記事内に広告が含まれています

Serve Chilled 2007の鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)

この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

このアルバム

正式なタイトルはServe Chilledのようですが、過去のタイトル等を考えるとややこしくなるので、ネットの情報を見た上で、2007を付けました。

驚いたのと、嬉しいのが、DISC2の1曲目です。

まさか、Solar StoneのSeven Cities (Ambient Dub)が収録されるとは思いませんでした。しかも、フルバージョンで入っています。

1999年の曲で、このジャンルの曲としてはクラシックの部類に入ります。ちなみに、Chill Out Lounge(本サイト)ではマキシシングルを最高評価しています。

是非聞いて貰いたい曲なのですが、事実上入手不可能な状態でした。それが、Hed Kandiという人気レーベルのコンピレーションに収録されることになり、入手しやすい状況になったのだから、喜ばずにいられません。Hed Kandiに拍手!!!!!

Chill Out LoungeでSolar StoneのSeven Cities (Ambient Dub)のマキシシングルを最高評価したのは、一つの理由がありました。

1990年代後半から2000年の頭まで、いわゆるエピックトランスやプログレッシブハウスが台頭した時期で、この時期にリリースされた曲は、極めてメロディラインが美しく、音色もクリアで綺麗なものが多かったのです。

メロディラインが美しいということもあって、この時期の曲はAmbient MixやDub Mix、もしくはSolar StoneのSeven CitiesのようにAmbient Dubといったりして、ダウンテンポへのリミックスもかなり行われていたのですが、ほとんど注目されませんでした。

そうした中にチルアウト向けの極上の曲が埋もれていたのです。そうした一例として、Solar StoneのSeven Cities (Ambient Dub)を取り上げました。

ですから、探し出せば、1990年代後半から2000年の頭までにリリースされたエピックトランスやプログレッシブハウスのリミックスの中には、とんでもなく美しいチルアウトがあります。

レーベルの人間はこうした曲を発掘するのも仕事の一つだと思います。頑張って探し出して欲しいです。当時のアナログを持っている人や、そうした曲を知っている人は情報をレーベルに流すのも手でしょう。

Disc1

2曲目:アコースティックな女性ボーカルもの。

3曲目:ダークな感じの男性ボーカルが渋くて良い。ギターの中南米っぽいところもイイ感じです。

5曲目:特徴的なものはないが、オーソドックスな感じのチル。

6曲目:もうちっとボーカルが控えめだと良いんですがねぇ。

7曲目:前の曲に比べると遙かに気怠く唄うボーカル。こういう感じの方がチルっぽくてイイよねぇ。

9曲目:トリップ・ホップほどの重さはないですが、ダウンテンポで気怠いところは似ています。きれいめの気怠さです。

10曲目:しつこいボーカルではないですが、しっかりしているボーカル。微妙な線引きだが、これくらいのボーカルだと曲も光ります。

12曲目:ボーカルの出だしが面白く処理されています。そのため、明るくキャッチーな曲となっています。Music For DreamsのLuftkastelletシリーズに収録されそうな可愛さも持ち合わせています。

13曲目:2007年の夏を代表する一曲となりそうです。アッパー系統のボーカルもの。近年良いボーカルものが少ない中、イイ感じの曲が登場した。Buddha Bar 9にも収録。

Disc2

1曲目:最初に書いているように、言うことなし!

2曲目:2001年の曲で、Ibizarreがミックスしています。2001年当時のいかにもIbizarreらしい音色が聞こえてきます。

3曲目:Buddha Bar 9にも収録。

4曲目:このコンピの中で何かが足りないなぁと思っていました。そう、中南米の香がしてこないのです。それに気がついたのはこの曲を聴いてからでした。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
スポンサーリンク

曲目

Serve Chilled 2007
2007
Serve Chilled 2007
Label:Hed Kandi
Tracks Selected by Jim Breese , Andy Warburton and Phil Faversham

DISC1
ARTIST / TITLE
1 Fish Go Deep Feat. Tracey K / The Cure & The Cause (Ambient Mix)
2 Sara Tavares / One Love
3 Ganga / Down But Up
4 Aim / Northwest
5 Groovecatcher / Intoxicated
6 Aural Float / Still Here
7 Goloka / Give Me Lovin (Mantra Mix)
8 Freemasons Feat. Siedah Garrett / Rain Down Love (After Hours Mix)
9 Cagedbaby / Little Man
10 Nayo / African Girl
11 Fous De La Mer / Watersong
12 Grandadbob /Hide Me (Al Usher Dance Mix)
13 Kenneth Bager Feat. Julee Cruise /Fragment Two…The First Picture
14 Cicada / Tricks

DISC2
ARTIST / TITLE
1 Solar Stone / Seven Cities (Ambient Dub)
2 Kings Of Tomorrow / Finally (Lenny Ibizarre Mix)
3 Koop / Koop Island Blues
4 No Logo / Party Animal
5 Mitchel & Dewbury Feat. Billie Godfrey / Love Is Flowing To Love
6 Yukijobo / Supernova
7 Stereo Mutants Feat. Jannae Jordan / I Wanna Go (Afterlife Remix)
8 Track N Field / All That Men Think About
9 Owusu & Hannibal / Lonnie’s Secret
10 Schmoov / Taking Me Over
11 Secret Stealth / Drive Me Crazy
12 Lovebirds / Modern Stalking
13 The London Heavy Disco Revue / Magic Sky (Riccione Mix)

アルバムの評価

★★★★★★☆☆☆☆
【評価の内訳】3.3
【構成・バランス】B=1.5
【飽きのこなさ】B=1.5
【曲の好み】Av.0.3
Aランク:
 Disc1:13曲目
 Disc2:1曲目
Bランク:
 Disc1:3曲目、5曲目、10曲目、12曲目
 Disc2:2曲目

タイトルとURLをコピーしました