エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第8巻 悪魔の見習い修道士」を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!)

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覚書/感想/コメント

本シリーズの根底には、イングランド王位僭称者スティーブンと女帝モードの争いがある。今回の事件は、このことが大きく係わっている。どのように本書の中で係わっているのかは、本書を読んで確認して頂きたい。

本書では、かつてカドフェルの助手だったマークが久々に登場する。彼は順調に修道士としての生活を歩んでおり、着実に司祭への道を歩んでいるように感じる成長ぶりを見せている。

また、アイスーダ・フォリエットという、まだ少女を脱していない娘が登場するが、この子がしっかりしている。第5巻「死を呼ぶ婚礼」で登場したエイヴィスのような逞しさを感じる。

さて、今回も、もちろん事件が起き、カドフェルとヒュー・ベリンガーのコンビが立ち向かうのだが、犯人の目星を最後まで間違えて読んでしまった。だから、犯人が分かったときは、やられたと思った作品である。

内容/あらすじ/ネタバレ

荘園主の次男メリエットが修道士見習いとしてシュルーズベリにやってきた。あまりにも勤勉すぎる彼に周囲はとまどいを感じる。

そして、ある夜、彼はうなされ叫び声をあげた。メリエットと同じ修道士見習いは彼を恐れ、悪魔に取り憑かれていると噂した。

大聖堂参事会員のエルアードがやってきて、司教の使者であるピーター・クレメンスの行方が分からなくなっていることを告げた。奇しくも、行方不明になった前日に彼はメリエットの家を訪問していたのだ。

メリエットは修道院長の計らいで、修道士マークのいる施療院で働くことになる。ある日、薪を集めに行った先で、マークとメリエットは人の死体を見つける。

メリエットがうなされる夢と、クレメンスが行方不明になったことには関係があるのか?そして、発見した死体は誰なのか?

本書について

エリス・ピーターズ
悪魔の見習い修道士
光文社文庫 約320頁
12世紀イギリス

登場人物

カドフェル…修道士
ラドルファス…修道院長
マーク…修道士
ジェローム…副院長ロバートの書記で腰巾着
エルアード…大聖堂参事会員
ピーター・クレメンス…司教の使者
レオリック・アスプレー…荘園主
ナイジェル・アスプレー…レオリックの長男
メリエット・アスプレー…レオリックの次男
アイスーダ・フォリエット…荘園の相続人
ロスウィザ・リンデ…ナイジェルの婚約者
ジェイニン・リンデ…ロスウィザの双子の弟
ヒュー・ベリンガー…執行副長官

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