映画「ゴッドファーザーPARTI」(1972年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)(おすすめ映画)

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感想/コメント

★★★★★★★★★★

この作品を越えるギャング映画は出ないだろう。

夏のコルレオーネの屋敷で行われる娘コニーの結婚式から物語は始まる。

そして印象的な場面が続く。

映画プロデューサーを脅す為に愛馬の首をベッドぶちこむシーン、ドン・ビトー・コルレオーネが果物屋の店先で撃たれるシーン、重体のドン・ビトー・コルレオーネが入院中の病院で襲われそうになるシーン、マイケルがレストランでライバルのボスを射殺するシーン、ソニーが料金所で蜂の巣になるシーン…。

凄惨な場面が続き、アウトローを描いているにもかかわらず、そこに常にあるのは悲哀である。悲哀の傍らで暴力が行われる。おかしな話しなのだが、そうなのである。

そうした雰囲気を盛り上げるのがニーノ・ロータの音楽。この音楽が、この映画のイメージを決定づけているといってもいい。そしてこの音楽がなかったら、この映画は映画史上に残る名作とはならなかっただろう。

ドン・ビトー・コルレオーネのモデルとして一般的に知られているのはジョゼフ・ボナンノである。他にもオリーブオイルの独占販売権でジョゼフ・プロファチの名があげられる。他に、フランク・コステロとヴィト・ジェノヴェーゼを足したものと言う説もあるようだ。

ジョゼフ・ボナンノは、アメリカのイタリア系犯罪組織コーサ・ノストラの幹部。ニューヨークの五大ファミリーのひとつボナンノ一家の創設者。

最後に、ファーストシーンの結婚式の裏でマフィアの謀議が行われるシーンは、黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」のファーストシーンから着想したものだそうだ。

シリーズ

  1. ゴッドファーザーPartI(本作)
  2. ゴッドファーザーPartII
  3. ゴッドファーザーPARTIII

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

1945年。戦争が終わったその年にドン・ビトー・コルレオーネの屋敷で、娘コニーの結婚式が行なわれていた。

一方、邸の隅にある書斎では昼にもかかわらずブラインドが降ろされている。ボスのドン・ビトー・コルレオーネは、書斎で友人たちの訴えを聞いていた。

父親のドンの反対を押し切り、大学を中退して従軍、復員した四男のマイケルが恋人のケイを伴い久しぶりに帰宅した。

ケイは長兄ソニー、次兄のフレド、血の繋がりはないが兄弟同然に育ったトムを紹介された。

ドンのお気に入りの名付け子の一人にジョニー・フォンテーンがいる。歌手として成功したが今は落ち目になっている。

新作映画で俳優として華々しくカムバックしたいのだが、ハリウッドのプロデューサー、ウォルツが主役をしぶっている。

ある朝、目を覚ましたウォルツの目の前に、愛馬の首が転がっていた。

しばらくしてフォンテーンに新作の大役があたえられた。

麻薬を商売にしているソロッツォが仕事を持ちかけてきた。顔のきくドンのコネに期待したのだが、ドンは断った。

早い冬の夕暮れ、ドンは街頭でソロッツォの部下に数発の銃弾を浴びせられる。ドン・ビトー・コルレオーネに対する挑戦だ。

ソロッツォの後にはタッタリア・ファミリーがあり、ニューヨークの五大ファミリーが動いている。

1947年の戦いが始まった。

マイケルは正業につくことを望んでいたが、父の狙撃を知り、家に駈けつける。

家では長男のソニーが部下を指揮し、顧問役のトム・ハーゲンは、五大ファミリーとの全面戦争を避けようと工作していた。

ソロッツォが一時的な停戦を申し入れてきた。

だがソロッツォを殺さなければ危ない。殺しの役はマイケルが買ってでた。マイケルはシシリーへ身を隠した。

タッタリアとの闘いは熾烈をきわめた。

ソニーは衝動的な性格が災いして敵の罠に落ち、殺された。

ドンの傷もいえ、和解が成立し、マイケルを呼び戻した。

アメリカに帰ったマイケルは、ドンのあとを継ぎ、ボスの位置についた。

映画情報(題名・監督・俳優など)

Godfather1

ゴッドファーザーPARTI
(1972年)

監督: フランシス・フォード・コッポラ
原作: マリオ・プーゾ
脚本: フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ
音楽: ニーノ・ロータ

出演:
ドン・ビトー・コルレオーネ /マーロン・ブランド
マイケル・コルレオーネ / アル・パチーノ
サンティノ・”ソニー”・コルレオーネ / ジェームズ・カーン
フレデリコ・”フレド”・コルレオーネ / ジョン・カザール
ケイ・アダムス・コルレオーネ/ダイアン・キートン
トム・ヘイゲン / ロバート・デュヴァル
クレメンザ / リチャード・カステラーノ
コニー・コルレオーネ・リッジ /タリア・シャイア
マクラスキー / スターリング・ヘイドン
ジャック・ウォルツ / ジョン・マーリー
ドン・エミリオ・バルジーニ / リチャード・コンテ
ソロッツォ / アル・レッティエリ
カーロ / フランコ・チッティ
サル・テッシオ / エイブ・ヴィゴダ
カルロ・リッジ / ジャンニ・ルッソ
オッティリオ・キュネオ / ルディ・ボンド
モー・グリーン / アレックス・ロッコ
アポロニア・コルレオーネ / シモネッタ・ステファネッリ
ファブリツィオ / アンジェロ・インファンティ

受賞

  1. 英エンパイア 史上最高の映画100本 2017年版
  2. 米Yahoo! 死ぬ前に見たい映画100 2009年版
  3. AFI選 偉大なアメリカ映画ベスト100 2007年版
  4. AFI選 偉大なアメリカ映画ベスト100 1998年版
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