このアルバム
また音が変わった。
3作とも別々に聞くと、違うのだが、一気に聞くとやはりMassive Attackの音であることがわかる。
それぞれに共通するMassive Attackの”音”といえるものがある。
さて、今度はダークさとヘビーさが前面に出ている。ある意味グランジの雰囲気といっても良いかも知れない。
暗くて、重い、深い海の底を歩いている感じ。
キックとベースの重さは凄い!!!としか言いようがない。
安っぽいスピーカーやヘッドホンでは音が割れます!!!
このダークでヘビーなアルバムの中で、3曲目のTeardropは暗い部屋の中に、さっと差し込んだ光のように感じる。
従来、暗さの目立つトリップ・ホップにあって、一般受けもする楽曲というのはほとんどなかった。
それが、この一曲でその線を越えることが出来た。トリップ・ホップの新たな道が開けた一曲でもある。この系統の楽曲として傑作の部類に入ると思っている。
Teardropをジャズ風にアレンジしたのがfox capture planのCOVERMINDに収録されている。これはこれでいい。
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Massive Attack
Mezzanine
1998
Label : Virgin
1 Angel
2 Risingson
3 Teardrop
4 Inertia Creeps
5 Exchange
6 Dissolved Girl
7 Man Next Door
8 Black Milk
9 Mezzanine
10 Group Four
11 (Exchange)
アルバムの評価
★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.4
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.4
Aランク:3曲目
Bランク:1曲目、2曲目、4曲目