映画「清須会議」(2013年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

時代劇映画や歴史映画(日本)
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感想/コメント

★★★★★★☆☆☆☆
固い部分と、軽い部分が入り時混じっているので、コメディタッチと言えばそうなのだが、見る前は三谷映画ということのありコメディ色が強いのかと思いきや、想像していたよりは真面目な作りの映画。

戦国時代を舞台にしているにもかかわらず、合戦シーンがないというのも異色かもしれない。また、評定という会議を舞台にしているので、地味な設定のはずなのだが、そうは見えないのは、さすが。

映画の中に登場する織田一族の信包と信雄、信孝。

織田信包という人物だが、「信長公記」で織田一門の名が連なる場合、信包は必ず信雄と信孝の間に入っていたため、実質的に一門のナンバー3だったようだ。

三谷幸喜監督作品

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

天正10年(1582年)、本能寺の変。織田信長が明智光秀に討たれた。
織田信長の跡を継ぐのは誰か。家臣たちは固唾をのんで宿老たちの動きを見ている。

清須にいる宿老は3人。筆頭の柴田勝家、続いて丹羽長秀、羽柴秀吉。
宿老はもう一人滝川一益がいるが、目下の急は跡目を早く決めること。そのための評定に滝川一益が間に合うか…。

柴田勝家は、信長の三男・信孝を、羽柴秀吉は、信長の次男で大うつけ者の信雄を後継者として推していた。

信長の妹・お市は、最愛の息子を死なせた秀吉への恨みから勝家に肩入れする。お市には勝家、秀吉がともに思いを寄せていた。

秀吉は、軍師・黒田官兵衛の策で、信長の弟・三十郎信包を味方に付けるために手を打ち始めた。また、妻・寧と弟・小一郎を呼び寄せて家臣の心を掴んでいった。

評定は織田家の跡継ぎと領地配分を決めるために開かれる。

宿老だけで行われるが、滝川一益が間に合わないため、織田信長の乳兄弟・池田恒興が急きょ宿老となり評定が開かれることになった。
柴田勝家には丹羽長秀がついている。

池田恒興は利にさとく、立場をあいまいにしている。

柴田勝家と丹羽長秀は絶対的優位を保つため、羽柴秀吉は少しでも自陣が有利になるように池田恒興に接触する。そして、秀吉の調略は丹羽長秀にも及んでいく…。

織田信雄を推していた秀吉であったが、旗取り合戦の後、河原へ立ち寄り松姫と三法師に出会ったことで方針を転換する。
そして、調略の成果もあり、評定では秀吉が勝った。

お市は勝家に秀吉の暗殺を命じた。

その情報は前田利家の耳に入り、秀吉にそのことを告げに行った。そこを襲われる二人。そして、秀吉は利家に自分の真意を告げた。

秀吉は、城から抜け出すことを寧や小一郎から説得されるが、唯一安全な場所があると、暗殺を命じた張本人である勝家のところに向かう。
評定が終わり、織田家の家督は三法師が継ぐことになった。

そのお披露目の席で、三法師を抱いて現れたのが秀吉だった。

皆、唖然としていた。
そして、三法師にひれ伏す家臣たちだったが、それはあたかも秀吉に対してひれ伏しているかのような格好になった…。

お市は勝家と祝言をあげるという。

評定でも敗れ、秀吉に何が何でも一泡吹かせてやりたいお市は秀吉が最も嫌がる相手へ嫁ぐことにした。
お市は、自分の夫と息子を殺した秀吉を絶対に許さない。これが、お市にできる唯一の秀吉への嫌がらせであった。

すべての評定が終わり、それぞれが国元へ帰ることになった。
秀吉は寧と一緒に柴田勝家を見送った…。

映画情報(題名・監督・俳優など)

Kiyosukaigi


清須会議
(2013年)

監督:三谷幸喜
原作:三谷幸喜『清須会議』(幻冬舎刊)
脚本:三谷幸喜
音楽:荻野清子

出演:
柴田勝家/役所広司
羽柴秀吉/大泉洋
丹羽長秀/小日向文世
池田恒興/佐藤浩市
織田信雄/妻夫木聡
前田利家/浅野忠信
黒田官兵衛/寺島進
前田玄以/でんでん
堀秀政/松山ケンイチ
織田三十郎信包/伊勢谷友介
お市様/鈴木京香
寧/中谷美紀
松姫/剛力彩芽
織田信孝/坂東巳之助
滝川一益/阿南健治
森蘭丸/染谷将太
織田信長/篠井英介
三法師/津島美羽
明智光秀/浅野和之
織田信忠/中村勘九郎
枝毛/天海祐希
更級六兵衛/西田敏行

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