このアルバム
ラウンジの参考ディスク。
ラウンジらしい曲はないのだが、いわゆる「オシャレ」な感じという点では、ラウンジに通じる部分がある。
そうした「オシャレ」な雰囲気を知るための参考ディスクである。
相変わらずの作り込みの丁寧さ。一種の職人的な気質すら感じる。こういう作り込みをするアーティストはクラブ系のアーティストに見られる傾向だが、やはりある程度の影響を受けているらしい。
クレジットの作曲担当のポールのthanks to…にチル・アウト系のアーティストが名前を連ねている(Chris Coco、A Man Called Adam…)ことからも、ポールはチル・アウト系のアーティストとも親交があることがわかる。
そう考えると、作り込みの丁寧さには納得できる点が多い。
曲目
Lighthouse Family
“Whatever Gets You Through The Day”
2001
Polydor
1 Run
2 Happy
3 (I Wish I Knew How It Would Feel To Be)Free/One
4 End Of The Sky
5 Life’s A Dream
6 It’s A Beautiful Day
7 You’re A Star
8 You Always Want What You Haven’t Got
9 Wish
10 Whatever Gets You Through The Day
アーティストの紹介
Lighthouse Family (ライトハウス・ファミリー)プロフィール:
ヴァーカル担当がナイジェリア出身のトゥンデ・バイユー、キーボードや大半の作詞・作曲を担当するのがポール・タッカーというユニット。
また、レコード会社の資料によると「イギリスにおいてはBMWに乗り、スーツを着こなし、週末は仕事を忘れる層が主な購入しているという」二人組。購買層が、生活にゆとりのある人たちであることも特徴的であろう。
デビュー作は結果的に大ヒットとなったが、一時は廃盤になっていた。これを救ったのが、ラジオ局であった。ラジオ局のプッシュもあって、復活の大ヒットとなる。