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(映画)ICHI(2008年)の感想とあらすじは?

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感想/コメント

子母澤寛(しもざわ かん)の「座頭市物語」が原作です。

映像化した「座頭市」は勝新太郎が有名です。

1962年に勝新太郎主演で大映によって映画化されて以来、26作品が公開され、座頭市と言えば勝新太郎というイメージが出来上がっています。

その後、北野武が演じたものもあります。

今回は「市」の設定を女性にして、孤高を貫き生きる女、初めて出会った運命の男との切ない恋の行方を描きます。

正直、無理やり感は否めません。

殺伐とした、それこそハードボイルドの世界が座頭市の世界観だからです。

無理やりな部分は、従来の座頭市のイメージを引きずっているところにもあるでしょう。

座頭市の代名詞といえば、仕込み杖と居合です。その構え方の基本的なコンセプトは、勝新太郎のそれから代わり映えがしません。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

市は瞽女(ごぜ)と呼ばれる盲目の女芸人である。

他の仲間たちと一緒に旅をしていたが、男に襲われた市は、掟に従い一座を追われ離れ瞽女となった。以来、三味線を手にたった一人で旅を続けている。

市はある男を探し続けていた。市に仕込み杖の使い方を教え、逆手一文字の刀さばきを教えた男である。

ある日、道中で市がチンピラに絡まれていると、一人の侍・十馬が止めに入ってきた。だが、十馬は刀を抜くことができない。十馬をよそに、市は仕込み杖でチンピラたちを切り捨てた。

その後、十馬は市に賭場でも恩義を受ける。十馬は武家の剣術の指南役の跡取りながら、幼い頃に母を傷つけたトラウマから、刀を抜くことができなくなっていた。

その十馬を宿場町の若頭である白河組の虎次は勘違いで見込んでしまう。そして十馬は白河組の用心棒として雇われることになる。

白河組の宿場は、万鬼が率いる万鬼党に狙われていたのだ。

やがて、万鬼党の襲撃によって、白河組は致命的な被害を受ける。虎次の父である長兵衛も、息子を庇うことで命を落とした。その闘いによって傷ついた市は、万鬼が市が探し続けている男の宿命のライバルであったことを知る。万鬼は男が病で死去していたことを告げた。

万鬼によって監禁状態にされていた市を十馬が救出した。

市が小太郎に看病されている頃、白河組と万鬼党の最期の闘いが始まっていた。

決死で闘う虎次は、万鬼党のナンバー2である伊蔵を倒した。

刀が抜けないでいた十馬は、土壇場になって刀が抜けるようになり、万鬼を斬った。だが、相打ちだった。

宿場には、かねてからの活気が再現されていた。

市は旅支度を整える。今度の旅は、十馬の母の墓前に彼の刀を納めるためのものだった。

映画情報(題名・監督・俳優など)

ICHI
(2008年)

監督:曽利文彦
原作:子母澤 寛
音楽:リサ・ジェラルド、マイケル・エドワーズ
主題歌:SunMin『Will』
殺陣指導:久世浩

出演:
市 / 綾瀬はるか
万鬼 / 中村獅童
虎次 / 窪塚洋介
喜八 / 利重剛
美津 / 佐田真由美
盲目の男 / 杉本哲太
十馬の母 / 横山めぐみ
お浜 / 渡辺えり
小太郎 / 島綾佑
長兵衛 / 柄本明
伊蔵 / 竹内力
十馬 / 大沢たかお

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