救助活動が必要である。
海軍が救助活動の基地として選んだのは、海底油田採掘用試作品住居「ディープコア」
バッド・ブリッグマンを始めとする9人のクルーのもとに、コフィ大尉が指揮する海軍のダイバー・チームと、ディープコアの設計者リンジーがやって来る。
バッドとリンジーは離婚間近の夫婦で、ふたりは事あるごとに対立していた。
救出活動の中、クルーのジャマーが巨大な光る物体を目撃し、ショックで昏倒してしまう。
リンジーも、その光を見た。
一方でコフィたちは原潜から何かを回収していた。
海上は嵐に襲われ、基地を結ぶ連絡ケーブルが切れてしまう。ケーブル破損の影響で、ディープコアは音信不通となった。
また、クルーに犠牲が出た。
被害状況を調べるために外に出たリンジーは、海溝から姿を現わしたあの光る物体と再び接触する。
バッドたちはその事を信じない。
コフィが原潜内から回収したものが核弾頭であることを知り激しく詰め寄る。
コフィは潜水病とストレスからの緊張感で狂気の世界に入り始めていた。
光る訪問者がディープコアにやってきた。
クルーとコミュニケーションをとり始めるが、コフィの狂気はエスカレートし、海溝で核弾頭を爆発させようとする。
その危機を救ったのは昏睡から醒めたジャマーで、バッドは潜水艇で海中に出たコフィを追ってリンジーと共に、必死の追撃戦を展開する。
激しい戦いの末に、コフィの艇は海溝に落ちてゆき、水圧で爆死した。
バッドとリンジーを乗せた艇も損傷が激しく、バッドが潜水ヘルメットをかぶってディープコアまで到着した後、溺れたリンジーを蘇生させた。
バッドは、海溝に落ちた核弾頭の起爆装置を解除するため、液体酸素で満たしたヘルメットと潜水服を着て、底知れぬ深淵へと潜ってゆく。
起爆装置のコードを切断することに成功するが、液体酸素はディープコアに戻るまでなかった…。
映画情報(題名・監督・俳優など)
アビス 完全版
(1989年)
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:
バッド・ブリッグマン/エド・ハリス
リンジー・ブリッグマン/メアリー・エリザベス・マストラントニオ
ハイラム・コフィ大尉/マイケル・ビーン
キャットフィッシュ/レオ・バーメスター
アラン・”ヒッピー”・カーンズ/トッド・グラフ
ジャマー/ジョン・ベッドフォード・ロイド
ソニー・ドーソン/J・C・クイン
リサ・”ワンナイト”・スタンディング/キンバリー・スコット
フィンラー/キャプテン・キッド・ブリューワー
バーンズ/マイケル・ビーチ
ドワイト・ペリー/ディック・ウォーロック
ウィルハイト/ジョージ・ロバート・クレック
ベンディックス/クリス・エリオット
シュニック/クリストファー・マーフィ
モンク少尉/アダム・ネルスン
ディマルコ准将/J・ケネス・キャンベル
大佐/ピーター・ラトレイ
ニュースキャスター/ジョー・ファーゴ