北原亞以子の「深川澪通り木戸番小屋 第3巻 新地橋」を読んだ感想とあらすじ

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覚書/感想/コメント

シリーズ第三弾目。

今回は、「鬼の霍乱」でお捨が病に倒れてしまう。快復したあとは、お捨のころがるような笑い声が響くのだが、その間の笑兵衛の心境がおかしくも、悲しい。

そして、お捨が倒れたと知ったときの周りの人間の温かさがしみる。これだけ周りに慕われているというのがよく分かる一編である。

また、この「鬼の霍乱」では、一作目で登場した清太郎、おうの夫婦が再登場している。

このシリーズでは、以前に主人公として登場した人物がちょこちょこ再登場する。このおかげで、深川で生活している人の息がよく感じられるような気がする。人との繋がりが長屋を通じて感じられる好作品である。

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内容/あらすじ/ネタバレ

新地橋

深川の遊女から身をあらったおひでは嘉六と夫婦になったが、おひでは杵二郎が忘れられなかった。その杵二郎が戻ってくると聞いて、二人はそれぞれに心境が複雑であった。

うまい酒

惣七は腕の良い左官屋である。深川にきたときには行き倒れ寸前だったが、その腕で何とか助かった。深川での新しい生活に慣れてきたころ、無意味に人の世話をする善蔵と知り合う。

深川育ち

おしんとおみねの姉妹で営む小さな飲み屋。伊三郎という正体がよくしれない若者がいつもやってくる。妹のおみねがその伊三郎に惚れてしまい…

鬼の霍乱

お捨が病気で倒れた。皆が心配してくれるが、笑兵衛は早くお捨が快復しないかと思っている。最近越してきた浜吉はねたみと羨望が入り交じった気持ちで、そんな笑兵衛らの姿を見ている。

親思い

豊松は武士の息子であった。そこにある藩から、忠臣の息子ではないかという話が舞い込んできたが…

十八年

同じ親方の元で働いてきた弟子二人。器用で腕のよい藤松と不器用な伊与吉。それぞれの歩み方は異なっていた。

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本書について

北原亞以子
新地橋
(深川澪通り木戸番小屋)
講談社文庫 約二六〇頁
短編集 江戸時代

目次

新地橋
うまい酒
深川育ち
鬼の霍乱
親思い
十八年

登場人物

お捨
笑兵衛
弥太右衛門
神尾左馬之助
岡っ引の伝次

新地橋
おひで
嘉六
杵二郎

うまい酒
惣七
正吉
善蔵

深川育ち
おしん
おみね
仁助
伊三郎

鬼の霍乱
清太郎
おうの
浜吉

親思い
豊松
おげん
吾助
おみね

十八年
伊与吉
藤松
岩五郎

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