藤沢周平の「彫師伊之助捕物覚え 第2巻 漆黒の霧の中で」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

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覚書/感想/コメント

彫師伊之助捕物覚えの第二弾。

ハードボイルド小説としての要素がふんだんにある小説である。藤沢周平が海外のハードボイルド小説を読みあさったというのは有名な話しであるが、その読みあさった小説群がこの彫師伊之助捕物覚えシリーズに見事に還元されている。

  1. 消えた女-彫師伊之助捕物覚え-
  2. 漆黒の霧の中で-彫師伊之助捕物覚え-
  3. ささやく河-彫師伊之助捕物覚え-

内容/あらすじ/ネタバレ

伊之助は仕事に行く途中で、川から引き上げられた死体を見かける。ふと興味を覚えて死体を見ると、何かに刺された痕がある。殺しだ。

その殺しで、定町回り同心の石塚宗平が伊之助を訪ねてきた。岡っ引の多三郎を助けてやって欲しいというのだ。殺された男は、七蔵という名だった。しかし、得体の知れない男のようである。伊之助は軽い気持ちで助けることにした。

伊之助が七蔵の足取りを追っている内におぼろげながら七蔵という男が分かってきた。七蔵というのは偽名のようで、呉服屋駿河屋に勤めていた七之助というのが本名らしい。しかも、おさきという妻がいたのだ。

しかし、このおさきはある時、消えるようにしていなくなっている。その時に数人の男がおさきの荷物を運んだらしい。男たちは丸に八の印半纏を羽織っていた。

そのおさきを探して七之助は方々を探していたらしい。そして七之助は海竜寺という寺を度々訪れていたようだ。この寺で易者に相談をしていたらしい。

ここまでの足取りを掴んだところで、伊之助は何者かに狙われる。伊之助が狙われる理由は一つしかない。七之助を追っていたからだ。しかし、相手の何に迫ったから狙われたのかが分からない。

本書について

藤沢周平
漆黒の霧の中で
彫師伊之助捕物覚え
新潮文庫 約二六五頁
江戸時代

目次

漆黒の霧の中で

登場人物

伊之助
おまさ

石塚宗平…定町回り同心
多三郎…岡っ引
庄助…下っ引

七蔵(七之助)
おさき

駿河屋万次郎…呉服屋
穂積…浪人

藤蔵…彫藤親方
峰吉
圭太

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