池波正太郎の「若き獅子」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント

★★★★☆☆☆☆☆☆

平均すると短編あたり三〇頁を下回る極めて短い短編集。そのため、内容はかなり割愛させて頂いた。

池波正太郎の作品群の中では数少ない(それなりには書いているのだが)歴史上の人物を扱った作品集。どちらかといえば、小説というよりは、エピソード集として読んだ方が楽しめる内容である。

短編のテーマとなっているそれぞれの人物は、有名な人物ばかりで、多くの歴史小説家がテーマにしている人物である。この短編集で興味を持った人物がいれば、その人物を描いた別の作家の歴史小説を読んだ方が良いと思われる。

そういう意味で、橋渡し的な役割としてこの短編集を読まれると良いと思う。

内容/あらすじ/ネタバレ

「忠臣蔵」
御存知、忠臣蔵で有名な火消し大名・浅野内匠頭長矩と家老・大石内蔵助、吉良上野介にまつわるエピソード。

奇人・北斎
フランス絵画に影響を与えた葛飾北斎と娘・お栄の破天荒な生き方を描く。

若き獅子
幕末・長州藩の異端児、高杉晋作の短くも激烈な人生を描く。

悲運の英雄
幕末・長岡藩の重臣・河井継之助の生き様を描く。

壮烈なる孤忠
幕末・会津藩主・松平容保の徳川家に対する無二の忠誠を描く。

新選組敗走記
幕末・京で活躍した新選組が、官軍に追われ、組が解体した後の隊士それぞれの生き様を描く。

明治元年の逆賊
幕末・逼迫した徳川幕府の財政を支えた小栗上野介忠順の生き様を描く。

本書について

池波正太郎
若き獅子
講談社文庫 約一九五頁
短編集
江戸時代

目次

「忠臣蔵」
奇人・北斎
若き獅子
悲運の英雄
壮烈なる孤忠
新選組敗走記
明治元年の逆賊

登場人物

「忠臣蔵」
 浅野内匠頭長矩
 大石内蔵助

奇人・北斎
 葛飾北斎
 お栄

若き獅子
 高杉晋作

悲運の英雄
 河井継之助

壮烈なる孤忠
 松平容保

新選組敗走記
 新選組

明治元年の逆賊
 小栗上野介忠順

タイトルとURLをコピーしました