言わずもがなの超豪華出演陣です。
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、キャサリン・ゼタジョーンズ、アンディ・ガルシア、ドン・シードル、ジュリア・ロバーツ…。
そうそうたる顔触れです。
舞台をラスベガスからヨーロッパのアムステルダム、モンテカルロ、コモ湖、ローマ、シチリア島と移動し、ちょっとした旅行気分を味わえる映画です。
感想/コメント
映画はドタバタ系の半分コメディタッチ。
微妙なところをつく笑いが大半で、爆笑を誘うようなシーンはないのですが、ニヤニヤしながら楽しめます。
エンターテインメント要素たっぷりの映画です。
今回の興業がよければ「オーシャンズ13」でも作る気なのでしょうか?
それとも13は縁起が悪いので、いきなり「オーシャンズ14」にでもするのでしょうか?
まだまだ、続編が作れそうです。
前作よりストーリーが複雑になっています。
一つには隠語や何気ないキーワードが散りばめられていることが原因かもしれません。
一回目では気がつかないようなこまかい仕掛けが施されていると考えればいいと思います。
つまり、二回、三回見ても楽しめるようになっているのですが、これが裏目に出ている感じです。
今回新たに登場するユーロポールのイザベル(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)には隠された過去があります。
その過去に関しては、早い段階で「こうなるんだろうなぁ」というのが推測できてしまうのがちょいと残念です。意外性がありませんでした。
意外だったのはナイト・フォックスことフランソワ・トゥルアー役のヴァンサン・カッセルです。優れた身体能力を遺憾なく発揮しましt。
個人レベルでの身体能力を考えるとオーシャンよりもナイト・フォックスの方が泥棒としては上であるのは間違いありません。
さて、オーシャンの仲間に軽業師の中国人がいますが、彼は中国語しか話せません。英語がしゃべれないのです。
でも、オーシャンを含めた仲間のみんなと意思の疎通ができています。
それも完璧にです。軽業師は中国語でしゃべって、オーシャンたちは英語で返事をするという不可思議な状況です。
きっとオーシャンたちはみんな中国帰りの中国語がペラペラの帰国子女なのでしょう。
この場面を見ている最中、「スター・ウォーズ」のチューバッカがずっと頭をよぎっていました。
きっと軽業師とオーシャンたちの関係は、チューバッカとハンソロの関係と同じなのでしょう。
シリーズ
あらすじ/ストーリー/ネタバレ
あれから数年後、ダニーはテスとの再婚を果たし、ラスティはホテル業界に参入していた。
仲間たちは手に入れた金で自由気ままな生活を送っていたのだ。
だが、オーシャンズ・イレブン(その言われ方に異議を唱える仲間もいるが…)にカジノから1億6千万ドルもの大金を奪われたベネディクトが復讐に乗り出した。
要求は一つ。私の金1億6千万ドルを2週間以内に返してもらおう。利子を付けてだ。さもなければ、オーシャン達の命はない。
急遽仲間を再び集めてベネディクトへ金を返せるかどうかを確認する。だが、ベネディクトへの返済は現時点では無理なのが判明した。仕事をするしかない。
ダニーたちは大金を求めてヨーロッパのアムステルダムへ飛ぶ。
厳重なセキュリティに守られた金持ちが持つ、世界最初の株券を狙うのだ。苦心の末に侵入を果たすものの、先客に盗まれた後だった。
ナイト・フォックス。ユーロポールが追う世界最高の泥棒だ。
そのナイト・フォックスが、オーシャン達を危機に陥れていたのだ。
彼は「世界一の強盗」の名誉をかけてオーシャン達に勝負を持ちかける。勝負の対象は「金の卵」を盗み出すこと。
期限はオーシャン達のベネディクトへの返済期限まで。舞台はローマへと移る。
その頃、ユーロポールの敏腕捜査官イザベルも追跡を始めていた。
映画情報(題名・監督・俳優など)
オーシャンズ12
(2004)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
製作総指揮:ブルース・バーマン、ジョージ・クルーニースーザン・イーキンス
脚本:ジョージ・ノルフィ
音楽:デヴィッド・ホームズ
出演:
ダニー・オーシャン/ジョージ・クルーニー
テス・オーシャン/ジュリア・ロバーツ
ラスティー・ライアン/ブラッド・ピット
イザベル/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ライナス・コールドウェル/マット・デイモン
テリー・ベネディクト/アンディ・ガルシア
バシャー・ター/ドン・チードル
フランク・カットン/バーニー・マック
バージル・マロイ/ケイシー・アフレック
ターク・マロイ/スコット・カーン
リビングストン・デル/エディ・ジェイミソン
イエン/シャオボー・クィン
ソール・ブルーム/カール・ライナー
ルーベン・ティシュコフ/エリオット・グールド
フランソワ・トゥルアー/ヴァンサン・カッセル
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