映画「オーシャンズ13」(2007年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

アクション映画
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感想/コメント

★★★★★★★★☆☆
前作よりも面白い。

ジュリア・ロバーツとキャサリン・ゼタジョーンズは出演していないものの、お馴染みの面々に加えてアル・パチーノとエレン・バーキンが初参加。

キャッチコピーは「ド派手なリベンジにしようぜ。仕返しは13倍返しで-史上最強の犯罪ドリームチームが始動する!」

こまかい笑いが散りばめられているのはいつもの通り。ニヤニヤしながら楽しめる娯楽作品になっている。

特にニヤニヤしたのが、イカサマ・ダイスを作るためにオーシャンの仲間がメキシコの工場に潜入した場面。

待遇の悪さに、自らが従業員を扇動してストを起こしてしまう。おかげでオーシャンの計画が破綻しかねない。急遽、仲間のひとりが説得に向かうものの、ミイラ取りがミイラになるありさま。

そのミイラ取りがミイラになったことが分かった瞬間の映像にニヤニヤしてしまった。携帯電話片手に火炎瓶を投げているのだ。

異色の仲間・イエン。中国語しか話せないのに、皆彼がいっていることがわかっている。逆にイエンも皆が話していることが分かっている。

オーシャンズ12でも書いたが、「スター・ウォーズ」のチューバッカが相変わらず頭をよぎった。

また、作品にはいくつもの伏線が張られている。全くストーリーに関係のなさそうなシーンも、後半もしくは最後の伏線となっているので、見逃さないように。

意外だったのは、本物の「5つダイヤ賞」審査員。オーシャン達の計画のとばっちりを受け、さんざんな目に遭う。だが、最後にあんなことが起きるなんて…。あんなことが起きるなら、多少ひどい目にあっても許せる気がする。

さて、ダニー・オーシャンとラスティ・ライアンが若い頃にいかにルーベン・ティシュコフに世話になったかを回想する場面。

ラスベガスの風景も大きく変わったと語る。

そこで語られるホテルなどは、おそらくオリジナルのフランク・シナトラ主演の「オーシャンと11人の仲間」の舞台となったホテルだろう。

各所でシナトラに対するオマージュが見られるのは本作の特徴かもしれない。

前作のオーシャン達の適役「ナイト・フォックス」ことフランソワ・トゥルアー(ヴァンサン・カッセル)がさりげなく登場。オーシャン達にとってみると宿敵となった感じがある。この登場のさせ方は次回作への予告か?

舞台は当然ラスベガス。ここ以外の場所ではこのシリーズは似合わない。

人々の限りない欲望を飲み込む富と虚栄の象徴でもあり、正悪入り乱れた世界でもある。こうした場所でなければ、オーシャン達の活躍は単なる下世話な泥棒物語となってしまう。

シリーズ

  1. オーシャンズ11
  2. オーシャンズ12
  3. オーシャンズ13(本作)

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

ルーベン・ティシュコフは冷酷無比なカジノ経営者のウィリー・バンクに騙され、ショックで心臓麻痺を起こして入院してしまう。

連絡を受けたラスティー・ライアンは仕事を切り上げで病院に向かう。病院にはダニー・オーシャンら仲間が駆けつけていた。

オーシャンやラスティにとってルーベンは仲間でもあり、師でもあった。この借りはきっちりと返さないと気が済まない。

バンクが自身の名をつけた新しいカジノ「バンク」のグランド・オープンに彼をつぶすこと。これがリベンジだ。

まずは、バンクを財政的に破綻させる。カジノはカジノ側がつねに勝つ。この前提を覆させ、客に儲けさせるだけ儲けさせて、カジノから出て行かせる。

客が勝っているところでカジノを出させるのは難しい。いったん勝たせて、その勝ち分をさらに賭けさせて回収するのがカジノのやり方だ。

スロット、ブラックジャック、ルーレット…カジノにある全ての遊技で客に勝たせる。そのためにオーシャン達は準備に怠りがない。

そして、客が勝っているところで外に出させるために、秘策を練る。それは人工的な地震を起こさせることだ。

もう一つ。バンクの誇りと喜びである、ホテルの格付けを地に落とすこと。バンクは所有するホテルすべてで栄誉ある「5つダイヤ賞」を獲得した唯一のホテル経営者である。その評判をズタズタにすることだ。

全ての準備が上手くいっているかのように思えた。

だが、カジノ「バンク」には最新のセキュリティシステムが導入されていた。

すぐれた人工知能を持ち、あらゆる客を、その瞳孔や脈拍などからイカサマをやっているかどうかを判断し、各フロアでどれだけ金が動いているかも把握する。つまり、オーシャン達が自らの手ではイカサマを出来ない。

このセキュリティシステムを一瞬でも停める必要がある。

そして、人工的な地震を起こさせるためのトンネル掘りようの建設機器が故障した。追加の出費が必要だったが、金が足りない。

ピンチに陥ったオーシャン達はかつての敵・テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)に資金を要求した。

テリーはオーシャン達に条件を付けた。分け前は出資金の倍。それとバンクがもつダイヤを盗むこと。ただし、このダイヤはオーシャン達の分け前としてよい。

すべてはそろった!

グランド・オープンを待つのみである!

映画情報(題名・監督・俳優など)

Oceans13

オーシャンズ13
(2007)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
製作:ジェリー・ワイントローブ
製作総指揮:ジョージ・クルーニー、スティーヴン・ソダーバーグ、スーザン・イーキンス、グレゴリー・ジェイコブズ、ブルース・バーマン、フレデリック・W・ブロスト
脚本:ブライアン・コッペルマン、デヴィッド・レヴィーン
音楽:デヴィッド・ホームズ

出演:
ダニー・オーシャン/ジョージ・クルーニー
ラスティー・ライアン/ブラッド・ピット
ライナス・コールドウェル/マット・デイモン
テリー・ベネディクト/アンディ・ガルシア
バシャー・ター/ドン・チードル
フランク・カットン/バーニー・マック
アビゲイル・スポンダー/エレン・バーキン
ウィリー・バンク/アル・パチーノ
バージル・マロイ/ケイシー・アフレック
ターク・マロイ/スコット・カーン
リビングストン・デル/エディ・ジェイミソン
イエン/シャオボー・クィン
ソール・ブルーム/カール・ライナー
ルーベン・ティシュコフ/エリオット・グールド
フランソワ・トゥルアー/ヴァンサン・カッセル
ローマン/エディ・イザード
グレコ/ジュリアン・サンズ

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