映画「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

02. ファンタジー
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感想/コメント

絶滅した日本オオカミ。
そのオオカミと人間のハーフ。
人間として生きていくのか、オオカミとして生きていくのか。

テーマは「親子」ということであるが、自然との共生もテーマの一つなのだろう。

さて、前半の舞台となるのは国立市の街並み。移住先の田舎は富山県の里山をモデルとしている。

国立市が人間の世界を代表し、里山が自然を代表しているわけではないが、全体の中で見ると、そうした見方もできるのかもしれない。

この映画の際立つところは、不可思議な状況をひたすら淡々と描ききっているところではないかと思う。

それは、まるで日常を切り取っているかのような描き方であり、不可思議な設定にもかかわらず、奇をてらったところが一切ない。

そのため、見終わった後の印象というか、感想というか、そうしたものが極めてフラットなものになった。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

大学生の花は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。
ある日、彼は花に重大なことを告白した。

それは、彼が人間の姿で暮らす「おおかみおとこ」だということだ。だが、花の気持ちが変わることはなかった。

一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな命が生まれる。
雪の日に生まれた姉は「雪」、雨の日に生まれた弟は「雨」と名づけられた。
雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。

生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、「おおかみこども」だった。
そのことを隠しながら、家族4人は都会の片隅でひっそりと暮らし始める。

つつましくも幸せな毎日。
永遠に続くと思われた日々は、父である彼の死によって突然奪われてしまった―――

取り残された花は、打ちひしがれながらも「2人をちゃんと育てる」と心に誓う。

子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、都会の人の目を離れて、厳しくも豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決意した。

花が選んだのは、山奥にある築100年のおんぼろ古民家。
雪はすぐに気に入ったが、内気な雨は馴染めない。

子供たちを見守りながら、花は廃屋のような家の修繕に取りかかった。

横では雪と雨が、人間とおおかみの姿を自在に変化させながら駆け回る。
花の奮闘によって古民家は少しずつ輝きを取り戻し、3人の新しい生活の場となっていった。

彼が残したわずかな貯金に頼る生活には不安もあった。

花は自給自足の生活を試みる。
自家菜園の本を借りて独学で畑を耕すが、種苗は実を結ばず枯れていくばかり。

失敗を繰り返す花のもとに、里に住む韮崎という老爺がやって来て、ぶっきらぼうながらも花に畑の指導を始めた。
花の家には里の人たちが折々にたずねてくるようになった。畑の野菜も、韮崎の指導のおかげで順調に育ち始める。

人目を避けて引っ越してきたはずが、いつの間にか里の人たちにお世話になっている。
花は人の繋がりの不思議さと感謝の気持ちを感じていた。

雨は山に入ることを好むようになり、一匹の狐を「先生」と呼んで、彼から山で生きる術を学んでいく。

雪の通う小学校に草平という転校生がやってきた。
雪は草平に「獣臭い」と指摘され、自分の正体の発覚を恐れて彼を避けるようになる。

自分を避ける理由がわからない草平は雪に詰め寄った。そして、思わず彼を狼の爪で傷つけてしまう…。

大雨の日。
親が迎えに来なかった雪と草平は学校で二人きりになり、雪は草平に自分が「おおかみこども」であることを告白する。
草平はわかっていた。そして、今までずっと黙っていたのだった。

雨は、怪我をして先が長くない「先生」の代わりに山で生きていくことを決意し山に入る。

雨を追って山に入った花は、豪雨の中で雨を探し続けるが、足を滑らせて谷に落ちてしまう。

雨に助けられ、意識を取り戻した花は、山へ戻ろうとする狼の姿の雨を呼び止めるが、雨は走って崖を登っていき、頂で大きく吠えて消えていった。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

Ookamikodomo

おおかみこどもの雨と雪
(2012年)

監督:細田守
原作:細田守
脚本:細田守、奥寺佐渡子
音楽:高木正勝

声の出演:
花/宮崎あおい
彼/大沢たかお
雪(少女期)/黒木華
雨(少年期)/西井幸人
雪(幼年期)/大野百花
雨(幼年期)/加部亜門
草平の母/林原めぐみ
細川/中村正
山岡/大木民夫
韮崎のおばさん/片岡富枝
草平/平岡拓真
田辺先生/染谷将太
土肥の奥さん/谷村美月
堀田の奥さん/麻生久美子
韮崎/菅原文太

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