
マスケティアーズ パリの四銃士 第10話「皆は一人のために」の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)
シーズン1の最終回。この回で王妃が懐妊する。歴史上、国王と不仲が長かったので、いきなりの懐妊にはルイ13世の種ではないとの噂が流れたそうだ。日本でいえば、淀殿が豊臣秀吉の子を身ごもった時の状況に似ているだろうか。
シーズン1の最終回。この回で王妃が懐妊する。歴史上、国王と不仲が長かったので、いきなりの懐妊にはルイ13世の種ではないとの噂が流れたそうだ。日本でいえば、淀殿が豊臣秀吉の子を身ごもった時の状況に似ているだろうか。
王妃・アンヌ・ドートリッシュが狙われた。そして、アラミスとの関係が一変するのが今回の概要。アンヌ・ドートリッシュとルイ13世とは必ずしも良好な関係ではなかったようだ。世継ぎのルイ14世を産むが、それまでは紆余曲折があったらしい。
この回で正式に銃士隊員となったダルタニアン。この回以降が「四銃士」となる。さて、コンスタンスから別れ話を持ち出されたダルタニアン。コンスタンスからいきなりの別れ話に釈然としないが、夫・ボナシューから脅され、やむなく別れる選択をしたコンスタンス。
ニノン・ド・ラロックのモデルはニノン・ド・ランクロ。ニノン・ド・ランクロは1620年生まれ。もともと貴族の出自だが、若いころ(15歳とも20歳とも言われているようだ)の時に孤児となる。美貌の上、頭も良かったようだ。
「鉄仮面」をモチーフにして、マリー・ド・メディシスを登場させた回。仮面の男は、実際にいた人物のようだ。フランスで1703年までバスティーユ牢獄に収監されていた「ベールで顔を覆った囚人」がそれである。
今回の主人公はポルトス。ポルトスの生まれ育った場所がスラム街の"Cour des miracles" "The Court of Miracles"「奇跡の街」「奇跡の宮廷」「奇跡の法廷」などと訳される。
5年間に起きた銃士隊の惨劇を題材にしている。今回の主人公はアラミス。アラミスは原作では、聖職者として生きることに憧れている知性派として描かれている。色男でもある。
第3話では二人の過去がわかる。アトスとポルトスだ。アトスの過去の方が色合いとして強く出ているので、この回はアトスの回である。彼が貴族であり、ミレディとの深い関係も明らかになる。
第1話でアトス、アラミス、ポルトスと知り合いになったダルタニアン。第2話ではすでに仲間のようになっている。銃士でないにもかかわらず、危険な任務を引き受けている。
アレクサンドル・デュマの「三銃士」がベースのドラマ。イギリスBBCが制作。タイトルは「The Musketeers」なので、銃士達ということになるが、theがついているので、この場合は「あのデュマの銃士達」という意味になるだろう。