映画「Vフォー・ヴェンデッタ」を観た感想と作品のあらすじや情報など

感想/コメント

★★★★★★☆☆☆☆
「革命」を題材にした映画。

過去にあった革命ではない。近未来を舞台にして、革命を起こすという映画である。

舞台は近未来のイギリス。

このイギリスで1605年11月5日に起きた事件「火薬陰謀事件」を常に引き合いに出して物語は進んでいく。革命のあり方も、この「火薬陰謀事件」をヒントにしている。

「火薬陰謀事件」とは、

『1605年にイングランドで発覚した政府転覆未遂事件。
イングランド国教会優遇政策の下で弾圧されていたカトリック教徒のうちの過激派によって計画されたものであるとされてきた。
首謀者はロバート・ケイツビー、実行責任者はガイ・フォークス。上院議場の地下に仕掛けた大量の火薬を用いて、1605年11月5日の開院式に出席する国王ジェームズ1世らを爆殺する陰謀を企てたが、実行直前に露見して失敗に終わった。
これにちなんだ祭事が毎年イギリス各地で開催されている。』

制作は「マトリックス」のチーム。

仮面の男「V」を扮するのは、「マトリックス」のエージェント・スミス役のヒューゴ・ウィービング。優雅な教養人としての一面や、凄腕の殺し屋の一面を、しぐさと声色だけで演じた。

製作・脚本は「マトリックス」三部作のウォシャウスキー兄弟が手掛けている。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

第三次世界大戦後。

アメリカ合衆国は事実上崩壊し、イギリスは独裁者アダム・サトラーによって全体主義国家と化していた。

11月4日の夜、国営放送BTNに勤務する女性イヴィー・ハモンドは、やむを得ない事情から夜間外出禁止令を破って外に出るが、秘密警察ザ・フィンガーの警察官であるフィンガーマンに発見され強姦されかかる。

そこにガイ・フォークスの仮面を被る謎の男「V」が現れイヴィーを救った。

Vは教養を持つ紳士である。

同時に、自分を怪物に変えた者たちに血の報いを与えようとする復讐鬼であり、さらに、恐怖政治に抑圧された市民を解放するべく、一人で活動を行っている革命家だった。

彼は、11月5日に大規模な革命を決行するため、同胞の市民たちに国会議事堂前に集結するように呼びかけた。

11月5日はガイ・フォークス・デーと呼ばれており、1605年、ガイ・フォークス一派のレジスタンスが無念にも失敗に終わった日であった。

Vはフォークスの意志を受け継ぎ、国会議事堂を爆破する計画を立てていたのだ。

Vは手始めとして、11月5日午前0時にオールドベイリーを爆破。同日午後にはロンドンにある国営放送BTNの放送局を乗っ取り、全国放送で国の圧制を糾弾、市民に対して次の11月5日に国会議事堂の前に集結するよう呼びかける。

一方、イヴィーは、自分の両親がレジスタンス運動にのめり込んで殺されてしまったという心の傷を抱えているため、過激な反政府活動には懐疑的だった。だが、図らずもVの協力者となっていく。

映画情報(題名・監督・俳優など)

Vfor
Vフォー・ヴェンデッタ
(2005年)

監督:ジェームズ・マクティーグ
音楽:ダリオ・マリアネッリ

出演:
イヴィー/ナタリー・ポートマン
V/ヒューゴ・ウィーヴィング
フィンチ警視/スティーヴン・レイ
ゴードン・ディートリッヒ/スティーヴン・フライ
アダム・サトラー議長/ジョン・ハート
クリーディー/ティム・ピゴット=スミス
ドミニク警部/ルパート・グレイヴス
プロセロ/ロジャー・アラム
ダスコム/ベン・マイルズ
バン/ヴァレリー・ベリー
デリア・サリッジ/シニード・キューザック
バレリー・ペイジ/ナターシャ・ワイトマン
リリマン主教/ジョン・スタンディング
エサレッジ/エディ・マーサン

受賞

  1. Newsweek 映画ザ・ベスト100 2009年5・6/13