このアルバム
Jose Padillaのセカンド・アルバム。
多くの曲がファースト・アルバムからの間にCafe del Mar等で発表されているのを収録している。
前作と比べると曲調のバリエーションが広がっている感じである。前作同様のもあれば、より軽やかな曲、深い印象を与える曲…。バラエティに富んでいる分、Chill Outになじみのなかった人にも聞きやすくなった感じがある。
さて、5曲目はJose Padillaの曲の中で最も有名な曲だが、注目はボーカルの担当がSeal(シール)であること。
もともとSealが有名になったのはクラブ系のボーカルとしてのフィーチャリングであったのだから、不自然ではないが、始め聴いたときは”どっかで、聴いたことのある声質だよなぁ”と思いつつもSealだとは思わなかった。
12曲目はBurt Bacharach(バート・バカラック)の映画「007 Casino Royale(カジノ・ロワイヤル)」の挿入歌”The Look Of Love”を元Brand New Heavies(ブラン・ニュー・へヴィーズ)のN’dea Davenportがヴォーカルをとっている。
ジャケットが異なるバージョンは、1年後に様々なリミックスをぶち込んでリリースされたもの。お得感はあるが、1枚のアルバムとしてのバランスは崩れている。様々なリミックスを聴きたいのであれば、こちらの方が良し。
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Jose Padilla
2001
Album title
“Navigator”
Label : East West
1 Something
2 Las Cazuelas (2000 Remix)
3 Bosaxi (Touched Mix)
4 Navigator (part 1)
5 Adios Ayer (Fresh Mix)
6 Karyn
7 Lontano
8 Dynamic Earth (Gravity Mix)
9 Navigator (part 2)
10 Strolling
11 Nina
12 The Look Of Love
アルバムの評価
★★★★★★★★★☆
【評価の内訳】
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.9
Aランク:5曲目
Bランク:2曲目、3曲目、4曲目、6曲目、7曲目、8曲目、10曲目、11曲目、12曲目
アーティストの紹介
José Padilla(ホセ・パディーヤ)