ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイの繰り広げる、2003年に公開され世界的に大ヒットしたアクション・アドベンチャーの続編です。
エンディングロールが終わっても席を立ってはいけません。「おわかり~~ぃ?」。
前作同様のお楽しみがあります。前作でこれに気がつかなかった人は再度見直しましょう。
相変わらずふざけているのか、まじめなのかが分からないジャック・スパロウですが、今回はそれなりに必死のようです。
ですが、そうした主人公の必死さとは裏腹にコメディ・テイストを忘れないのが、この作品のいいところです。
この作品だけでも充分楽しめるのですが、続きの3作目があるのを考えると、第3作と併せて一つの作品と考えた方がいいのかもしれません。
その準備的に、新しい登場人物たちも数多く登場しています。
幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)、ウィルの父親ビル・ターナー(ステラン・スカルスガルド)、いわくありげな野心家ベケット卿(トム・ホランダー)、ジャック・スパロウの元カノのティア・ダルマ(ナオミ・ハリス)など…。
フライング・ダッチマン号(Flying Dutchman)とは、さまよえるオランダ船という意味であり、イギリスに伝わる幽霊船です。
アフリカ大陸の喜望峰近海で、オランダ人船長が神に呪われ、船は幽霊船となり、船長はたった1人で最後の審判の日までさまよい続けることになったとされます…。
そして、前作から引き続きの登場人物。最後には意外な人物も再登場します。
こうしたキャラクターがどのような物語を作っていくのかが楽しみです。
余談ですが、第3作ではローリング・ストーンズのキース・リチャーズが出演するという話もあるようですが、どうなっているのでしょう?
余談ついでに、1作目ではウィル・ターナーを主人公として制作していたという話を聞いたことがあります。ですが、ジャック・スパロウのキャラにはかないませんね。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズはDisney+であれば常時見ることができます。
あらすじ/ストーリー/ネタバレ
呪われた不死の海賊バルボッサとの壮絶な闘いを乗り越え、ブラックパール号を奪い返した孤高の海賊、キャプテン・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。
ジャックは自由気ままな海賊暮らしを謳歌しているはずだった。ジャックの”北を指さない羅針盤”は、これまで彼が心から欲するものへと彼を導いてきたが、針は全く役に立たない。
そんなジャックが、トルコの監獄に潜入してまで盗み出したものは、何かの鍵の絵が描かれた布一枚のみ。それこそジャックにとって必要なものだった。
やがて、逃れられない宿命が立ちはだかる。ある晩、ジャックの前にウィルの父親、”靴ひものビル”ことビル・ターナー(ステラン・スカルスガルド)が突如現れる。
顔や首の一部が深海生物と化した彼は、船乗りなら誰もが恐れる幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)の使者としてやってきたと言う。
13年前にジャックはブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えに、船乗りたちが最も恐れる”深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズと「血の契約」を交わした。
その契約の刻限が迫っていたのだ。デイヴィ・ジョーンズの僕(しもべ)である”深海の魔物”クラーケンが、ブラックパール号もろともジャックを海底に引きずりこむのは、もはや時間の問題だった。
それでもジャックはその事態を打開するべく、命運を握るある鍵の行方を追い始める。
その頃、結婚式を挙げようとしていた鍛冶屋の青年ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)と総督の娘エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)は、ジャックを逃がした罪で投獄されるはめになっていた。
だが、ベケット卿(トム・ホランダー)との取引のよって、2人は再びジャックに会わなければならない宿命となる…。
映画情報(題名・監督・俳優など)
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
(2006年)
監督:ゴア・ヴァービンスキー
音楽:ハンス・ジマー
出演:
ジャック・スパロウ/ジョニー・デップ
ウィル・ターナー/オーランド・ブルーム
エリザベス・スワン/キーラ・ナイトレイ
デイヴィ・ジョーンズ/ビル・ナイ
“ブーツストラップ”・ビル・ターナー/ステラン・スカルスガルド
ノリントン/ジャック・ダヴェンポート
ギブス/ケヴィン・マクナリー
ティア・ダルマ/ナオミ・ハリス
スワン総督/ジョナサン・プライス
ラジェッティ/マッケンジー・クルック
ベケット卿/トム・ホランダー
ピンテル/リー・アレンバーグ
バルボッサ/ジェフリー・ラッシュ
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