記事内に広告が含まれています

(映画)プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂(2010年)の考察と感想とあらすじは?

この記事は約3分で読めます。

舞台は神秘に満ちた古代ペルシャ。西欧から見ればオリエント(≒中東)は歴史的にも感覚的にももっとも身近な「異境」でしょう。

それは中国など東洋よりもよほど身近です。そこには一種の憧憬があるように思えます。

さて、製作は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマーです。

ファンタジー・アドベンチャーの旗手が放つこの作品、見ていて普通に楽しめる作品となっています。

私のように「考える映画は見ない」というポリシーに立つ人間にとっては、ごく単純に楽しめる内容です。

「父王殺しの濡れ衣を晴らす」「時間を操る時間の砂と、不思議な短剣」そして「裏切り者」。

結末は予測できるだけに、安心して見ることができます。

本作品はDisney+であれば常時見ることができます。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

史上空前の繁栄を極める古代ペルシャ。親のないスラムの少年ダスタンは、友人を救うための勇気ある行動が王の目に止まり、養子として王宮へ迎え入れられる。

それから15年。強大なペルシャ帝国の第3王子としてダスタンは「ペルシャのライオン」と呼ばれる若者に成長した。

自由奔放すぎるのが欠点だったが、ダスタンの勇気、英知、そして類いまれな身体能力は、王子の名にふさわしい彼の非凡さを証明していた。

運命は、ペルシャ軍による聖地アラムトへの攻撃だった。

「敵国へ武器を提供している」という未確認情報を元に、シャラマン王の腹心の弟ニザムと3人の王子はアラムトを制圧。

だが、王は聖地に対する弟と息子たちの暴挙に激怒し、武器供与の証拠を示すよう息子たちに迫る。

その夜、父王に贈ったアラムートの法衣に毒が塗られていたことから王が絶命、暗殺の容疑者となってしまう。

ダスタンの逃走を助けたのは、アラムトの王女タミナだった。

追手を逃れたダスタンは、王暗殺の汚名をそそぐため、真犯人を追求しようとする。

一方、タミナの目的は、ダスタンが戦利品としてアラムトで手に入れた、不思議な短剣にあった。時を戻し、過去を変え、世界をも支配する強大な力を得ることができる伝説の”時間の砂”を操る唯一無二の代物だったのだ。

聖地アラムトには秘密がある。どこかに聖なる神々の砂時計が隠されており、その中を流れる《時間の砂》を操る者は、時をさかのぼり、過去を自由に変えられるのだ。

タミナの使命は、この《時間の砂》を邪悪な者たちから守ること。それはタミナの一族が継承してきた神々との約束であった。

ペルシャ帝国軍と闇の暗殺者集団ハッサンシンに追われることとなったダスタンとタミーナは、父王殺しの真犯人と”時間の砂”を求め、過酷な冒険に旅立つ。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

映画情報(題名・監督・俳優など)

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
(2010年)

監督: マイク・ニューウェル
製作: ジェリー・ブラッカイマー
原作: ジョーダン・メクナー
映画原案: ジョーダン・メクナー
脚本: ボアズ・イェーキン、ダグ・ミロ、カルロ・バーナード
衣装デザイン: ペニー・ローズ
音楽: ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演:
ダスタン王 / ジェイク・ギレンホール
タミーナ王女 / ジェマ・アータートン
ニザム / ベン・キングズレー
シーク・アマール / アルフレッド・モリナ

2010年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2010年公開の映画・ドラマ

(映画)タイタンの戦い(2010年)の考察と感想とあらすじは?

1981年のリメイク。ギリシャ神話をベースにした映画。ペルセウスは半神の英雄。ゼウスとダナエの子で、アンドロメダと結婚した。子供の一人ペルセウス(ペルセース)はペルシア王家の祖とされる。

(ドラマ)SHERLOCK/シャーロック第2話 死を呼ぶ暗号 (シリーズ1第2話)の考察と感想とあらすじは?

恐怖の谷 "The Valley of Fear", 踊る人形 "The Adventure of the Dancing Men"を下敷きとしている。恐怖の谷では、数字が羅列された暗号文が登場する。また、踊る人形では換字式暗号が登場する。

(映画)花のあと(2010年)の考察と感想とあらすじは?
「花」というと、女性の青春を指すこともあります。女性の最も美しい年ごろを意味する「花盛り」という言葉もあります。題名の「花のあと」には、桜の季節の後、そして、女性の青春を終えた後、の両方の意味を含んでいます。
(映画)借りぐらしのアリエッティ(2010年)の考察と感想とあらすじは?
監督は宮崎駿ではないですが、全体感はやはり宮崎アニメです。映画のメッセージもやはりそうです。宮崎アニメは年月を経るごとにシンプルなものへと昇華しつつある気がします。初期の頃のように、目まぐるしくストーリーが展開されていくわけではなく、ただ淡...
(映画)ソーシャル・ネットワーク(2010年)の考察と感想とあらすじは?

数年で世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)へと急成長したFacebookの創業秘話を描く。物語は二つの訴訟を軸に、過去の話を織り交ぜて進む。

(映画)雷桜(2010年)の考察と感想とあらすじは?

最初に一言。原作と全然違うし、原作の方がはるかに面白い。原作のプロットを改編して見事にぶち壊した映画というのも珍しい。監督の意向なのか、プロデュース側の意向なのか、脚本能力が低いのか、はたまたその全てなのか。音楽もひどい...。

(大河ドラマ)龍馬伝の考察と感想とあらすじは?(主人公:坂本龍馬)
2010年の大河ドラマは「龍馬伝」2010年の大河ドラマが発表された。幕末の江戸時代を舞台に坂本龍馬の生涯を描く。脚本は「HERO」「ガリレオ」「CHANGE」などを手がける福田靖氏。三菱財閥の礎を築く岩崎弥太郎の視点から描いたオリジナル作...
(映画)英国王のスピーチ(2010年)の考察と感想とあらすじは?

2016年最高の映画だと思う。脚本も良く、音楽も良かった、俳優のキャスティングは素敵だったし、何よりも見ることで希望を感じる映画だった。「観てよかった」と思える映画だった。アカデミー賞作品賞の最有力候補だったが、残念なことに、栄冠に輝かなかった。ミュージカル映画の「主役」は音楽なので、オリジナル曲で勝負するということは極めて冒険である。

(映画)必死剣 鳥刺し(2010年)の考察と感想とあらすじは?
ほぼ原作通り。お見事です。「隠し剣」シリーズからの映画化です。「花のあと」に続く、豊川悦司主演の「必死剣鳥刺し」。この映画、殺陣を売りにしています。ラストの15分間に、今までにないくらい壮絶な殺陣を描き切ったと、自画自賛していますが・・・、まぁ、文字通り自画自賛でしかないです。
(ドラマ)SHERLOCK/シャーロック第3話 大いなるゲーム (シリーズ1第3話)の考察と感想とあらすじは?

ブルースパーティントン設計書 "The Adventure of the Bruce-Partington Plans"を下敷きにしている。この第3話でシャーロックの天敵・モリアーティが登場する。

(映画)武士の家計簿(2010年)の考察と感想とあらすじは?

不況にあえぐ現代日本を幕末の一家族の中に凝縮させたような映画である。その分、地味な映画。江戸時代後期から末期の幕末にかけ、諸藩はおろか中央政府たる幕府自身も困窮に喘いだ。

(映画)エアベンダー(2010年)の考察と感想とあらすじは?

米ニコロデオンの人気TVアニメ「アバター 伝説の少年アン」をM・ナイト・シャマラン監督が実写映画化。全部で3部作のようだが、果たしてすべてが公開できるのか...?

(映画)トワイライト・サーガ3エクリプス(2010年)の考察と感想とあらすじは?

シリーズ3作目。ベラとヴァンパイアのエドワード、オオカミ族のジェイコブの三角関係。とはいえ、ジェイコブのは片思いではあるが。

(映画)Railways 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年)の考察と感想とあらすじは?

ノスタルジックな映画である。誰しも幼いころに「なりたかったもの」があるだろう。それへの挑戦と、壊れかけていた家族との絆の再生、長いこと果たせないでいる親孝行、スローライフ...。

(映画)ロビン・フッド(2010年)の考察と感想とあらすじは?

ロビン・フッド誕生を描いた映画である。ロビン・フッドは中世イングランドの伝説上の義賊。弓の名手で、イギリスのノッティンガムのシャーウッドの森に住むアウトロー(法の保護外の者)集団の首領とされる。

(ドラマ)SHERLOCK/シャーロック第1話 ピンク色の研究 (シリーズ1第1話)の考察と感想とあらすじは?

緋色の研究 "A Study in Scarlet"を下敷きとしている。シャーロック・ホームズものだということはわかっていたが、見始めた時は、あれっ!?別物か?と思うくらい、イメージと異なっていた。

(映画)最後の忠臣蔵(2010年)の考察と感想とあらすじは?

忠臣蔵のもう一つのストーリー。それは、死ぬことをゆるされなかった二人の男に与えられた使命の物語である。二人の男の内、一人は物語の最初の時点で、その使命を全うする。それゆえに、必然的に主題はもう一人の男の使命に焦点があてられる。

(映画)ハリー・ポッター7-1/ハリー・ポッターと死の秘宝PART1(2010年)の考察と感想とあらすじは?

ハリー・ポッター・シリーズの第7弾前半。シリーズの最終章。最終章は2部構成となった。ヴォルデモートとの対決が軸となるが、ヴォルデモートを倒すためには「分霊箱」を破壊しなければならない。

(映画)踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!(2010年)の考察と感想とあらすじは?

今回のキャッチフレーズは「ヤツらを解放せよ!」だ。ヤツらとは一体誰のことなんだ?えぇ、あの意外な!...っていうふうにしたかったのだろうけど、全然流行らなかったねぇ。

(映画)悪人(2010年)の考察と感想とあらすじは?

芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーの映画化。キャッチコピーは次のとおり。「なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の"悪人"なのか?」

タイトルとURLをコピーしました