映画「スターリングラード」(2000年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

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感想/コメント

★★★★★☆☆☆☆☆
第二次世界大戦もの。

実在の人物ヴァシリ・ザイツェフを主人公としている。ヴァシリ・ザイツェフはソビエト連邦の狙撃兵として活躍し、英雄となった。

舞台は当時のスターリングラード(現ヴォルゴグラード)での激戦(スターリングラード攻防戦)である。

アメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランド合作映画という点にある種の感慨を覚える。

描いているのはソビエト連邦とナチスの間での戦いであるからだ。いずれも旧西側が敵視した勢力である。しかも、ソビエト連邦の英雄を取り扱っている。かつてなら、この題材自体を映画化することはなかっただろう。

ソビエト連邦が崩壊して、もはや東側(=共産圏)は完全に過去の歴史となったということなのだろう。

主人公のヴァシリ・グリゴーリエヴィチ・ザイツェフは、第二次世界大戦中活躍したソビエト連邦の狙撃兵で、終戦時の階級は大尉。スター
リングラード攻防戦で活躍し、ソ連邦英雄、ヴォルゴグラード名誉市民などの称号を得た。

ザイツェフはウラル山脈で育ち、鹿の狩猟によって射撃技術を磨いた。

彼の評判は口伝えに全ソビエト軍に広まっていった。これによって不十分な装備しか与えられず、疲れ切って、空腹に苦しむ前線の兵士達は勇気付けられたのである。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

1942年9月。

アドルフ・ヒトラー率いるドイツ第三帝国はその絶頂にあった。一方で、そのナチス・ドイツの猛攻にさらされ陥落寸前のスターリングラード。ドイツ軍の重装備の前にソ連軍は消耗を強いられていた。

ヴァシリ・ザイツェフはウラルの羊飼いであり、幼いころから祖父に狼を撃つことを仕込まれていた。

ソ連軍による突撃がドイツ軍に撃退された後、ヴァシリ・ザイツェフと政治将校ダニロフは遺体の中に潜んでいた。

ドイツの高級将校達が壊れた建物で寛ぐシーンを目撃する。

ダニロフは絶好の機会と狙撃を試みるが、実戦の経験が浅く、銃に弾が装填されていないことも確認せずに、引き金を引くという未熟さを露呈してしまう。

彼は兵士であるザイツェフとの会話で銃の操作に彼の方が長けていると判断し狙撃を任せる。ヴァシリは砲弾の爆発に狙撃を合わせるという巧妙な手段によって瞬時に5人のドイツ兵を倒すことに成功した。

政治将校に狙撃の才能を認められたことでヴァシリの立場は一転する。広報係であるダニロフはヴァシリを有能な狙撃兵としてソ連共産党の機関紙で喧伝、狙撃によって次々とドイツ将兵を葬るヴァシリの活躍にソ連軍の士気は高揚、彼は一躍戦場の英雄となる。

しかし、女兵士タ-ニャをめぐりヴァシリとダニロフには軋轢が生じ、また、ドイツ軍はヴァシリを仕留めるため、スターリングラードに狙撃の達人であるケーニッヒ少佐を派遣してきたのだった。

映画情報(題名・監督・俳優など)

Stalingrad

スターリングラード
(2000年)

監督:ジャン=ジャック・アノー
原作:ウィリアム・クレイグ
脚本:ジャン=ジャック・アノー、アラン・ゴダール
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演:
ヴァシリ・ザイツェフ / ジュード・ロウ
ダニロフ / ジョセフ・ファインズ
ターニャ / レイチェル・ワイズ
ケーニッヒ少佐 / エド・ハリス

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