映画「蜘蛛巣城」を観た感想と作品のあらすじや情報など

感想/コメント

★★★★☆☆☆☆☆☆
シェイクスピアの「マクベス」を題材にした映画。

この黒澤明監督による蜘蛛巣城は、ほぼそのまま「マクベス」を踏襲している。

だが、今一つその面白さが伝わってこないのは何故だろう?

最後の三船敏郎が矢の雨にさらされるシーンだが、「あれって、もしかして本当に矢を射ってないか?」というくらい迫力がある。

さすがに特殊処理をしているのだとは思うのだけども…。

さて、「マクベス」の簡単なあらすじ。

下記に記す「蜘蛛巣城」の簡単なあらすじと読み比べて欲しい。

『スコットランド軍の将軍マクベスとバンクォーは陣営に戻る途中で三人の魔女に会う。魔女達は様々な予言をし、ついには、マクベスが王になると予言し、バンクォーには息子が王になると予言する。

マクベスらが戻ると、果たして魔女達がいった様々な予言が当る。

マクベスは王殺害の計画を企てるが、及び腰になる。それを奮い立たせたのはマクベスの夫人だった。

マクベス夫人は王の従者達を酒で眠らせた。その間にマクベスは王を殺した。

朝になると、王の死体が発見され、マクベスは従者達を王殺しの下手人とした。王を殺された王子たちが国外に逃げ、マクベスが次の国王に指名された。

王になったものの、マクベスは魔女の予言を恐れた。それはバンクォーの息子が王になるという予言である。

マクベスはバンクォーと息子フリーアンスに暗殺者を放った。

バンクォーは殺したが、フリーアンスを逃してしまう。

宴席でマクベスはバンクォーの亡霊を見て取り乱す。

そしてマクベスの夫人も次第に不安に蝕まれていった。

マクベスは再び魔女たちに会いに行った。魔女たちは再び予言した。』

同じくシェイクスピアの作品の映画化。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

戦国時代。難攻不落の蜘蛛巣城。

都築国春と軍師小田倉則保らは北の館藤巻の謀叛にあって、籠城の覚悟を決めていた。

その時、使者が一の砦の鷲津武時と二の砦の三木義明が敵を破ったと報じた。

武時と義明は主君に召され蜘蛛巣城に帰るべく蜘蛛手の森に入った。

ところが勝手知ったるはずの森の中で二人は迷う。そして、怪しげな小屋を見つけた。小屋には老婆がいる。

老婆は二人に予言をした。

武時は北の館の主になり、その後に蜘蛛巣城の城主となる。

義明は一の砦の大将になり、義明の子は蜘蛛巣城の城主になる。

その夜、武時は北の館の主に任ぜられ、義明は一の砦の大将に任ぜられた。

二人は老婆の予言が当ったことに驚いた。

武時の妻・浅茅は国春を殺し城主になれと唆かす。

武時は国春を刺し蜘蛛巣城の城主となる。

武時は予言に従って義明の子・義照を世継ぎにしようと思っていた。

だが、浅茅は嫌だという。浅茅は懐妊したといい、その子に後を継がせたいというのだ。

武時は義明を討つことにした。

武時は亡霊を見るようになった。

武時の手を逃れた国春の子・国丸と小田倉則保と義明の子・義照が城に押寄せてきた。

武時は再び老婆に会いに行った。すると老婆はこういった。蜘蛛手の森が城へ押寄せぬ限り武時は敗れぬ。

森が動くはずがない。武時は自分は敗れないのだと兵達を鼓舞した。

だが…。

映画情報(題名・監督・俳優など)

Kumonosujou
蜘蛛巣城
(1957年)

監督: 黒澤明
原作: ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」
脚本: 小国英雄、橋本忍、菊島隆三、黒澤明

出演:
鷲津武時 / 三船敏郎
浅茅 / 山田五十鈴
小田倉則保 / 志村喬
三木義明 / 千秋実
義照(三木義明の嫡子) / 久保明
都築国春 / 佐々木孝丸
国丸(都筑国丸の嫡子) / 太刀川洋一
城の老女 / 三好栄子
物の怪の老婆 / 浪花千栄子