映画「ザ・マジックアワー」(2008年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

コメディ映画
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感想/コメント

★★★★★★☆☆☆☆

写真・映画用語で「マジックアワー」とは、日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す。

だが、同時にこの時間帯は「逢う魔が時」でもある。何やら妖怪、幽霊など怪しいものに出会いそうな時間である。

大禍時とも書き、「著しく不吉な時間」を表していて、昼間の妖怪が出難い時間から、いよいよ彼らの本領発揮といった時間となることを表す

本作では「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を意味する。

なお、三谷自身、このマジックアワーの意味を、前作『THE 有頂天ホテル』の撮影時に知ったそうだ。

さて、東宝スタジオの日本最大級スタジオ3つ(3スタジオ合計面積4426平方メートル)を使用し、巨大なセットで街並みを再現構築。

映画『THE 有頂天ホテル』にも出演した香取慎吾が、1シーンだけ同じ役(只野憲二役)でカメオ出演している。

劇中映画(劇中劇)が3本存在し、劇中映画「暗黒街の用心棒」の1シーンは本映画予告編でも流される。市川崑監督作品のパロディ。

三谷幸喜監督作品

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

港町・守加護(すかご)。

街を牛耳るギャングのボス・天塩の愛人・マリに手を出してしまった手下のホテル支配人・備後。

備後は天塩に捕まり絶体絶命となってしまう。助かるためには5日以内に幻の殺し屋「デラ富樫」を連れてくること。条件を飲んだ備後だったが、そう簡単に見つかるわけもない。

守加護の古い町並みはまるで映画セットの様である。

そこで備後が思いついたのは、映画監督になりすまして無名の俳優・村田大樹を雇い、映画の撮影と称して彼にデラ富樫を演じさせることであった。

村田がマネージャー長谷川と港町・守加護にやってきた。

騙されているとも知らず、初めて主役の座を得た村田は大いに張り切って、台本がないことを不審がる長谷川を尻目に、デラ富樫の役作りを深めていく。

天塩と初対面の席でも、そのオーバーアクトに拍車がかかり、備後は気が気でない。

偶然が重なって、天塩の部下である黒川の目も欺くことに成功する。

天塩がデラ富樫を探していたのには理由があった。天塩商会と対立する江洞から狙われの身の天塩は、デラ富樫を自分の配下におこうと企んだのだ。

やがて計画は崩壊し、村田も映画の撮影ではないことに気がつく。

そのとき、自分の身を犠牲にして備後と村田を救ったのはマリだった。すべてを悟った村田は、映画仲間たちを守加護に呼んで、天塩を騙すための大芝居を仕掛ける。

だが、その過程で天塩とマリは真実の愛に目覚めて、二人で街を去っていく。

呆然とする備後と村田の前に現れたのは、本物のデラ富樫だった。映画仲間たちのトリックで、デラ富樫をペテンにかける村田。
それは彼にとって一世一代の名芝居であり、見切りをつけようとしてした役者稼業を思いとどまらせるのに充分なものだった。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

MagicHour

ザ・マジックアワー
(2008年)

監督:三谷幸喜
製作:亀山千広、島谷能成
脚本:三谷幸喜
音楽:荻野清子

出演:
村田大樹/佐藤浩市
備後登/妻夫木聡
高千穂マリ/深津絵里
鹿間夏子/綾瀬はるか
天塩幸之助/西田敏行
長谷川謙十郎/小日向文世
黒川裕美/寺島進
マダム蘭子/戸田恵子
鹿間隆/伊吹吾郎
清水医師/浅野和之
菅原虎真/市村萬次郎
高瀬允/柳澤愼一
江洞潤/香川照之
太田垣直角/甲本雅裕
今野貴之介/近藤芳正
西さん/梶原善
野島/阿南健治
なべさん/榎木兵衛
バンビ/堀部圭亮
愚痴る男/山本耕史
カメ/市川亀治郎
監督/市川崑
ニコ/谷原章介
ワンチャイ・バンダラビカル/寺脇康文
喪服の女/天海祐希
ゆべし/唐沢寿明

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