映画「劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス」(2002年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

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感想/コメント

劇場版第5弾

劇場版第5弾です。

無印編の5弾目で、無印編の最後の作品となります。

海の都

舞台となるアルトマーレ島はイタリアのヴェネツィアをモデルとしています。

ヴェネツィアはイタリアの北東部にあります。街の周囲を完全に海で囲まれ、街中を水路(海水)が張り巡らされているので、往来にゴンドラ(小舟)を使います。町には車はありません。というより車が通れるようなスペースがありません。

歴史は古く、5世紀のゲルマン人の侵入から逃げた人々が、干潟であったこの地に居を構えたのが始まりとされます。

干潟のため足場が悪く、敵も近づけなかったらこの地を選んだと言われています。

近年、地盤沈下で街そのものが水没の危機に瀕しており、高潮などの際には、サンマルコ広場が水没することがままあります。

表記の関係でベネチア、ベニスとも書かれることがあります。

歴史的に地中海の覇権を競った程の隆盛を誇っていました。そのため「アドリア海の女王」の別名がある街です。

街の特徴である水路から「水の都」、街並みの美しさから「アドリア海の真珠」とも呼ばれています。

とはいえ、水路の海水は濁っており、きれいではありません。

音楽

ヴェネツィアをモデルとしているためでしょうか、アコーディオン奏者のcobaを起用しています。

このアコーディオンの音色の音楽が、ポケモンの世界観に新たなアクセントをつけている感じがします。

ひと夏のバカンスを過ごしたかのような感じです。

あらすじ/ストーリー

伝説

昔々。アルトマーレ島に、老夫婦が住んでいた。

ある日、二人は海岸で幼い兄妹が怪我しているのを見つけた。兄妹は老夫婦の看護のおかげで良くなっていった。

突如、怪物が島を攻めてきた。すると、老夫婦の目の前で兄妹の姿が変わっていった。二人はむげんポケモン、ラティオスとラティアスだったのだ。

二匹は仲間を呼び寄せ、怪物たちを追い払った。その時に島を救ったのが「こころのしずく」という宝石だった。

島に平和が戻り、ラティオスとラティアスは、しばしば島に立ち寄るようになった。

水の都アルトマーレ

ポケモンマスターを目指し旅を続けるサトシ達は、水の都と呼ばれる美しい街アルトマーレにやってきた。

アルトマーレでは水上レースが開催されており、サトシとカスミは水上レース大会に出場した。

トレーナーが乗るボートをポケモンが引っ張っり、一番早く目的地に辿り着けるかを競うレースだ。

サトシはワニノコと共にレースに挑戦したが、突如何かに引っ張られるようにスピードを上げ、コースを外れて失格になってしまう。

謎の少女

レースを終えたサトシが街を観光していると、一人の少女がポケモンに襲われているところに遭遇した。

サトシとピカチュウは少女を助け出したが、少女はすぐにいなくなってしまった。

カスミとタケシと合流したサトシは、博物館で再び少女と出会った。だが、少女は怪訝な顔をする。サトシを見おぼえがないのだ。

すると、少女が去った方向とは別から、少女が再び現れた。少女はまるでサトシとピカチュウを案内するかのように、先に進んで行く。

少女を追いかけると、彼女は真っ暗な影の先へと入って行く。意を決して少女を追ったサトシは、不思議な庭園へと辿り着いた。

その庭には、美しい花が咲き誇り、野生のポケモンも暮らしていた。

サトシとピカチュウが庭園を歩いていると、突然姿の見えない何者かに襲われた。

少女がサトシたちの前に立ち、サトシたちをかばった。すると見えない何者かは攻撃をやめ、姿を表した。

ラティアスとラティオス

騒ぎを聞きつけてやってきたのは、なんと目の前の少女と同じ姿をした少女・カノンと、カノンの祖父・ボンゴレだった。

サトシたちをかばった少女は、ポケモンのラティアスがカノンに変身した姿だったのだ。そして襲ってきたのが、ラティアスの兄・ラティオスだった。

ラティオスとラティアスは、昔アルトマーレ島を救ったとされる伝説のポケモンだ。

サトシは、博物館の案内もしているボンゴレから「こころのしずく」の伝承を聞いた。カノンとボンゴレはこの地に伝わる宝石「こころのしずく」の守人を務める一族で、庭園はラティアスたちの憩いの場だった。

ザンナーとリオン

刑務所に捕らえられていたザンナーとリオンの姉妹が、こころのしずくをねらって脱獄して、アルトマーレに潜入していた。

姉妹は、ボンゴレとカノンを捕まえ、2人を助けようとラティオスが挑むが逆に捕まってしまう。

ラティアスはラティオスに命じられて、その場から逃げ出し、サトシのもとへ助けを求めに来た。

しかし、助けに行くサトシの前に2匹の化石ポケモンが立ちはだかった。リオンがこころのしずくの力で、化石ポケモンを2体復活させたのだ。

こころのしずく

カスミとタケシがタケシを助け、ラティアスと一緒に水上ボートを使ってカレン達の元へと駆けつけた。そして、ラティオスを捉えていた機械を破壊し、ラティオスを助け出すことに成功する。

しかし、ザンナーはこころのしずくが諦めきれない。こころのしずくのエネルギーで世界征服を狙ったリオンとは異なり、ザンナーはただ宝石が欲しいだけだったのだ。ザンナーがこころのしずくに触れた瞬間、消えてしまった。

こころのしずくが消えた瞬間、機械が暴走し始めた。

そして、アルトマーレに巨大な津波が近づいてきていた。ラティアスとラティオスは、サトシ達の静止を聞かず、津波へ向かっていった。

街を救う

ラティアスとラティオスは津波を鎮めた。

サトシ達は空に向かって伸びる1本の青い光を目にした。

サトシ達は急いで船でラティアスたちを探しに海へとでた。そして、海に漂うラティアスを見つけ出した。だが、ラティオスが見つからない。

すると、突然ラティアスが「ゆめうつし」を使い始めた。ラティオスは、自分の命と引き換えにアルトマーレを守ったのだった。そして、「ゆめうつし」が終わると、カノンの手のひらに、こころのしずくが乗っていた。

別れ

サトシ達は、ボンゴレに別れを告げ、アルトマーレを去ろうとしていた。

追いかけてくるカノンに気がついたサトシは、船に止まってもらった。カノンは、何も言わずにサトシにスケッチを渡し、キスをして去っていった。スケッチにはピカチュウとサトシが描かれていた。

そのカノンが本物のカノンか、それともラティアスの変身した姿かはサトシ達には分からなかった。

映画情報(題名・監督・俳優など)

劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス
(2002)

監督 / 湯山邦彦
アニメーション監修 / 小田部羊一
演出 / 井硲清高,越智浩仁,鈴木輪流郎,浅田裕二
絵コンテ / 湯山邦彦,毛利和昭,長濱博史
エグゼクティブプロデューサー / 久保雅一,川口孝司
プロデューサー / 吉川兆二,松迫由香子,盛武源
アニメーションプロデューサー / 奥野敏聡,神田修吉
原案 / 田尻智
脚本 / 園田英樹
キャラクター原案 / 杉森建
キャラクター設定 / 増田順一,松島賢二,西野弘二
キャラクターデザイン / 一石小百合,松原徳弘,玉川明洋
総作画監督 / 玉川明洋
CGI監督 / 鹿住朗生
美術監督 / 金村勝義
撮影監督 / 白井久男
編集 / 辺見俊夫
音響監督 / 三間雅文
音楽 / 宮崎慎二,coba
スーパーバイザー / 石原恒和
オープニングテーマ曲 / たなかひろかず

ナレーション / 石塚運昇

声の出演
サトシ / 松本梨香
ピカチュウ / 大谷育江
カスミ / 飯塚雅弓
タケシ / 上田祐司
ムサシ/ラティオス / 林原めぐみ
コジロウ / 三木眞一郎
ニャース / 犬山犬子
トゲピー / こおろぎさとみ
ワニノコ / 西村ちなみ
エーフィ / かないみか
アリアドス / 坂口侯一
プテラ / 小西克幸
カノン / 折笠富美子
ラティアス / 江原正士
ザンナー / 神田うの
リオン / 釈由美子
ボンゴレ / グッチ裕三
ロッシ / 山寺宏一
アナウンサー / 広川太一郎

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