
黒田涼の「ヴィジュアル版 江戸城を歩く」を読んだ感想
江戸城(皇居)周辺は何度か歩いているが、本書を読んで、見過ごしている場所が多々あることに気が付いた。いつか、本書を片手に江戸城を歩きたい。江戸城はとても規模の大きな城だった。
著者は日本建築史、建築技術史が専門。建築が専門だけに、神社の建物の解説が優れている。イラスト入りという点も、とても見やすくていい。有名な神社を例にして解説を加えている点もいい。
北方太平記(北方南北朝)の一絵巻。征西将軍宮(懐良親王)と菊池武光を描いた作品である。後醍醐帝も楠木正成も新田義貞も去った後の南朝を代表する人物たちである。
暗い過去を持つ男達。それが繰り広げるミステリー・サスペンス。主人公の北町定廻り同心の木暮信次郎と、岡っ引きの伊佐治、遠野屋清之介の三人の関係はこの作品だけでは終わらない。