映画「ハリー・ポッター5/ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

ファンタジー映画
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感想/コメント

★★★★★★★☆☆☆
シリーズ第5作目。ハリー・ポッターと仲間たちがヴォルデモート卿相手に戦う。

今回の監督は英国テレビ界出身のデヴィッド・イェーツ。監督が替わるたびに、多少映画の雰囲気が変わってきたが、今回は正解だったような気がする。

今回の目玉は「魔法省」の登場だろう。魔法省はロンドンの地下にあるという設定。そのため、スタッフはロンドン最古の地下鉄の駅を研究したそうだ。

駅の構内には、趣向を懲らしたセラミックのタイルが贅沢に使われており、それを参考にしながら、光沢のある黒のセラミック・タイルを張りめぐらせたという。

魔法省のロビーは「ハリー・ポッター」シリーズ始まって以来の大型セットで、奥行き60メートル、幅36メートル、高さ9メートルにおよぶという。

この「魔法省」へ行くための来客用入り口は本物の防衛省の横の歩道に置いて撮影したそうだ。イギリス防衛省の真下が魔法省というわけだ。

新しい登場人物も異彩を放っている。

一人目は、闇の魔術に対する防衛術の新任教師ドローレス・アンブリッジ。

全身ピンク一色で、やさしい笑顔とソフトな声だが、悪魔のように容赦ない。まさに「ピンクの悪魔」。それに、笑う時キキキと高い笑い声を上げるが、目が決して笑っていない。怖えぇ~。

もう一人は、ルーナ・ラブグッド。原作でもかなり変わった女子生徒として描かれており、どういう子が演じるのだろうかと思っていた。

キャスティングは難航をきわめたようで、ルーナのイメージに合う者は見つからなかったので、一般公募に踏みきることにしたという。

イギリス各地から1万5,000人を超える応募者が集まり、その中から選ばれたのがイバナ・リンチだ。

これだけの中から選ばれただけあって、存在感がある。「ダンブルドア軍団」の女性陣の中で一番の存在感かも知れない。それ故なのかも知れないが、彼女が映る場面は、カメラワークに苦心している感じがした。真ん中に持ってきてしまうと、彼女にその場面を持って行かれるからだ。
もしかしたら、この子は化けるかも知れない。

シリーズ(時系列順)

スピンオフ

  1. ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
  2. ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

本編

  1. ハリー・ポッターと賢者の石
  2. ハリー・ポッターと秘密の部屋
  3. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
  4. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
  5. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(本作)
  6. ハリー・ポッターと謎のプリンス
  7. ハリー・ポッターと死の秘宝PART1
  8. ハリー・ポッターと死の秘宝PART2

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

ハリー・ポッターがホグワーツ魔法魔術学校の5年生になる間近。ダーズリー家のもとで憂鬱な夏休みを過ごしていた。

何よりも耐えがたいのは、親友のロンやハーマイオニーからなんの音沙汰もないことだ。この夏に限って一通の手紙も来ない。

前学期でハリーはヴォルデモート卿の復活を目撃し、同級生セドリック・ディゴリーの死を目の当たりにしたというのに…。

そして、あろうことかディメンター(アズカバンの看守で吸血鬼)に襲われた。従兄弟のダドリーも襲われ、やむなく守護霊の呪文を使う。

だが、一通の手紙が届いて、ホグワーツから除籍すると通知してきた。

理由はホグワーツ以外の場所で、しかも「マグル」の前で、魔法を行使したことだ。止む得ない事情などお構いなしだ。

その晩、オーラー(闇の魔法使い捕獲人)の一団、アラスター・「マッド‐アイ」・ムーディ、キングズリー・シャックルボルト、「トンクスと呼んで」が口ぐせのニンファドーラ・トンクスなどがハリーの救出に駆けつけてきた。

オーラーによれば、ダンブルドアの計らいにより、ハリーは魔法省で開かれる尋問会で除籍処分に異議を唱えることができるらしい。

その前に秘密の場所へ案内してくれるという。

着いた先がグリモールド・プレイス十二番地。

ハリーはロンやハーマイオニーと再会し、「不死鳥の騎士団」なるものの存在を初めて知る。

「不死鳥の騎士団は大昔にヴォルデモート率いる闇の力に対抗するのが目的のダンブルドアが立ち上げた秘密組織だった。シリウス・ブラックは自分の生家を騎士団の活動拠点として解放していた。

騎士団は表立って行動できないでいた。というのは、魔法省の大臣ファッジがダンブルドアの動きを警戒し、ヴォルデモート復活の噂を握りつぶそうとしているからだ。

ハリーは自分の両親が発足当時のメンバーだったことを知る。現在のメンバーにはモリーとアーサー・ウィーズリーの夫妻、リーマス・ルーピン、セブルス・スネイプに加え、シリウス・ブラックらがいた。

ハリーは魔法省で開かれる尋問会に呼び出された。ハリーは尋問会で自分の行いの正当性を訴えなくてはならない。

魔法省の大臣コーネリウス・ファッジはハリーに答弁を与える隙を与えなかった。密かにハリーの永久追放をもくろんでいたからだ。だがホグワーツの校長アルバス・ダンブルドアの出現でハリーは無罪放免になった。

ホグワーツに戻ったハリーを出迎えたのは、周囲の白い目と新聞のふざけた見出し。日刊預言者新聞はハリーがヴォルデモートの復活話をでっちあげたと書きたて、ハリー・ポッターならぬ「ハリー・プロッター(策略家)」と糾弾している。

すっかり孤立したハリーは、ロンとハーマイオニーの救いの手さえはねのけてしまう。

孤立無援におちいったハリーは不吉な夢にうなされるようになる。悪いことに、頼りにしてきたダンブルドア校長が急につれない態度をとり始めた。

一方、ファッジはダンブルドアとハリーの動向を警戒してホグワーツに目つけ役を送り込む。闇の魔術に対する防衛術の新任教師ドローレス・アンブリッジだ。

アンブリッジが教える「魔法省お墨つき」の防衛術は、若い魔法使いたちと魔法界に脅威を及ぼす闇の力に対抗するには、まったく役に立たないほどお粗末なものだった。

それに、アンブリッジは何かを教えるよりも、生徒たちの活動を監視し、締め付けることにより関心があるようだった。

ハリーは、ロンとハーマイオニーに説得されて立ち上がり、校内の有志を集めて「ダンブルドア軍団」を結成。闇の魔術から身を守る方法をみんなにレクチャーして、きたる壮絶な戦いに備えようと決意する。

そんなある日、ハリーはひときわ怖い夢を見た。シリウスがドアの向こうで襲われている。見覚えのあるそのドアは、尋問会に呼ばれたとき、魔法省で見かけたドアだ。

ハリーら魔法省に到着した「ダンブルドア軍団」は「予言の間」に忍び込んだ。ここは無数の予言を保管する洞窟のような部屋。どの予言もガラス球に入っており、ずらりと並んだ棚に分類されている。

ハリーはこの部屋に見覚えを感じる。番号のついた棚の列を奥へ奥へと進んでいき、途中で「ハリー・ポッター」と書かれたガラス球を見つける。これにはハリーとヴォルデモート卿に関する予言が入っていた…。

映画情報(題名・監督・俳優など)

HarryPotter5

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
(2007)

監督:デヴィッド・イェーツ
製作:デヴィッド・バロン、デヴィッド・ハイマン
製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
原作:J・K・ローリング「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(静山社刊)
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
音楽:ニコラス・フーパー
メインテーマ:ジョン・ウィリアムズ

出演:
ハリー・ポッター/ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー/ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー/エマ・ワトソン
ネビル・ロングボトム/マシュー・ルイス
ルーナ・ラブグッド/イヴァナ・リンチ
チョウ・チャン/ケイティ・ルング
アルバス・ダンブルドア/マイケル・ガンボン
ルビウス・ハグリッド/ロビー・コルトレーン
シリウス・ブラック/ゲイリー・オールドマン
リーマス・ルーピン/デヴィッド・シューリス
セブルス・スネイプ/アラン・リックマン
ミネルバ・マクゴナガル/マギー・スミス
マッドアイ・ムーディ/ブレンダン・グリーソン
シビル・トレローニー/エマ・トンプソン
アーサー・ウィーズリー/マーク・ウィリアムズ
ウィーズリー夫人/ジュリー・ウォルターズ
コーネリウス・ファッジ/ロバート・ハーディ
ドローレス・アンブリッジ/イメルダ・スタウントン
アーガス・フィルチ/デヴィッド・ブラッドリー
ヴォルデモート卿/レイフ・ファインズ
ルシウス・マルフォイ/ジェイソン・アイザックス
ドラコ・マルフォイ/トム・フェルトン
バーノン・ダーズリー/リチャード・グリフィス
ペチュニア・ダーズリー/フィオナ・ショウ
ダドリー・ダーズリー/ハリー・メリング

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