記事内に広告が含まれています

Kaori Muraji (村治佳織) / Cavatinaの鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(おススメアルバム)

この記事は約3分で読めます。

このアルバム

CAVATINA(カヴァティーナ)というタイトルは映画「ディア・ハンター」で使われた曲から。

このアルバム「カヴァティーナ」では20世紀のギター曲や映画音楽などを取り上げている。

映画音楽からは「ディア・ハンター」以外にも「サウンド・オブ・ミュージック」「バグダッド・カフェ」からも取り上げている。

優しさの中にも激しさもあるギターの旋律が心地良いアルバム。

1曲目のサンバーストは雲間から強く照りつける太陽を意味している。この曲は1989年にジョン・ウィリアムスが録音してから有名となったという。

2曲目は題名のとおり優しい曲である。歌うようなといった方がいいかもしれない。アグスティン・バリオス通称マンゴレと呼ばれる南米パラグアイ出身のギタリスト兼作曲家。生涯に300曲以上を書いている。この曲の最高音は通常のギターにはない第20フレットまでいくそうだ。

5曲目~7曲目はアルゼンチンのギタリスト兼作曲家マクシモ・プホールがアストル・ピアソラへのオマージュとして作曲したもの。ストーリー性に優れた曲である。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
※この年にリリースされたアルバムを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

曲目

Kaori Muraji (村治佳織)
1998
Album title : CAVATINA
Label : ビクターエンタテインメント

村治佳織

1. サンバースト(ヨーク)
2. 森に夢みる(バリオス)
3. はちすずめ(サグレーラス)
4. ベネズエラ風ワルツ第3番(ラウロ)
あるタンゴ弾きへの哀歌(プホール)
5. I .コンフセータ
6. II .憂愁
7. IIIエピローグ
8. カヴァティーナ~映画「ディア・ハンター」(マイヤーズ)
9. ベネズエラ風ワルツ第2番(ラウロ)
黒いデカメロン(ブローウェル)
10. I .戦士のハープ
11. II .こだまの谷を逃げてゆく恋人たち
12. III.恋する乙女のバラード
13. ララバイ(ヨーク)
14. マイ・フェイヴァリット・シングス~映画「サウンド・オブ・ミュージック」(ロジャース)
15. コーリング・ユー映画~「バグダット・カフェ」(テルソン)

アルバムの評価

★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.4
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.4
Aランク:1曲目
Bランク:2曲目、8曲目、14曲目、15曲目

Kaori Muraji (村治佳織)プロフィール:
3歳頃からギターを父・村治昇に習い、10歳から福田進一に師事。翌1989年ジュニア・ギターコンテスト最優秀賞。1993年にデビューリサイタル。1996年にイタリア国立放送交響楽団の定期演奏会に招待されヨーロッパデビュー。
1997年フランス・パリのエコールノルマル音楽院へ留学。アルベルト・ポンセに師事。1999年帰国。
2003年英国クラシック・レーベルのデッカ・レコード(Decca Records)と日本人としては初のインターナショナル長期専属契約を結ぶ。
2005年右手後骨間神経麻痺により演奏活動を休止、治療・静養に入る。2006年1月復帰。

タイトルとURLをコピーしました