このアルバム
Hotel Costes(ホテル・コスト)第6弾。
前半の展開は、いまいち。後半に行くに従ってよくなっていく。
1曲目:高音域のピアノの音で始まる。その旋律は若干緊張感を強いられる。だが、決して尖っている音ではない。出だしで惹きつける作戦としてはよし。
2曲目:続く曲がちゃんとラウンジ/チルアウト系統につながる。1曲目は計算された出だし。Chill Out cafe volume sette (7)にも収録。
3曲目:1曲目に系統が似ている感じである。ミニマルに流れるアコーディオンの旋律が印象的。
4曲目:で、今度は一転、温かい感じになる。パーカッションの音とゆったりとしたギター。
5曲目:温かい感じから、すこし冷たい感じへ。うーん、どうも音の振れ方が大きい感じ。
6曲目:Stephane Pompougnac自らの曲。だいぶ、曲作りも上手くなってきている。やはり経験を積むとイイ曲が作れるようになるようだ。特にそれがDJとしての能力のある人にはよく当てはまるようだ。ボッサな感じが温かくてよし。
7曲目:6曲目からの続きという感じだが、リズムが強くなっている。
8曲目:ジャジーな感じに移る。この辺りの構成はいかにもラウンジといったところ。
11曲目:ブラジリアンにジャズテイストを混ぜ、さらにブレイクビーツの要素を取り入れている感じ。攻撃的な音楽になっていなく、ラウンジなところに落ち着いているのが面白い。
12曲目:このアルバムの山の頂点といってよいだろう。ボーカル・ハウスもので、温かく、軽く、軽妙で、洒脱な一曲。この曲へ持ってくるために、紆余曲折があったようなアルバム構成。
13曲目:終わりへの始まり。山を越えたら、如何に綺麗に終るか。それが問題でしょう。これは、イイ感じの終わりへの始まり。
14曲目:この終わり周辺の曲は上手い。もしかしたら、終盤の曲構成だけが決まっており、それに前半をくっつけたのか?
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Hotel Costes
2003
Hotel Costes 6
compiled by:
Stephane Pompougnac
label : Wagram
1 Slow Train / In The Black Of Night
2 Stigmato Inc / Reality Check
3 Emmanuel Santarromana / Metropolitain
4 3-11 Porter / Surround Me With Your Love (Mental Overdrive Remix)
5 Tosca / Rolf Royce feat. Stephan Graf Hadik Wildner
6 Stephane Pompougnac / Morenito feat. Clementine (Bossa Mix)
7 Barbara Mendes / Got To Be In Love (Dub Mix)
8 Minus 8 / Snowblind
9 Dutch Rhythm Combo / Come On feat. Annik (Sket Remix)
10 Fingathing / You Fly Me
11 Zimpala / The Breeze Is Black (Moonstarr Remix)
12 Spiro Projecto feat. Josefina Sanner / Bluesless (Radio Mix)
13 Grand Palace / Party’s On
14 Doctor Jazz’s Universal Remedy / Un Monde Sans Frime