北原亞以子の「恋忘れ草」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

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覚書/感想/コメント

第109回直木三十五賞受賞作品

直木三十五賞授賞の記者会見で、「江戸のキャリアウーマンを書いたのです」と語っている通り、恋忘れ草の主人公は皆女性で、それぞれが手に職をもっている。

「恋風」は手跡指南、「男の八分」は筆耕、「後姿」は娘浄瑠璃、「恋知らず」は小間物問屋の娘、「恋忘れ草」は女絵師、「萌えいずる時」は料理屋の女主人である。

また、本作では連作の形をとっているのが特徴であろう。独立した短編の形式ではなく、それぞれの短編の中に別の短編の主人公を名前だけでも登場させることで連作の形式にしている。

おそらくは、連作にすることで、作品として同時代性を持たせたかったのだろう。このことは、うまく行っていると思う。面白い試みだと思う。

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内容/あらすじ/ネタバレ

恋風

手跡指南の女師匠の荻野の元に手習いの願いにきた、近くの店の手代栄二郎。煩わしく思うも、引き受けてしまう。やがて、岡っ引きの五郎次が父に関することで、脅しをし始め…

男の八分

筆耕で生活していた香奈江の所に元夫がやってきた。折しも、筆耕を頼まれた井口東夷がやってきて…

後姿

娘浄瑠璃のおえんに、しんかたりにという話がやってきた。

恋知らず

お紺が考えた意匠の簪がよく売れた。幼なじみの秀三郎はお紺の様子を見にやってきたが…

恋忘れ草

おいちは女絵師。彫り師の才次郎のことを憎からず思っていたが…

萌えいずる時

お梶の店はそこそこ繁盛していたが、元夫の粂蔵がやってきて窮状を訴える。

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本書について

北原亞以子
恋忘れ草
文春文庫 約二五〇頁
連作短編集
江戸時代

目次

恋風
男の八分
後姿
恋知らず
恋忘れ草
萌えいずる時

登場人物

恋風
荻野
栄次郎
五郎次

男の八分
香奈江(長谷川里香)
稜之助
井口東夷(静馬)

後姿
おえん

恋知らず
お紺
秀三郎
平太

恋忘れ草
おいち(芳花)
才次郎

萌えいずる時
お梶
粂蔵

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