白石一郎の「海王伝」を読んだ感想とあらすじ

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覚書/感想/コメント

「海狼伝」の続編

日本を飛び出した黄金丸と乗組員たち。そして、この航海と共に成長していく笛太郎と三郎の二人。さらに今回は牛之助とプラヤーの二人の活躍も目が離せない。

日本を飛び出してしまったため、舞台となる範囲が広大になってしまった。なんと主人公たちは東南アジアのシャムまで行ってしまったのだ。

シャムに行った日本人といえば山田長政が有名であり、当時それなりの日本人が交易等で住んでいたらしい。

このあと、江戸幕府の鎖国政策により、これら海外に居住する日本人は日本に戻ることができなくなってしまうのだが、こうした事実を踏まえると、主人公たちのように日本を飛び出す船乗りたちもそれなりにいたのだろう。あながち途方もない設定ではない。

内容/あらすじ/ネタバレ

頭である能島小金吾を失った黄金丸は、笛太郎を新たな頭として小金吾の意志を継いで、明国との貿易に乗り出す。

そのはずだったが、海流の流れのために、明国とは逆に紀州熊野沖を漂流していた。そこで同じく漂流していた牛之助を助けた一同は、自分たちのいる位置をようやく知ることができた。

船を明国へと向け再出発したが、途中で立ち寄った沖縄で明国との貿易の困難性を認識する。しかし、ここで引き返すわけにも行かず、シャムへと向かう。

そして、シャムには笛太郎の父親と思われるマゴーチがいるはずである。

本書について

白石一郎
海王伝
文春文庫 約四八〇頁
戦国時代

目次

山の男
漂流
鎖ざされた海
海賊たちの旗
王者の川
異母弟
夕映えの海

登場人物

呼子(三島)笛太郎
雷三郎
龍神牛之助
プラヤー
馬格芝(マゴーチ)
馬剣英

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