映画「コクリコ坂から」(2011年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

07. ファミリー,ドラマ
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感想/コメント

日本が最もエネルギーを発散していた時代。

誰も彼もが熱にうなされていたように、ひたむきに前に進んでいた時代。

古いものが否定され、新しいものこそが価値があるとみなされた時代でもあった。

自己主張の最も激しかった時代でもある。

時は経ち、この映画が公開されている時代は、その全てが失われた時代といってもいいだろう。

さて、主人公は二人の若者。松崎海に風間俊。海は友達にはメルと呼ばれている。海のフランス語がメール(MER)で、それがつまってメルとなっている。

同世代といえば、団塊の世代のほんの少し上になる。二人がこの時代を生きた若者を代表しているわけではないが、こうした若者もいたのかもしれない。いや、こうした悩みを抱えながらも前に進んでいった若者は数知れないのだろう。

監督は宮崎吾朗。前作の「ゲド戦記」は酷い代物だったが、今回はまずますの感じ。

だが、この監督の癖なのだろうか、フェードイン、フェードアウトという感じの幕間が多発する。

前作では、これが酷過ぎてテンポが悪かったのだが、依然としてその癖は残っており、心配な部分がある。だが、今回はだいぶテンポがいい。

タイトルの「コクリコ」はフランス語で「ひなげし」を意味するそうだ。

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宮崎駿関係アニメ(一部)

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

1963年、横浜。

東京オリンピックの開催を目前に控える日本。

港の見える丘に建つ古い洋館・コクリコ荘。ここに暮らす16歳の少女、松崎海は高校二年。父を海で亡くし、大学教授の母に代わってこの下宿屋を切り盛りし、下宿人もふくめ6人の大世帯の面倒を見ている。

あわただしい朝でも、船乗りの父に教わった「U・W」旗(安全な航行を祈る)をあげることは欠かさない。

丘の下をよく通るタグボートのマストに返礼の旗があがる。タグボートで通学していた17才の少年・俊は、海の上からその旗をいつも見ていた。

そんな海が通う高校では、歴史ある文化部部室の建物、通称・カルチェラタンの取り壊しを巡って学生たちによる反対運動が起こっていた。
それを取り壊すべきか、保存すべきか。

そんな事件の中で、海と俊は出会う。俊はその建物を守ろうと学生たちに訴える。海はその建物の良さを知ってもらおうと大掃除を提案する。

徐々に惹かれ合うふたりに、ある試練が襲いかかる。

海の家に招待された俊。そこで俊は海の父親の名を知る。

その日以来、俊は海を避けるようになった。我慢が出来なくなった海は俊に問い詰める。「嫌いになったのなら、はっきりそう言って」

俊は海に答えた。「俺たちは兄妹ってことだ」。自分たちは兄妹かもしれない。

アメリカから戻ってきた母に海は真相を聞き出す。そこにあったのは、戦争と戦後の混乱期の中で、親たちがどう出会い、愛し、生きたかというものだった。

映画情報(題名・監督・俳優など)

Kokurikozaka

コクリコ坂から
(2011年)

監督:宮崎吾朗
プロデューサー:鈴木敏夫
企画:宮崎駿
原作:高橋千鶴、佐山哲郎
脚本:宮崎駿、丹羽圭子
音楽:武部聡志
主題歌:手嶌葵『さよならの夏~コクリコ坂から~』
挿入歌:坂本九『上を向いて歩こう』

出演:
松崎海 / 長澤まさみ
風間俊 / 岡田准一
松崎花 / 竹下景子
北斗美樹 / 石田ゆり子
松崎良子 / 風吹ジュン
小野寺善雄 / 内藤剛志
水沼史郎 / 風間俊介
風間明雄 / 大森南朋
徳丸理事長 / 香川照之

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