映画「アレキサンダー」(2004年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

01. 歴史映画やスペクタクル映画
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感想/コメント

とにかく長く感じる映画である。3時間弱と、時間的に確かに長いのだが、それ以上に長く感じる。

この映画は語り手としてプトレマイオス(アンソニー・ホプキンス)の回想録という形で始まり、終わる形式をとっている。この設定自体が悪いのかもしれない。

オリバー・ストーンはアレキサンダーをどのように表現したかったのか。

少なくとも伝説の大王として扱ってはいない。一人の青年として、その苦悩と野望を赤裸々に描こうとしているように見える。

それは、母から逃げるようにして東へと軍を進めるアレキサンダーであり、父の栄光を追い求めるアレキサンダーでもある。

そして、ヘファイスティオンとの友情を越えた愛以外の、男女の愛を終生知らずに死んでいくアレキサンダーでもある。

その反面、語り手のプトレマイオスには、アレキサンダーは伝説の英雄達を越えた英雄になったと語らせている。半分神格化したような表現もとっているのである。

一体どちらのアレキサンダーを描きたかったのだろうか。

歴史的には、アレキサンダーは2300年前に、20歳の若さで一国の頂点に立ち、世界征服を果たし、32歳の若さで死んだマケドニアの大王である。あまりにも昔のことであるため、謎が多い大王である。

なら、一層のこと伝説の人物のように扱って描いた方が良かったのかもしれない。逆説的だが、謎の多い人物は、謎のあるまま描いた方が、一層リアルになると思う。下手に人間性を持たせて映像化すると、こういう映画になる。

評価は200億円という金をかけた壮大な映像の数々に対するものが含まれている。やはり、映像は豪華である。この分だけ評価を上げた。

少し前の時代のギリシアを描いた作品に300(スリーハンドレッド)(2007年)がある。革新的な映像で話題になった。

アレキサンダー大王のような神話かつ英雄譚を理解するうえでジョーセフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」が参考になる。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

プトレマイオスは回想する。かつての主君、アレキサンダーを。

紀元前356年、マケドニア王フィリッポス(ヴァル・キルマー)とその妃オリンピアス(アンジェリーナ・ジョリー)の間に誕生したアレキサンダー(コリン・ファレル)。

両親の仲は悪かった。母・オリンピアスはおのれの野心・野望を息子のアレキサンダーに託すようにアレキサンダーを育てた。

オリンピアスはことあるごとに、フィリッポスをあしざまに罵る。だが、アレキサンダーは父を尊敬していた。

アレキサンダーが20歳になった年、フィリッポスが何者かの陰謀により暗殺された。

王位を継いだアレキサンダーは、父王の意志を継ぎ西アジアとエジプトを制覇し、宿敵ペルシアと戦う。アレキサンダーの率いる軍隊はわずか数万。対するペルシャは兵で圧倒的であった。

ペルシャ帝国軍と激突した歴史的大戦・ガウガメラの戦いにアレキサンダーは勝ち、ペルシャの首都バビロンを手に入れる。

アレキサンダーは更に東進する。インドへ侵攻したアレキサンダーだが、この遠征は想像以上に過酷なものであった。臣下や友人はアレキサンダーに不平・不満を漏らすようになっていた。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

ALEXANDER

Alexander
アレキサンダー
2004

配役/出演:
アレキサンダー/コリン・ファレル
オリンピアス/アンジェリーナ・ジョリー
フィリポス/ヴァル・キルマー
ロクサネ/ロザリオ・ドーソン
ヘファイスティオン:ジャレッド・レト
カッサンドロス/ジョナサン・リース・マイヤーズ
プトレマイオス/アンソニー・ホプキンス

監督・脚本 : オリバー・ストーン
原案 : オリバー・ストーン、レータ・カログリディス
音楽 : ヴァンゲリス
撮影 : ロドリゴ・プリエト
美術 : ジャン・ロールフ
衣装 : ジェニー・ビーヴァン

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