映画「容疑者 室井慎次」(2005年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

03. ミステリー,サスペンスなど
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感想/コメント

「踊る大捜査線」の番外編としてのOdoru Legendの第2弾。警視正・室井慎次が主人公の映画です。

青島刑事に相当する現場の刑事として哀川翔演じる工藤敬一が配され、和久さんに相当する役柄として柄本明演じる津田誠吾弁護士が配されているように感じました。

踊る大捜査線同様のキャラクターを配置することで、踊る大捜査線ワールドが再現されているのを感じる作品です。

さて、この映画でムカツク程に憎たらしい演技をしていたのが、灰島秀樹弁護士役の八嶋智人です。

この映画のヒールなので、結果としてはいい演技をしていたのだと思いますが、こんな弁護士がいたら、絞め殺してやりたくなるような気持ちになるでしょう。

少なくとも友達でいたくありません。それよりも、敵に回したくないかも…

この灰島秀樹弁護士ですが、弁護士としては敏腕という設定です。

ですが、やっていることといえば、町弁と一緒。大手の事務所の、しかも所長がやるような仕事はしていないのが笑えます。

ですが、現実問題として、灰島秀樹弁護士のような弁護士が今後大量出現する可能性があるのを映画は示唆しているようにも思えました。

司法試験の制度改革によって、これから段階的に合格者数が増えていきます。将来的には年間3000人の合格者を輩出する予定になっていますが、問題は需給のバランスです。

年間3000人の合格者は現在の弁護士数を短期間で倍にしてしまいます。

つまり、今の弁護士のステータスは確保されなくなるのです。当然食いっぱぐれる弁護士も出現します。

で、そういう弁護士がどうするか。

考えられるのが、アメリカのように、病院や警察の周辺をうろついて、「このたびは大変なことに…、弁護なら私が引き受けます」という輩が生まれる可能性です。まさに、映画と同じ設定…

こういう事を考えながら映画を見ていました。そうすると、灰島秀樹弁護士という存在は法曹界に対する皮肉なのかなぁ、とボンヤリ思ったりして…。

きっと、現職の弁護士の人たちには面白くも楽しくもない、イヤミな映画でしょうね。

「踊る大捜査線」シリーズ

スピンオフ

  • 交渉人 真下正義
  • 容疑者 室井慎次 本作
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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

2005年2月某日-警視庁・室井管理官(柳葉敏郎)が、自らが指揮をとった殺人事件の捜査に絡んで逮捕されてしまう。

捜査の続投を宣言した直後のことだった。

室井の担当弁護士になったのは小原久美子(田中麗奈)。弁護士になって6ヶ月の新米弁護士。

本来なら小原久美子のボスである津田誠吾(柄本明)なのだが、ある事があり警察がらみの弁護は引き受ける気がなくなっている。

しかも今回の相手は灰島秀樹(八嶋智人)という凄腕の弁護士が相手である。

勝ち目はないから、勉強のために小原久美子に仕事を振ったのだ。

ところで、室井が容疑者となったことで、警察内部で権力争いに火がついてしまった。

警察庁長官を狙う警察庁と警視庁のトップの確執が絡み、事態は更に混迷を深める。

新城(筧利夫)や沖田(真矢みき)は尽力するが、事態は好転しない。

一方、室井の捜査への姿勢に心動かされた新宿北署の現場の刑事・工藤敬一(哀川翔)らは、殺人事件の捜査を続投する。

室井はなぜ逮捕されたのか?やはり、室井は有罪なのか、それとも、室井は嵌められたのか?

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映画情報(題名・監督・俳優など)

YougishaMuroishinji

容疑者 室井慎次
(2005年)

監督:君塚良一
製作:亀山千広

出演:
室井慎次/柳葉敏郎
小原久美子/田中麗奈
工藤敬一/哀川翔
灰島秀樹/八嶋智人
篠田真一/吹越満
津田誠吾/柄本明
沖田仁美/真矢みき
新城賢太郎/筧利夫
横山 邦一/大杉漣
神田署長/北村総一朗
袴田健吾刑事課長/小野武彦
秋山副署長/斉藤暁

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