
(映画)オリエント急行殺人事件(2017年)の考察と感想とあらすじは?
原作はアガサ・クリスティによって1934年に発表された「Murder on the Orient Express」です。エルキュール・ポアロシリーズの映画化です。
2016年最高の映画だと思う。脚本も良く、音楽も良かった、俳優のキャスティングは素敵だったし、何よりも見ることで希望を感じる映画だった。「観てよかった」と思える映画だった。アカデミー賞作品賞の最有力候補だったが、残念なことに、栄冠に輝かなかった。ミュージカル映画の「主役」は音楽なので、オリジナル曲で勝負するということは極めて冒険である。
パラレルワールドということになっているが、どうやら、あちらの世界の方が何かとすすんでいるようである。動力源不明の「馬車」や、快適に飛行しているように見える飛行船...などなど。映像は綺麗だし、期待させる出だしである。
歴史ミステリーとアクションを兼ね備えた映画にちがいない!期待を胸に映画館に向かった。開始10分。一人の老婦人が席を立って映画館をあとにした。