映画「ガーディアン ハンニバル戦記」(2006年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

歴史映画(西洋など)
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感想/コメント

★★★★★★★☆☆☆

カエサルが登場する前の古代ローマ。

そのローマを恐怖のどん底に落し、ローマ最大の悪夢として記憶された男ハンニバルを描いた作品。

映画としての上映ではないが、かなり大規模な撮影が行われている。

イギリスのBBCが制作している。BBCの作品の質の高さは様々な作品で証明されているので、安心して良い内容である。

塩野七生氏の「ローマ人の物語 ハンニバル戦記」を読まれた方に是非オススメの作品。

または、これから読もうとする人にとってもオススメの作品。

ハンニバル戦記の面白いところは、その戦闘シーンだろうが、若干イメージの湧きにくい人にとって、この映像というのは大変手助けになるはずである。

さて、本作の主人公となるハンニバル・バルカはカルタゴの将軍で第二次ポエニ戦争を始めたとされる。

唯一の難点はBBC制作ということで、イタリア人顔じゃない俳優がいるというところか。特にスキピオはイタリア人には見えんぞ。まぁ、ご愛敬ということで…。

ローマ時代が舞台になっている映画。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

紀元前218年に、ハンニバルは5万の兵と37頭の象を率い、ハンニバルの拠点であるスペインを出発。通常海路を取るところ、アルプス越えを断行した。

当時北地中海の制海権はローマに押さえられていたので、この裏をかく手に出たのである。もっとも、この時のルートは詳しくは分かっていない。

ともかくもアルプスを越えたことで、突如としてイタリア半島の根本に出現し、ローマの首元に刀を突きつけたのである。

トレビアの戦いでローマ軍を破ったのを皮切りに、北イタリアに勢力基盤を築いたハンニバルは南下し、トラシメヌス湖畔の戦いでローマの二人の執政官を戦死させるという圧勝を帰す。

そして、史上有名なカンナエの戦いとなる。

この戦いでハンニバルはローマ軍を完膚無きまでに叩きつぶした。ローマ側の犠牲は50,000から70,000人といわれ、事実上の全滅である。

このカンナエの戦いは、塩野氏の作品でも図説で解説されている箇所であるが、映像で見ると「なるほどぉ」というシーンである。

ローマが反撃に出始め、ハンニバルを決定的に追いつめていくのはスキピオ・アフリカヌスの登場があってこそである。

スキピオは戦略者としての忠実なハンニバルの後継者であった。それはザマの戦いで現われた。

ハンニバルがカンナエの戦いで用いた先方を使いスキピオはハンニバルを破るからである。

カンナエの戦い同様にザマの戦いについても、同じことがいえるだろう。

映画情報(題名・監督・俳優など)

Hannibal

ガーディアン ハンニバル戦記
(2006)

監督: エドワード・バザルゲット
製作: アリサ・オル
脚本: マシュー・フォーク、マーク・スキート
撮影: マイク・スプラグ
ナレーション: ケネス・クランハム

出演:
アレクサンダー・シディグ
ベン・クロス
バサール・ラハル
ウリザール・ビネフ
ヴィンセント・リオッタ
ショーン・ディングウォール

書籍 ハンニバルのことなら塩野七生氏の「ローマ人の物語 ハンニバル戦記」が面白い

映画 ローマ時代を舞台にした映画

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