このアルバム
こういうアルバムがヒットするのは珍しいと思うが、これが売れた!!!
約60分の中に18曲ある。Mobyは概して曲数が多い。そのため、一曲あたりが短くなっている。このアルバムでは最後の5曲くらいに、Chill Outに使いやすい曲が固まっている。
3曲目はChill Out(チル・アウト)コンピレーションによく使われた一曲。ややノイジーな音源を取り入れながら、ドラム・ベースラインを組み込ませて、その上にピアノの静かな旋律と、ボーカルが乗っかっている。ノイジーな音源に対してピアノがクリアなため、透明感が引き立っている。
4曲目は、憂いのある男性ボーカルがメインで、その男性ボーカルはこだまする感じ。また、女性ボーカルも入って、女性ボーカルの方はソウルフルに歌い上げる。
12曲目はアンビエントな感じ。氷の世界が似合いそうな、それでいて乾いた感じの作りになっている。
14曲目はChill Out(チル・アウト)コンピレーションに使われた曲の別バージョン。丸みを帯びたキックと、どんよりしたシンセの音と共に始まり、そのままスーッと流れるような曲。これは使い勝手のよい曲。
うーん、この人はスゴイねぇ。コメントをしなかった曲はかなりバラエティに富んでいる。どういう音楽的な背景を持つと、こういう風に作れるのだろう?
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Moby
1999
Album title
“Play”
Label : V2 Records
1 Honey
2 Find My Baby
3 Porcelain
4 Why Does My Heart Feel So Bad ?
5 South Side (feat. Gwen Stedani)
6 Rushing
7 Bodyrock
8 Natural Blues
9 Machete
10 7
11 Run On
12 Down Slow
13 If Things Were Perfect
14 Everloving
15 Inside
16 Gutar Flute & String
17 The Sky Is Broken
18 My Weakness
アルバムの評価
★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.2
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.2
Aランク:-
Bランク:3曲目、4曲目、12曲目、14曲目
アーティストの紹介
アルバム
- Moby (1992)
- Ambient (1993)
- Everything Is Wrong (1995)
- Animal Rights (1996)
- Play (1999) 本作
- 18 (2002)
- Hotel (2005)
- Last Night (2008)
- Wait for Me (2009)
- Destroyed (2011)
- Innocents (2013)
- Long Ambients 1: Calm. Sleep. (2016)
- These Systems Are Failing (2016)
- More Fast Songs About the Apocalypse (2017)
- Everything Was Beautiful, and Nothing Hurt (2018)
- Long Ambients 2 (2019)
- All Visible Objects (2020)