映画「スター・ウォーズ2 クローンの攻撃」(2002年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

04. SF,IF戦記,スチームパンク,レトロフューチャー
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感想/コメント

前作の復習をかねて

エピソード1より10年後。スター・ウォーズでは有名な「クローン戦争」の始まりを描いた作品。

ダース・ベイダーになるアナキン・スカイウォーカーは青年に成長し、パドメとの禁じられた愛を描く。(ジェダイは基本的に恋愛、結婚を認められていない。)この愛があってこそ、エピソード4からエピソード6の第2世代の物語へとつながるのである。

スター・ウォーズ・シリーズはスカイウォーカー一族のサーガである。同時に、ジェダイの興亡史でもあり、砂漠の星タトゥイーンの物語でもある。

スカイウォーカー一族のサーガの最初の主人公であるアナキン・スカイウォーカーは実に不思議である。

というのは、エピソード1でも書いたが、彼の父親については一切語られないからである。その代わり、かれがフォースに均衡をもたらす選ばれし者とされ、さながら、フォースから生まれたかのように表現されている。

アナキンの出生というのは、キリスト教のイエスの誕生と同じである。もしかしたら、そうした所にヒントを得ているのかもしれない。彼が生まれ育った場所が、砂漠の星であるというのも、何かしら暗示的ですらある。

エピソード2を見て、こうも考えられるのではないかと思った。

予言には、フォースに均衡がもたらされるとき、ダークサイドが増大するとされている。ダークサイドの力を増大させるために、そうしたフォースを持つものを敢えて誕生させたのではないか。

ヨーダを越えるフォースを持つのはアナキンだけであるが、それはジェダイのライトサイドでの話しであり、ダークサイドのシスにはダース・シディアス卿というフォースが計り知れない者がいる。

フォースの力は遺伝によるものだとされているのだから、もしかしたら、このダース・シディアス卿がアナキンの父親なのかもしれない。

そう思ったのだが、となると、エピソード6の結末には、別の意味合いも加わってくることになる。

映画シリーズ(時系列)

スター・ウォーズ(=スカイウォーカー・サーガ)のおすすめの見る順番は次の通り。つまり、順番通り。

千の顔をもつ英雄」で分析されたように、サーガは3段階を経る。ミクロの視点での初代アナキン・スカイウォーカーの3段階、2代目ルークとレイアの3段階、3代目レイとカイロ・レンの3段階、そして、マクロの視点ではスカイウォーカー一族としての3段階。

生物進化の物語か…

エピソード1~3とエピソード4~6とで、登場する宇宙人や惑星の風景に違いがある。

エピソード1~3では、海だけの星や草木が生い茂っていない、なんとなく太古の世界を思わせる風景がよく登場する。

登場する宇宙人も、ヌルっと粘膜いっぱいのナメクジっぽいし…。ナメクジじゃないとしても、両生類な感じだ。グンガンの住んでいるのが水の中だし…。

対して、エピソード4~6では、ジャングルの星や、毛むくじゃらの宇宙人が登場するが、太古からは脱却したが、有史以前こ古代という雰囲気だ。

なんとなく、生物の進化を暗示しているようにも思える。そう考えると、エピソード1~3で、大量に生み出されるクローンは、アメーバの増殖のように見えてきた。

ジェダイ誕生のスピンオフ希望

そもそも、共和国の守護神とされるジェダイとは一体何者なのだろうか?

その誕生も、そして組織としての成立時期も語られない。

そして、ジェダイの表裏一体の関係にあるライトサイドとダークサイド(シスを含む)との戦いというのも、どのような歴史を経てきたのだろうか?

伝説のジェダイを題材にしたスピンオフを誰かが作ってくれないだろうか。それも、3部作で!

雑談

メイス・ウィンドゥのライトセイバーが紫色なのは、サミュエル・L・ジャクソンの個人的要望によるものだそうだ。

カットされているが、C-3POが完成される場面があったらしい。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

オープニング・クロール

遠い昔、遥か彼方の銀河系…

銀河元老院に暗雲が立ち込めていた。数千の恒星系が、共和国を離れる意向を宣言したのだ。

この分離独立運動は、ドゥークー伯爵という謎の指導者の指導の下で行われた。限られたジェダイの騎士が、銀河の平和と秩序を維持するのは、困難になっていた。

元老院議員のナブーの元女王アミダラは、ジェダイの支援軍隊設立の是非を問う票決に参加すべく、銀河元老院に向かっていた…。

パドメ暗殺未遂

パドメ・アミダラ議員を乗せた船がコルサント星に到着した。船が着陸した直後に爆破された。乗員全員が死亡する。だが、乗っていたのはアミダラの影武者の侍女・コーデだった。

アミダラは警備隊長のグレガー・タイフォに連れられ、元老院へと向かった。

パルパティーン最高議長とジェダイ評議会が会談を行っていた。共和国から離脱を表明する勢力が後を絶たない。事態は想像以上に深刻だ。

そこへアミダラを筆頭とする忠誠派議員団が現われ、アミダラは直感で暗殺未遂の首謀者がドゥークー伯爵ではないかと告げる。

ドゥークーはクワイ=ガン・ジンの師であり、偉大なジェダイ・マスターである。ジェダイ評議員たちはドゥークーの潔白を信じていた。

だが、アミダラが襲われた事実があることから、パルパティーンの進言を受け入れ、ジェダイ評議会はオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーを彼女の護衛につけることにした。

アナキンとパドメの再会

パドメの宿舎で、オビ=ワンとアナキンは10年ぶりに彼女との再会を果たした。ジャー・ジャー・ビンクスもいた。

アナキンは10年間パドメを想い続けてきていた。一方のパドメは冷静だった。その態度にアナキンは不満だった。

アミダラの暗殺を企てたのは女賞金稼ぎザム・ウェゼルと賞金稼ぎジャンゴ・フェットだった。

ジャンゴ・フェットは本当の依頼主を慎重に隠すため、ザム・ウェゼルに仕事を与えたのだ。そして、猛毒を持つ生物クーハンを与え、アミダラを襲撃させた。

オビ=ワンがアナキンに個人的な恋愛感情を禁じたジェダイの掟を説いていたときだった。寝静まったパドメの部屋に二人は異質な気配を感じ取った。

アナキンが2体のクーハンを切断して対峙した。同時に、オビ=ワンが窓を破り暗殺用のドロイドにしがみついて、犯人を追い始めた。アナキンもスピーダーでオビ=ワンとドロイドを追いかけた。

ザム・ウェゼルは暗殺に失敗して、さらに追いかけられていることを認識すると、全力で逃げた。ナイトクラブに逃げ込んで、反撃を試みるが、オビ=ワンにつかまる。

ザム・ウェゼルの口を割ろうとするが、毒矢によって殺されてしまう。手がかりは毒矢だ。

オビ=ワンとアナキンのそれぞれの任務

ジェダイ評議会のヨーダとメイス・ウィンドゥは、オビ=ワンに賞金稼ぎの捜索を、アナキンにはアミダラの護衛を命じた。アナキンにとっては初めての単独任務だ。

オビ=ワンは己の才能に傲慢になっているパダワンのアナキンに一抹の不安を感じていた。だが、メイス・ウィンドゥはアナキンが予言の選ばれし者であるなら、弟子を信頼するよう諭した。

アナキンとパドメは目立たぬよう難民を装ってナブーへと発った。

オビ=ワンはザム・ウェゼルが残した毒矢について情報を得るために、デクスター・ジェッスターのダイナをたずねた。

デクスターは毒矢がカミーノのものであることを教えた。カミーノは優秀なクローンを作ることで知られている。

オビ=ワンはジェダイ公文書館でカミーノの情報を検索する。だが、何も見つからない。ヨーダに相談し、何者かが消し去った可能性が浮かび上がった。

オビ=ワンはヨーダの助言に従い、カミーノがあるとされる位置へ飛んだ。

その頃の難民船。アナキンとパドメの距離が縮まっていた。ナブーに着き、首都シードで新女王のジャミラとの謁見が終わると、二人は安全な湖畔に身を寄せた。

一時の平穏の中、アナキンとパドメは愛し合うようになる。

惑星カミーノ

オビ=ワンが惑星カミーノについた。水にすべてが覆われ、雷と嵐の世界。

オビ=ワンは思いがけない歓迎を受けた。ジェダイの訪問を何年も待っていたというのだ。

カミーノの首相ラマ・スーは、注文どおり、共和国の兵士となる20万のクローン・トルーパーを完成させていた。追加分の100万も完成間近だいう。

首相は注文したのは、ジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスだという。だが、彼は10年前に死んでいる。

オビ=ワンはクローン軍を視察した。そして、遺伝子提供者が賞金稼ぎジャンゴ・フェットであることを教えられた。オビ=ワンはジャンゴに面会を求めた。

賞金稼ぎジャンゴ・フェットはジェダイの訪問に驚いたが、質問をうまくはぐらかした。

面会が終わると、ジャンゴ・フェットは自分の完全なクローン、ボバ・フェットと共にカミーノからの逃走を準備した。

オビ=ワンはすぐに事実をコルサントのジェダイ評議会に報告した。ジェダイ評議会はジャンゴ・フェットを捕らえるよう命じた。

<この頃には、映画に映し出される風景というのは殺伐としたものが多くなっている。緑は消え、無機質な金属の風景や、人の住めなそうな風景ばかりが映し出される。日の明るい時間帯というのも少なくなり、さながら、世の中が闇に覆われていく様子が映し出される。>

母・シミの行方

予言には、フォースに均衡がもたらされるとき、ダークサイドが増大するとされている。

クローン軍の存在を察知できなかったヨーダとメイスは、フォースがシスの暗雲に覆われていると考えた。

その頃、ナブーでパドメの護衛についていたアナキンが悪夢を見ていた。夢の中にタトゥイーンに残したt母シミ・スカイウォーカーが現れ、苦しんでいたのだ。

パドメの護衛があるため、パドメのそばを離れられないが、パドメと一緒なら問題がない。アナキンとパドメはタトゥイーンへと向かった。

二人はトイダリアンのワトーの店を訪れた。ワトーはジェダイになったアナキンを見て驚いた。既にシミは他人に売られていなかった。

アナキンは母を買い取り、再婚したというクリーグ・ラーズ、その息子オーウェン、そしてオーウェンの婚約者ベルー・ホワイトサンと会った。C-3POとも再会を果たした。

だが、母・シミはいなかった。タスケン・レイダーたちに連れ去られたという。アナキンはオーウェンのバイクを借り、砂漠へ母を捜しに出た。

惑星ジオノーシス

カミーノではジャンゴ・フェットが逃げるところだった。オビ=ワンは捕まえようとするが、激しい戦いのあげく逃げられてしまう。オビ=ワンはようやくのことで追跡装置を取り付けた。

オビ=ワンがジャンゴ・フェットを追いかけていくと、辺境の惑星ジオノーシスにたどり着いた。そこには無数の通商連合の貨物船団が停泊していた。そして、大規模な製造工場では無数のバトル・ドロイドが作られていた。

オビ=ワンが目にしたのは、ヌート・ガンレイ総督ら分離主義勢力と、ドゥークー伯爵の姿だった。

彼らは独立星系連合として、大量生産したドロイド軍で、共和国とジェダイに対抗することを確認していた。

大規模な戦争が間近になっていた…。

母・シミの死

アナキンはタスケンのキャンプでシミを発見した。シミは10年ぶりの再会を喜んだが、すぐに息を引き取った。

アナキンの怒りはすさまじく、タスケンを皆殺しにした。このときのフォースはコルサントにまで届き、ヨーダとメイスに恐ろしい警告を告げた。

アナキンは母を抱いてラーズ家の農場に戻った。パドメはアナキンをなぐさめ、シミの葬儀が行われた。

オビ=ワンから連絡が入った。ジオノーシスからの報告をコルサントに中継してほしいというものだ。

オビ=ワンはジェダイ評議会と元老院議員たちに事実を伝えた。その直後にドロイドに発見され、捕らえられてしまう。

ジャー・ジャー・ビンクスの演説

非常事態に、元老院議員の間で議論が紛糾した。だが、これ以上の議論をしている猶予はない。マス・アメダ副議長はパルパティーン最高議長に非常時特権を与えるべきだと提案した。

議会で絶大な信頼を持つパドメ・アミダラ議員ならこのような動議が提出できる。だが、彼女はコルサントにいない。

彼女の代理のジャー・ジャー・ビンクスが演説を行い、パルパティーンへの支持を訴える。

議会の満場一致によりパルパティーン議長に非常時特権が与えられた。そして早速クローン軍を正式採用し分離主義勢力の打倒を宣言する。

ジェダイの救出

ジェダイ評議会もメイス・ウィンドゥがオビ=ワン救出のためにジオノーシスへに向かい、ヨーダがクローン軍を受け取るべく、カミーノへと向かった。

タトゥイーンに留まるよう命じられたアナキンも、パドメとR2-D2、C-3POを連れてオビ=ワン救出のためにジオノーシスへ向かった。

捕らわれの身となったオビ=ワンの前にドゥークー伯爵が現れた。

ドゥークー伯爵は腐敗した共和国がダース・シディアス卿によって牛耳られていることをオビ=ワンに告げた。

そして、10年前の通商連合によるナブー侵略にはシスの後ろ盾があったことや、ドゥークー伯爵が共和国を裏切ったのもシスを倒すためであると言った。

ドゥークー伯爵はオビ=ワンを仲間に誘った。だが、オビ=ワンは拒否した。

アナキンたちが到着した。ドロイド製造工場へと侵入するが、捕らえられてしまう。

アナキンとパドメがスパイ容疑で処刑されそうになった。このとき、パドメはアナキンへの愛を告白した。

オビ=ワンとアナキン、パドメが処刑闘技場へと運ばれた。猛獣たちが襲い掛かる。

見物しているのは、ドゥークー伯爵、ジオノーシスの大公ポグル・ザ・レッサー、通商連合のヌート・ガンレイ総督、副官ルーン・ハーコ、ジャンゴ・フェットとボバ・フェットらだった。

ジオノーシスの戦い

捕らわれたアナキンとパドメを救い出すためにメイス・ウィンドゥら200人のジェダイが闘技場になだれ込んだ。

何千体ものバトル・ドロイドとジェダイの戦いが始まった。

メイス・ウィンドゥはジャンゴ・フェットを倒すが、この戦いの中で、歴史上類を見ないほどの数のジェダイが死んだ。

残りわずかとなったジェダイ。ドゥークー伯爵が降伏を迫っているとき、救援に来たのがヨーダだった。

ジェダイ率いるクローン軍とドロイド軍との全面戦争へ突入する。

ドゥークー伯爵も司令室へと引き上げる。ボバ・フェットはひっそりとジャンゴ・フェットの亡骸にすがっていた…。

分離主義勢力の指導者たちはクローン軍の出現に動揺していた。ヌート・ガンレイ総督はジオノーシスから撤退する。

ドロイド軍の敗北が決定的になった。ジオノーシスの大公ポグル・ザ・レッサーも軍を撤退させた。

彼はこのとき、密かに開発を進めていた最終兵器の設計図を、共和国の手に落ちる前にドゥークー伯爵に託す。それは想像を絶する大きさと破壊力を誇る宇宙要塞兵器だ。

ドゥークー伯爵は設計図をコルサントにいる自分のマスターへ届けるべく、ドックへと急いだ。

アナキンとオビ=ワンはドゥークー伯爵を追った。その中で、パドメが砂漠に転落する。助けようとするアナキン。任務が優先だとオビ=ワンは言う。

アナキンとオビ=ワンはドゥークー伯爵に追いついた。フォースのダーク・サイドを受け入れたドゥークー伯爵は強かった。アナキンをフォース・ライトニングで失神させ、オビ=ワンも倒す。

アナキンが立ち上がるものの、右腕を切られてしまう。

そこへ姿を現したのはマスター・ヨーダだ。ヨーダとドゥークー伯爵の対決が始まった。ドゥークー伯爵はフォースで巨大な支柱を倒し、動けないオビ=ワンとアナキンを襲った。ヨーダが二人を助けに入ったところで、逃げおせた。

クローン大戦の始まり

コルサントの工場にドゥークー伯爵の船が到着した。

ダース・シディアスが待っていた。

ドゥークー伯爵はダーク・サイドに堕ちていた。シスのダース・ティラナスとなっていたのだ。

彼はマスターに戦争が始まったことを告げた。

ヨーダはドゥークー伯爵がダーク・サイドに堕ちたことに強い懸念を抱いていた。

そして、無数のクローン・トルーパーが分離主義勢力の惑星へ向けて出撃を開始していた。クローン大戦が始まった。

ナブーの湖畔ではアナキンとパドメがC-3POとR2-D2に見守られて極秘の挙式を挙げていた…。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

StarWars2

スター・ウォーズ2/クローンの攻撃
(2002年)

製作総指揮、監督: ジョージ・ルーカス
脚本: ジョナサン・ヘイルズ、ジョージ・ルーカス
音楽: ジョン・ウィリアムズ

出演:
オビ=ワン・ケノービ / ユアン・マクレガー
パドメ・アミダラ / ナタリー・ポートマン
アナキン・スカイウォーカー /ヘイデン・クリステンセン
パルパティーン最高議長 / イアン・マクディアミッド
シミ・スカイウォーカー / ペルニラ・アウグスト
C-3PO / アンソニー・ダニエルズ
メイス・ウインドゥ / サミュエル・L・ジャクソン
ドゥークー伯爵 / クリストファー・リー
ベイル・オーガナ / ジミー・スミッツ
R2-D2 / ケニー・ベイカー
ジャンゴ・フェット / テムエラ・モリソン
ボバ・フェット / ダニエル・ローガン
クリーグ・ラーズ / ジャック・トンプソン
シオ・ビブル / オリヴァー・フォード・デイヴィス
ドルメ / ローズ・バーン
ジャー・ジャー・ビンクス / アーメッド・ベスト
ヨーダ / フランク・オズ

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