護良親王と護良親王墓所の訪問録(神奈川県鎌倉市)南北朝時代の悲劇の皇太子

護良親王の墓所入り口寺社
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

護良親王墓所

今回の鎌倉散策の目的の一つ。ちょうど、北方謙三氏の南北朝ものを読み終えたばかりで、ゆかりの地を訪ねようという目的があった。その一つが「大塔宮」こと護良親王の墓所。

墓所を見るつもりだったが、階段は急で、なおかつ、手すりもない。

いやぁ、怖いのなんのって…

登るのを何のためらいもなくあきらめた。

南北朝時代の人物、護良親王の墓所。護良親王(大塔宮)は後醍醐天皇の第三皇子。皇位継承第一位。

護良親王の墓は、理智光寺跡の谷にあり、宮内庁が管理。急な階段を上った先に墓所がある。階段の両端には手すりがない…。

宮内庁管理のため、文化財保護法の適用外になるのだろうか。史跡等の指定がされてない。本来ならされるべきだろうと思う。

住所と地図

住所 神奈川県鎌倉市二階堂754

スポンサーリンク

護良親王(もりながしんのう/もりよししんのう)

鎌倉宮宝物殿の護良親王像
鎌倉宮の護良親王像

護良親王(もりながしんのう/もりよししんのう)

延慶元年(1308)~建武2年(1335)。

鎌倉時代から南北朝時代の皇族。後醍醐天皇の第3皇子。母は北畠師親の娘・源親子。北畠親房とはいとこ関係。

初め出家して、文保2年(1318)に三千院(梶井門跡)に入室と伝えられる。大塔でもあるので、大塔宮(おおとうのみや)と称した。

天台座主となる

梶井門主を継いで天台座主となる。元徳1年(1329)に延暦寺大講堂を修理した。法名は尊雲。異例の若さで天台座主への就任は延暦寺の勢力を討幕運動に組み込むための布石であった。天台座主となり関東調伏の祈祷をし、山門衆徒の収攬に努めた。

還俗して挙兵する

後醍醐天皇の討幕計画に協力して、元徳3年(1331)に元弘の変(第2次討幕運動)に挙兵した。僧兵を率いて活躍、この間に還俗して護良と改名。熊野・吉野辺に潜行して国々諸方に令旨を発し勤王の兵を募る。

当初、弟・尊澄法親王(宗良親王)と共に八王子に布陣したが六波羅軍との合戦に敗れ、楠木正成の籠もる赤坂城へと逃れた。しかし赤坂城も落ちたため、幕府の追及を逃れて十津川熊野へと逃れた。再起を期して各地の武士や社寺に反幕府の決起を促した。

正慶1/元弘2(1332)年、後醍醐天皇が隠岐に流されたころに還俗して護良と改名。吉野で挙兵し討幕の令旨を各地の反幕府勢力に送った。令旨に応じて楠木正成が千早城で挙兵し、赤松則村が播磨苔縄城で挙兵した。

千早城が鎌倉幕府軍に包囲されたとき、護良親王は吉野十津川宇多内郡の野伏に兵糧米が包囲軍の手に渡らないように往来の路を塞ぐことを命じた。護良親王は河内信貴山に兵を進め、赤松則村の六波羅攻撃を援助した。

征夷大将軍となる

正慶2/元弘3年に幕府方であった足利高氏(のち尊氏)の寝返りにより六波羅(ろくはら)が落ち、後醍醐天皇が入京した。

後醍醐天皇の京都還御とともに入洛して、「建武新政」下で征夷大将軍となり兵部卿に任じられた。しかし、まもなく父後醍醐との疎隔が深まり、征夷大将軍を解任され声望を失った。

謀反の罪で鎌倉へ流される

征夷大将軍の任官をめぐって足利尊氏と反目し、足利尊氏を襲撃しようとしたが失敗した。建武1年(1334)に、足利尊氏と藤原廉子(のちの新待賢門院)の護良親王に帝位を奪う陰謀ありとする讒言を信じた後醍醐天皇が、結城親光、名和長年ら命じて清涼殿の和歌の席で捕縛した。

謀反の罪で鎌倉に流され、足利直義によって鎌倉二階堂の東光寺に幽閉された。

建武2年(1335)、北条時行が鎌倉へ侵攻した中先代(なかせんだい)の乱で、形勢不利のため西上する足利直義の命によって、家人・淵辺義博によって殺された。非業の最期は、淵辺義博が実は親王を逃したという伝説を生んだ。

墓所は二階堂理智光寺谷。護良親王を祭る鎌倉宮は明治2年(1869)に創建された。

「梅松論」に「武家(尊氏)よりも君(父天皇)の恨めしく渡らせ給ふ」という言葉が残されている。

大塔宮(護良親王)が登場する小説

北方謙三の南北朝ものがおススメ。

北方謙三の「楠木正成」を読んだ感想とあらすじ

北方太平記(北方南北朝)の一絵巻。楠木正成を描いている。一連の北方太平記の中で、関連性の強いのは赤松円心を描いた「悪党の裔」である。合わせて読むのがよいだろう。というよりも、この一連の作品群をまとめて読むといいだろうと思う。

大塔宮(護良親王)縁の地

鎌倉宮(大塔宮)の参拝録(神奈川県鎌倉市)南北朝時代の護良親王ゆかりの場所

鎌倉宮(大塔宮)の紹介と写真の掲載。北方謙三氏の南北朝ものを読み終えて、訪ねたくなった場所。護良親王(もりながしんのう)を祭神とする。別名 大塔宮(おおとうのみや)。

Do NOT follow this link or you will be banned from the site!
タイトルとURLをコピーしました