池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安 第5巻 梅安乱れ雲」を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

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覚書/感想/コメント

シリーズ第五弾。

白子屋菊右衛門と梅安の対決がいよいよ佳境へと向かう。梅安シリーズの中においてクライマックスの一つとなる作品である。小杉十五郎と出会ってから、白子屋菊右衛門との確執が始まり、そして本作へとつながる。

白子屋菊右衛門と梅安の対決はどのような結末を迎えるのかは、本書で確認して頂きたい。

内容/あらすじ/ネタバレ

梅安雨隠れ

梅安は自分の育ての親であり、恩師でもある津山悦堂を刃で傷つけた男・関口孫次郎を雨宿りしている小屋で見かける。見逃すことが出来ない梅安は関口孫次郎を付け狙う。

この関口孫次郎は本名を高沢平馬といい、父を殺した小島伝七郎に仇討ちを挑む身であった。

梅安乱れ雲

大坂から白子屋菊右衛門が江戸に上ってきた。一つには梅安を仕掛けるためであり、もう一つは江戸で囲っているお八重が何者かによってさらわれたからである。白子屋菊右衛門は大坂を立つ前に、北山彦七と田島一之助という凄腕の仕掛人を梅安を殺すために放っていた。

その頃、梅安は小杉十五郎を追って、東海道を京へと向かっていた。どうも小杉十五郎が白子屋菊右衛門を殺すために出立したように思えたからである。しかし、いっこうに小杉十五郎の足取りがつかめない。それもそのはず、小杉十五郎は怪我をし、東海道の途中で足止めをくらっていたのだ。

小杉十五郎の足取りがつかめない中、梅安は腹痛を訴える若い侍を見かけ、放っておけなくなり治療を施す。実はこの若い侍は梅安を仕掛けるために放たれた田島一之助だったのだ。

しかし、双方ともそういう事情を知らずにいた。

梅安と小杉十五郎が江戸を離れている間、彦次郎は音羽の半右衛門から仕掛の依頼を受ける。相手は白子屋菊右衛門だという。何を隠そう、白子屋菊右衛門の妾であるお八重を拐かしたのは音羽の半右衛門なのである。

これは白子屋菊右衛門を大坂からおびき寄せるためにしたことである。

白子屋菊右衛門と梅安の息詰まる対決はどうなるのか?

本書について

池波正太郎
梅安乱れ雲
仕掛人・藤枝梅安
講談社文庫 約三二〇頁
短編+長編
江戸時代

目次

梅安雨隠れ

梅安乱れ雲
 寒烏
 凶刃
 東海道の雪
 瀨戸川団子
 薬湯と白飴
 引鶴
 殺気
 鵜ノ森の伊三蔵
 剃刀
 神田明神下
 東海道・藤枝宿

登場人物

梅安雨隠れ
 関口孫次郎(高沢平馬)…浪人
 小島伝七郎

梅安乱れ雲
 北山彦七…仕掛人
 田島一之助…仕掛人
 鵜ノ森の伊三蔵…仕掛人
 お八重…白子屋菊右衛門の妾
 守山の繁蔵…白子屋菊右衛門の手下
 鶴蔵…古着屋

池波正太郎の仕掛人・江戸の暗黒街

仕掛人

江戸の暗黒街

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