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(映画)ロビン・フッド(2010年)の感想とあらすじは?

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感想/コメント

ロビン・フッド誕生を描いた映画です。

ロビン・フッドは中世イングランドの伝説上の義賊です。弓の名手で、イギリスのノッティンガムのシャーウッドの森に住むアウトロー(法の保護外の者)集団の首領とされます。

吟遊詩人によって広まりましたが、実在性については疑問があるようで、何人かの実在の人物の伝承が複合して形成された可能性が高いといいます。

それはそのはずで、時代によって、ロビン・フッドの出自や生きていたとされる時期が異なっているのですから。

初期においては、ノルマン・コンクエスト後に、ノルマン人に抵抗するサクソン人の非小作農民ヨーマンであったといいます。

その後、エドワード1世時代の設定では、ノルマン人に所領を奪われた貴族、義賊、マリアンとのロマンス、あるいは十字軍帰りなどの設定が加わったそうです。

16世紀以降になって獅子心王リチャード1世時代の人物として描かれるようになり、いわゆるアウトローの首領としてのイメージが固まったとされます。

この映画の舞台は 獅子心王リチャード1世からジョン王の時代。 獅子心王リチャード1世の十字軍帰りから始まります。ロビン・フッド物語の主要人物も登場します。

ですが、この映画では義賊になるまでの過程しか描かれていません。

映画も「ここからロビン・フッドの伝説が始まる」と出て終わります。

続編を作るつもりだったのでしょうか…。でしたら、映画タイトルを変えておくべきだったと思います。

よく知られるロビン・フッドの物語を見るのなら、ケビン・コスナー主演のロビン・フッド(1991年)がおススメ。

十字軍を舞台にしているのがオーランド・ブルーム主演のキングダム・オブ・ヘブン(2005年)

13世紀末スコットランドの独立と開放を目指して戦ったウィリアム・ウォレスの生涯を描いたのがブレイブハート(1995年)…メル・ギブソン主演

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

12世紀末。

弓の名手、ロビンは十字軍の兵士としてフランスで戦っていた。イングランドの獅子心王リチャード1世率いる十字軍遠征隊に参加していたのだ。

フランス軍との戦闘でリチャード王が落命して間もなく、仲間と共に部隊を離れたロビンは、リチャード王の王冠を持ち帰る使命を帯びた騎士ロバート・ロクスリーが闇討ちされる現場に遭遇する。

ロバートの遺言を聞き入れ、彼の父でノッティンガムの領主であるウォルターに剣を届ける役目を引き受ける。

瀕死のロバートから剣をノッティンガム領主である父ウォルターに届けて欲しいと頼まれたロビンは、彼になりすましてイングランドへと帰還。

王冠をリチャード王の母に返すと、ロクスリーとの約束を果たすべくノッティンガムへ向かった。

ノッティンガムでは、ロバートの妻マリアンが10年にわたって夫の留守を守っていた。

ウォルターはロビンに、ロバートの身代わりになってこの地に留まってほしいと提案した。

後継ぎのない領地は国に没収され、マリアンも住む場所を失ってしまうという。

ロビンはウォルターの提案を受け入れ、次第にマリアンはロビンに対して心を開いていく。

獅子心王リチャード1世の死により新王となったジョンだったが、フランスと通じていた腹心ゴドフリーの奸計により、民衆の反発を招き、内戦の危機を迎えてしまう。

そんなある日、ウォルターから、彼が万人の平等な権利を求める自由憲章に署名した貴族のひとりであることを知らされたロビンは、ウォルターの代理として、貴族たちの会合に参加する。

その席でロビンは「我々が求めているのは法に守られた自由だ」と自由憲章の理念を説き、ジョン王は自由憲章の発行を約束した。

貴族たちはイングランドの旗の下でフランス軍と戦うことに同意する。

ゴドフリーの一軍がノッティンガムに襲来していた。

ドーバー海峡ではフランス軍の大艦隊が攻撃を開始。イングランド連合軍が海岸線を埋め尽くす中、実践の指揮を執るロビンは、射手兵部隊を高台に配備。フランス軍めがけて矢の雨を降らせ、大きなダメージを与える。

映画情報(題名・監督・俳優など)

ロビン・フッド
(2010年)

監督:リドリー・スコット
音楽:マルク・ストライテンフェルト

出演:
ロビン・ロングストライド/ラッセル・クロウ
マリアン/ケイト・ブランシェット
ゴドフリー/マーク・ストロング
ウィリアム・マーシャル/ウィリアム・ハート
クック修道士/マーク・アディ
ジョン王/オスカー・アイザック
獅子心王リチャード1世/ダニー・ヒューストン
アリエノール・ダキテーヌ/アイリーン・アトキンス
リトル・ジョン/ケヴィン・デュランド
ウィル・スカーレット/スコット・グライムズ
アラン・ア・デイル/アラン・ドイル
イザベラ/レア・セドゥ
サー・ウォルター・ロクスリー/マックス・フォン・シドー

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