このアルバム
1曲目はこのアルバムを象徴するような一曲。都会の夕暮れ。ビルの谷閒に夕陽が落ちて、夜の世界が始まる感じがトランペットの音でよく出ている。
Loungeの世界にようこそといわんばかりのジャズ・テイストのダウンテンポ。Loungeでは非常に使い勝手のある一曲である。
2曲目は前半がダウンテンポなラテングルーブ。Salsa!の掛け声と共に、後半はパーカッションの乱れ打ち。陽気な気分にさせてくれる。
さすが、ラテン!!!
もともとこの曲は、ゲスト・ボーカルの1975年のJoe Bataanの曲。当時の曲を現代に甦らせているあたりは、さすがに重鎮の仕事。恐れ入ります…
4曲目は、これぞブラジリアン・ナンバー!!!というくらい陽気な曲。まさにブラジリアン・ハウスかくありきという一曲。ラテンの陽気さだけではなく、ピアノも入れているあたりが大人の落ち着きを感じさせる一曲。
6曲目、アルバムのタイトルとなっている曲。もっともChill Outに適した曲である。イタリアの人間にとって、雨が降り始めるときの印象とはこうなのであろうか?まるで、雨が降るのを喜んでいるようである。
この雨は、通り雨で、すぐにサンサンと太陽が照りつけるのであろうか?ボーカルも渋くてカッコイイ。
9曲目、ピアノのしっとりとした曲。Loungeにピッタリの曲である。ちなみに、これはBeatlesのナンバーをリミックスした曲である。
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
LTJ Xperience
2003
Album title
“When The Rain Begins To Fall”
Label : IRMA
1 Empty Streets
2 Ordinary Guy feat. Joe Bataan
3 Dancin’ Percussion
4 Vamos Pra La
5 El Toro
6 When The Rain Begins To Fall feat. Joe Bataan
7 Cocos
8 Feel My Soul
9 And I Love Him (Remix)
10 Latin Impulse
11 Logic Bossa
12 Ordinary Guy – Latin Club Edit feat. Joe Bataan
アルバムの評価
★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.0
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】B=1.5
【曲の好み】Av.0.5
Aランク:-
Bランク:1曲目、2曲目、4曲目、5曲目、6曲目、9曲目
アーティストの紹介
LTJ Xperience(エルティジェイ・エクスペリエンス)プロフィール:
Luca Trevisi (ルカ・トレヴィシ)。IRMAの重鎮の1人。
ブレイクビーツやディープハウスに精通するレコードショップのオーナーでもある。