佐藤雅美の「槍持ち佐五平の首」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

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覚書/感想/コメント

実際にあった事件を扱った短編集。

人間は頑固、見栄、強欲、名誉といった、あらゆる煩悩から解放されない生き物なのだろうが、この短編集に収められた話は、そうした煩悩がもたらす結果が禄なものではないことを如実に物語っており、面白い。

内容/あらすじ/ネタバレ

小南市郎兵衛の不覚

行き遅れの羽太家の「ふさ」の惚れっぽさが災いして、羽太家と小南家の意地の張り合いに発展し、やがて、双方の家に多大な犠牲を強いることになる。

槍持ち佐五平の首

陸奥相馬家の参勤交代の時の話。会津松平家の家臣が、陸奥相馬家の家臣に無理難題をふっかけたことにより起きた事件を題材。

ヨフトホヘル

蝦夷、樺太の探検で知られる近藤重蔵。とんでもない食わせ物で、方々でもめ事を起こしていた。

重怨思の祐定

いつの世にもあるいじめ、西丸御所院御番であったいじめの話。度重なるいじめにとうとう・・・

身からでた錆

町奉行矢部駿河守定謙の話。すっかり探偵根性の染みついた矢部が、えらい騒動を引き起こす

見栄は一日恥は百日

陸奥弘前津軽家の見栄の話。津軽家の隠居右京太夫寧親の見栄が、身分にあるまじき振る舞いをさせることとなり、津軽家に不幸をもたらす。

色でしくじりゃ井上様よ

浜松六万石の大名が押して不義(強姦)におよんだ話。

何故一言諫メクレザルヤ

天保の改革を行った水野越前守忠邦の先祖、忠辰の話。家臣の謀略により・・・

本書について

佐藤雅美
槍持ち佐五平の首
文春文庫
江戸時代
短編集

目次

小南市郎兵衛の不覚
槍持ち佐五平の首
ヨフトホヘル
重怨思の祐定
身からでた錆
見栄は一日恥は百日
色でしくじりゃ井上様よ
何故一言諫メクレザルヤ

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