池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安 第6巻 梅安影法師」を読んだ感想とあらすじ

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覚書/感想/コメント

前作がクライマックスとすると、本作はその余韻を引く作品となる。

梅安を付け狙う仕掛人たちと梅安たちの息詰まる攻防。どちらに軍配が挙がるのかが本書の見所である。

なお、本書の題名「梅安影法師」は最後まで読めばなるほどと納得のいく題名である。

内容/あらすじ/ネタバレ

前回、梅安を仕掛けるのに失敗した鵜ノ森の伊三蔵は、上州と越後の国境に近い温泉地で湯治をしていた。そして、いかにして梅安を殺すかの思案を重ねている。やがて、思案がまとまり、深い雪山を下りた。

梅安は、日頃世話になっている片山清助の体調が思わしくないのを聞き、治療に赴く。治療は順調にいくが、どうにも片山清助の顔色がすぐれない。何か事情があるらしいが、詳しいことを聞き出せないでいた。

その頃、殺された白子屋菊右衛門の手下が、梅安を殺すために仕掛人を二人送り込んだ。この二人は組んで梅安を仕掛けるのではない。それぞれが別々に梅安を狙うのである。梅安と彦次郎は常日頃から、注意を怠らずにいるためになかなか隙がない。

片山清助の体調は徐々に良くなっていくが、相変わらず、何かをうちに秘めている。梅安は強引に片山清助の口を割らせた。

すると、片山清助は、幕府の奥御右筆を務める駒井助右衛門周之から毒薬を求められた。恐ろしくなった清助は、これを断ったものの、逆に命を狙われることになった。梅安は、このことを聞き、彦次郎と一計を案じる。

一方、梅安を付け狙う仕掛人たちは次から次へと梅安へ襲いかかる。この仕掛人たちと梅安たちの対決はどうなるのか?そして、片山清助の命はどうなるのか?

本書について

池波正太郎
梅安影法師
仕掛人・藤枝梅安
講談社文庫 約二四〇頁
長編
江戸時代

目次

殺気の闇
三人の仕掛人
稲妻
春雷
逆襲
菱屋の黒饅頭

登場人物

鵜ノ森の伊三蔵…仕掛人
石墨の半五郎…仕掛人
三浦十蔵…仕掛人
笹屋伊八(山城屋伊八)…白子屋菊右衛門の手下
切畑の駒吉…白子屋菊右衛門の跡目
武蔵屋政五郎…料理茶屋
駒井助右衛門周之…幕府奥御右筆
片山清助…啓養堂主人

池波正太郎の仕掛人・江戸の暗黒街

仕掛人

江戸の暗黒街

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