【式内社】日光二荒山神社の参拝録(栃木県日光市)神の息吹を感じる下野国一之宮(世界遺産)[国の史跡]

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世界遺産

日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)。式内社名神大社)、下野国一之宮です。

正式名称は「二荒山神社」ですが、宇都宮市の二荒山神社(宇都宮二荒山神社)と区別するため、「日光二荒山神社」と呼ばれます。「日光三社権現」と称されました。

ユネスコの世界遺産に「日光の社寺」として、日光東照宮日光山輪王寺大猷院霊廟を含む)と共に日光二荒山神社(別宮本宮神社、別宮滝尾神社を含む)も中核として登録されています。登録は、103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の建造物群と、建造物群を取り巻く遺跡(文化的景観)でされています。

日光の3つの山(男体山(二荒山)、女峯山、太郎山)の神(大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命)を総称して二荒山大神と称し、主祭神としています。二荒山大神に現在の神が当てられたのは12世紀頃とされます。

中宮祠が男体山中腹の中禅寺湖畔に鎮座します。奥宮が男体山山頂に鎮座しています。

神橋

本当に神が渡っていそうな雰囲気の世界遺産の橋です。

二荒山神社の神橋(しんきょう)は大谷川(だいやがわ)に架かっています。

奈良時代の末、勝道上人が日光山を開くとき、大谷川の急流に行く手を阻まれ、神仏に加護を求めた際に深沙王(じんじゃおう)が現れ、2匹の蛇を放ち、その背から山菅(やますげ)が生えて橋になったという伝説を持つ橋です。

ちょうど参道の日光山内への入り口に位置し、「日本三奇橋」の1つに数えられます。

三奇橋を称する橋は、猿橋(山梨県大月市)、愛本橋(富山県黒部川)、木曽の桟(長野県)、錦帯橋(山口県岩国市)、かずら橋(徳島県祖谷)。古くは「山菅の蛇橋(やますげのじゃばし)」、「山菅橋」・「蛇橋」です。

日光二荒山神社 神橋

「乳の木」と呼ばれる大木を両岸の土中・岩盤中に埋め込み、両岸から斜め上向きに突き出し、両端に橋桁を渡して橋としています。

この工法は、現存する重要文化財指定の木造橋8基の中でも唯一です。

江戸時代以前は山梨県大月市の猿橋のように、橋脚を持たない刎橋の構造であったとされます。東照宮造営と同時に架け替えられ、一般の通行は禁じられました。

現在は渡ることが可能で、入場料(大人300円、高校生200円、小・中学生100円)が必要です。

二荒山神社で神前式を挙げる新郎新婦の姿を見かけることがあります。とても絵になるシーンです。

地図

境内案内

参道から鳥居(神門前)

日光二荒山神社参道

二荒山神社までの参道は世界遺産への道です。

日光二荒山神社参道

鳥居は世界遺産の入り口です。

日光二荒山神社鳥居

縁結びの木

二荒山神社の神門前の鳥居のすぐ近くの宿り木。縁結びの木。

縁結びの笹

縁結びの木があれば、縁結びの笹というのもあります。

神門

2012年

日光二荒山神社

2015年正月過ぎに撮影しました。

正月のピークも過ぎて、落ち着いた感じの二荒山神社。雪が残っていました。

この日はちょうど海外のメディアが取材をしているところでした。東アジア系のメディアのようでした。

2018年

楼門と楼門側の鳥居

2012年。

日光二荒山神社鳥居

2015年正月過ぎに撮影。

2018年

楼門そばにある由緒版

頂ける御朱印の種類

御神木

2012年。二荒山神社内の御神木。

三本杉

日光二荒山神社御神木三本杉

夫婦杉

日光二荒山神社御神木夫婦杉

親子杉

日光二荒山神社御神木親子杉

2015年正月過ぎに撮影。

社務所

2013年。久々に二荒山神社にお参り。世界遺産ですが、普通にお祓いなどが受けられます。もちろん、神前式だってできます。

うちの子は、二荒山神社でお宮参り。世界遺産でのお宮参りとなりました。

日光二荒山神社
日光二荒山神社

社務所の中

2015年正月過ぎに撮影。

2018年。社務所の中から。お宮参りに次いで、七五三の祈祷も受けました。

拝殿

2012年。

日光二荒山神社拝殿

2013年。茅の輪がありました。

夏越祓(なごしのはらえ)の時、神社の参道に設けられるチガヤで作った輪です。

これをくぐる茅の輪くぐりは、正月から半年間のケガレを祓い、残り半年の無病息災を祈願するという意味があります。

茅の輪。蘇民将来の説話に由来する行事です。蘇民将来はスサノオと習合しているので、スサノオの神事と言っても良いかもしれません。

2015年正月過ぎに撮影。

2018年。

さざれ石

2015年正月過ぎに撮影。

神楽殿

2012年。

日光二荒山神社

2018年。

子授け安産の石

唐銅灯篭

高野槇

神輿舎

境内外社案内図

二荒山神社の境内外社案内図

日光二荒山神社案内図

二荒霊泉

二荒山神社の境内外社 二荒霊泉

目の病気に効くとされる「薬師霊泉」と、おいしいお酒ができるといわれている「酒の泉」の水が合流した泉です。

摂社と末社

別宮

別宮の2社は、本社とともに「日光三社」と称され、かつては「日光三社権現」とも総称されていました。

本宮神社(ほんぐうじんじゃ)

本宮神社の近くには神橋がある。

祭神:味耜高彦根命 – 太郎山祭神。「日光山内」の入り口に鎮座。
鎮座地は本社の旧鎮座地と伝わる。

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滝尾神社(たきのおじんじゃ)

祭神:田心姫命 – 女峯山祭神。
「日光山内」の北奥、白糸の滝付近に鎮座する。

滝尾神社境内社
滝尾高徳水神社(祭神:罔象女大神)

本社境内社

朋友神社(みともじんじゃ)

祭神:少名彦名命

大国殿

祭神:招き大国
内部には大太刀「太郎丸」が展示されています。

日枝神社(ひえじんじゃ)

祭神:大山咋命

本社周辺

若子神社(じゃっこじんじゃ)

祭神:下照姫命。
境内には寂光の滝がある。

北野神社

中宮周辺

稲荷社

日光連山

女峰山神社

祭神:田心姫命。
女峰山山頂に鎮座。

太郎山神社

祭神:味耜高彦根命。
太郎山山頂に鎮座。

志津宮

祭神:大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命。
日光連山の中心に鎮座し、古くから修験道の拠点とされた。

大真名子山神社

祭神:味耜高彦根命。
大真名子山山頂に鎮座。

小真名子山神社

小真名子山山頂に鎮座。

赤薙山神社

祭神:少彦名命。
赤薙山山頂に鎮座。

日光二荒山神社の概要

社格等

古代社格制度式内社名神大
中世社格制度下野国一宮
近代社格制度国幣中社
現代の制度別表神社
創建本社:神護景雲元年(767年)
中宮祠:延暦3年(784年)
奥宮:天応2年(782年)
主祭神二荒山大神
大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命の総称)
備考

文化財

国指定

国宝小太刀 銘来国俊・黒漆蛭巻太刀拵(工芸品)
大太刀 銘備州長船倫光貞治五年二月日 附:野太刀拵(工芸品)
重要文化財本社 11棟(本殿、唐門、掖門及び透塀 2棟、拝殿、鳥居(銅製)、神輿舎、大国殿、末社朋友神社本殿、末社日枝神社本殿、神橋
別宮滝尾神社 7棟(本殿、唐門(附 石玉垣)、拝殿、楼門、鳥居(石造、社殿正面)、鳥居(石造、神木三本杉前)、鳥居(石造、霊石子種石前))
別宮滝尾神社の附指定(参道(楼門より三本杉に至る)、石橋及び石柵、石燈籠 5基)
別宮本宮神社 5棟(本殿、唐門及び透塀 2棟、拝殿、鳥居(石造))
中宮祠 7棟(本殿、拝殿、中門、掖門及び透塀 2棟、鳥居(銅製) – 南口。、鳥居(銅製) – 登拝口。)
中宮祠の附指定(銅燈籠 2基)
登録有形文化財

県指定

有形文化財州浜松竹双鶴鏡(工芸品)
胡蝶双鳥鏡(工芸品)
御神馬用馬具(工芸品)
太刀 銘重次(工芸品)
太刀 銘国定(工芸品)
太刀 銘行次(工芸品)
太刀 銘景秀(工芸品)
刀 銘肥前国住近江大掾藤原忠廣(工芸品)
木造仮面(工芸品)
刀 銘(表)河内大掾藤原国定・(裏)奥州会津住(工芸品)
太刀 無銘(工芸品)
黒漆革蛭巻太刀拵(工芸品)
太刀 無銘、黒漆革蛭巻鱗文付太刀拵(工芸品)
大太刀 無銘、号 太郎丸(工芸品)

市指定

有形文化財有形民俗文化財
・巫女石
史跡
・末社北野神社石造群

公式ページ

日光二荒山神社
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住所と地図

本社:栃木県日光市山内2307

日光の社寺

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